miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

野球賭博と暴力団

2010-06-15 | Weblog
週刊新潮のスクープが発端で、琴光喜(大関・田宮啓司・佐渡ヶ嶽部屋)の野球賭博が発覚した。概略は、野球賭博に使ったお金が、数千万円あり、たまたま勝ち金でトラブルになり、暴力団から賭博行為に対する、口止め料として、1億円を強要されていたと言う事です。

野球賭博は、暴力団の資金源の一つで、特に高校野球が始まると、どこからともなくサラリーマンの間にも、掛け率表が回されてきた記憶があります。親元は会社の連中がよく顔をだす居酒屋の親爺だったりしたものです。

集まったお金は、地回りの暴力団の手に渡っていたのでしょうが、そのお金を自分の懐に入れてしまうことを「ノム」といい、これらの行為を「ノミ屋」と言うようです。大穴が出ると、集まったお金よりも、出て行くお金の方が多くなりますので、トラブルが発生します。

今回の琴光喜のトラブルも、このケースだと思いますが、相手が有名人の場合は、逆に不法行為の口止め料として上得意先を、失うに見合った金額を要求したのでしょう。

私もhong kong滞在中に、これに近い経験があります、当時の部下に現地採用の社員で、競馬の好きなのがいました。その男がめずらしく、しつこく勧めるので、100hong kongドル(1975年当時日本円換算6,000円)を渡して、任せました。当日は日本からの重要な来客があり、夜中の1時ごろ、マンションに帰ってきたら、入り口で、その男が待っています。理由は大穴が出て、ノミ屋が全額払いきれない状態だと言って、顔色を無くしているのです。

私は、疲れていたし、買っていることすら忘れていたので、「貰えるだけ貰っておけ」と言うことで帰し、翌日会社に出ると、120万円程度のお金を持ってきていました。
当時現地では、ルノーの新車が80万円ほどで購入できたので、ルノーを購入し、残りのお金でその男の一家をマカオに招待して、おおいに散財、きれいに使い切りました。ビギナーズラックとはこういうことを言うのでしょう。日本でも、香港でもノミ屋の行為は同じです。