miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

曽野綾子エッセイより・ブルキナファソ

2010-03-04 | Weblog
曽野綾子さんのエッセイに、識字教育と統一言語について、ブルキナファソを例に書いています。曽野さんは小説家・エッセイストですが、日本財団の職員も兼務しているので、開発途上国への訪問が多く、その方面の話題も豊富です。

ブルキナファソは、愛知万博が取り持った、江南市の友好都市ですので、注意を惹いたのですが、この国は数千人から数万人単位の部族の集合体で、それぞれ言語が違い、部族間の交流もなく、近くに住む部族でも敵対していることが多いとのことでした。

国家としての言語の統一が出来なければ、生活の向上が出来ないので、フランス語を統一言語にしたらどうかと、提案したら植民地時代に戻す積りかと怒られたそうです。

部族の文化を守るという発想と、先進国型文化の発想では、この国を育てる方法を見つけるのは、至難ですと曽野さんは言っています。医療ボランティアで、幾つかの部族を回ったそうですが、7名の通訳を連れてあるいたようです。

外務省の資料によると、公用語はフランス語で、住民はモシ語を中心に、63の部族語が使われているようです。定期的に国民議会選挙も実施され、大統領も選挙で選ばれているとのことですが、実態とかけ離れている気がします。写真はブルキナファソの首都。
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