第３１回大阪女子国際マラソン、ロンドンオリンピック選考競技で、４年前の雪辱を拭うべく出場した福士加代子に注目されましたが、重友（てんまや）が２０キロ地点からロングスパートに入り、完全優勝を果たしました。２時間２３分２３秒、オリンピック代表ほぼ決定です。最初から最後まで、完全にトップを維持しての優勝、これこそ完全優勝です。これが決まれば、てんまやは、４回目のオリンピックに連続代表を送ることになります。
４人居たペースメーカーが１７キロ地点では、清水裕子（積水化学）一人になり、トップ集団が、野尻、福士、重友の３人になりました。２０キロ地点でペースメーカーが離れると同時に重友がスパート、すかさず福士が追走、２７キロ地点までは、福士が有利かなと、思わせる場面もありましたが、この地点でガックンと福士の速度が落ち、重友の独走になりました。特記すべきは、クロスカントリィーから転向した、野尻あずさが、２時間２４分５７秒で日本勢２位を記録しました、これは先般横浜で優勝した、木崎よりもいいタイムになります。
残念ながら、福士は９位に落ち、２時間３７分３８秒でした。今回２０キロまで、キッチリペースを創り上げた清水裕子は優れたペースメーカーでした。
勿論、期待していたのは福士加代子だ私だけではないかと思う日本中が期待していたでしょう。
直近の４０ｋｍ走では２時間２１秒台の記録で走ったという報道も聞いていましたしアメリカでも３位。圧倒的に日本のランナーが本気で取り組めば結果は出るはずだと誰もが思っていたに違いない、重友がここまでやるとは、当本人だってどこまで自信があったか、ただ今 大会の目標は２時間２４分を切ることだけを願っていたことでしょう。あの走りは見ていても感動させられる走りでした。 よく頑張った おめでとう。