保健福祉の現場から

感じるままに

外国人結核

2023年11月17日 | Weblog
R5.11.16朝日「入国前の結核検査、来年度から実施へ 6カ国を対象 厚労相が表明」(https://www.asahi.com/articles/ASRCJ65TJRCJUTFL00S.html)で「日本政府が指定した自国内の医療機関を受診してもらい、結核を発病していた場合は、ビザを発給しない。」とある。医療保険部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho_126706.html)の資料「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」(https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000468894.pdf)p7「我が国に中長期間滞在することとなる外国人に対し、我が国への入国前に自国において結核スクリーニングを受ける」は重要であるが、結核の潜伏期は非常に長いため、入国前スクリーニングで異常がなくても入国後に結核を発病するケースは少なくないであろう。やはり、結核罹患率の高い国からの留学生や技能実習生に対する定期検診(問診、胸部X線)の徹底が必要と感じる。「労働安全衛生法に基づく定期健康診断における胸部エックス線検査等の対象者の見直しに関する改正」(https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/1001-1a.pdf)を見直し、結核罹患率の高い国からの外国人材に対しては40歳未満の胸部X線を省略しないように徹底すべきである。R3.6.22「外国人労働者に対する健康診断問診票の周知(依頼)」(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2021/210624_5.pdf)が発出されているが、結核は念頭に置かれているであろうか。「2022年結核登録者情報調査年報集計結果」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000175095_00010.html)では「新登録結核患者における外国生まれの者の割合は11.9%と前年の11.4%から0.5ポイントの増加となっており、増加傾向」は認識したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする