大平正芳という総理大臣がいました。無口な話べたの総理でしたが信念の人でした。その人の生涯を描いた小説の題名が「茜色の空」です。戦後の保守政権で、思想的流れでは、吉田茂~池田勇人~大平正芳~宮沢喜一の流れになります。現自民党の元総理福田さんの父親、福田赳夫さんが、野党の社会党と組んで、大平総理に不信任案を突きつけるという、抗争までありました。それに比べたら、民主党の管・小沢抗争などおとなしい方です。
その大平さんが総理になったとき、アメリカのライシャワー駐日大使から密約を知らされて驚き、直ちに公表しようとしたが、外務省や、外務省との折衝に当った秘書官に抑えられ、公表できず総理在任のまま逝去されたいきさつがあります。岸信介・佐藤栄作の兄弟が総理の時代に、沖縄返還と、数々の密約が積み重なり、不平等条約でがんじがらめになっていました。大平さんの流れを保守本流といいます。護憲派で田中角栄もこの流れですが、アメリカに対しても、言うべきことは、きちっと言っていたようです。もう一方の流れを保守傍流と言われますが、改憲派で、国内で言ってることは真に勇ましいのですが、アメリカには、100%恭順の姿勢です。
産経新聞と、日本工業新聞が出版している雑誌に「正論」と言うのがあります。右翼を代表するような感じの雑誌です。私もどちらかと言うと、右よりかと自覚していますが。正論への寄稿者には、かなり距離を感じます。自民党傍流のタカ派といわれる方々の、記事も時々眼にしますが、尖閣問題の特集では、中国を味噌糞のあつかいです。例えば「中国と呼ぶのは、日本だけで、国際的呼称は、シナ、シネ、シノ、チャイナ、であり、国々の中で最高の国という意味の中国なんて呼称はもっての外。筆者はシネが一番気に入っている」と言った調子の記事が続きます。
その大平さんが総理になったとき、アメリカのライシャワー駐日大使から密約を知らされて驚き、直ちに公表しようとしたが、外務省や、外務省との折衝に当った秘書官に抑えられ、公表できず総理在任のまま逝去されたいきさつがあります。岸信介・佐藤栄作の兄弟が総理の時代に、沖縄返還と、数々の密約が積み重なり、不平等条約でがんじがらめになっていました。大平さんの流れを保守本流といいます。護憲派で田中角栄もこの流れですが、アメリカに対しても、言うべきことは、きちっと言っていたようです。もう一方の流れを保守傍流と言われますが、改憲派で、国内で言ってることは真に勇ましいのですが、アメリカには、100%恭順の姿勢です。
産経新聞と、日本工業新聞が出版している雑誌に「正論」と言うのがあります。右翼を代表するような感じの雑誌です。私もどちらかと言うと、右よりかと自覚していますが。正論への寄稿者には、かなり距離を感じます。自民党傍流のタカ派といわれる方々の、記事も時々眼にしますが、尖閣問題の特集では、中国を味噌糞のあつかいです。例えば「中国と呼ぶのは、日本だけで、国際的呼称は、シナ、シネ、シノ、チャイナ、であり、国々の中で最高の国という意味の中国なんて呼称はもっての外。筆者はシネが一番気に入っている」と言った調子の記事が続きます。