miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

茶壷道中と茶坊主たち

2010-04-29 | Weblog
神坂次郎さんの著に、「今昔おかね物語」という本があります。戦国時代から、江戸時代のお金に関する1話を2ページ程度にまとめて、93話掲載していますが、なかなか面白い本です。例えばわらべ歌などに歌い継がれている、お茶壷道中の概要をを紹介すると、次のようになります。

第68段 役得の心得・・・3個の茶壷を運搬する御茶奉行は、お数寄屋坊主など120人、馬23頭、お茶壷道中の権威をひけらかして、行く先々の宿駅の役人や、その領国の大名達から召し上げた、金品を運ぶためのものである。あまりにもお茶壷道中の威光がすさましいので、大名行列や旅人達は、お茶壷行列と聞いただけで、道を避け逃げて行った。童謡の「茶壷に追われて、とっぴんしゃん」がこれです。特に下級官僚の、お数寄屋坊主などは、権威をかさに、恐喝同然の旅を続けていた。

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