民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 251 満月や ああ満月や満月や

2007-09-25 21:29:02 | Weblog
芭蕉の松島や、に倣う。
今宵の月は雲にも邪魔されず、美しく見る事が出来た。朝には覚えていたが夕には忘れて、メールで教えてくれる人があって・・良かった・・綺麗でした・・おおきに・・でした。

「つきづきに つき見るつきは多けれど つき見るつきは このつきのつき」とか申します。
・・仲秋の名月・・今年は本当にお天気に恵まれた。
都会では同じ月でも風情が違うだろう。わが庵では写真のとおり、真っ暗な中に燦然と光るのです。・・でも不思議やナーー。太陽光の反射と簡単に切り捨てられない神々しさがある。それは漆黒の中にあって、であるが。

また、浪曲では
「♪浅葱(あさぎ)に銀の一つ紋 置いたる如く差し込みし 葉越しの月を拝みつつ ・・・」・・名作「壷阪霊験記/おさと沢市」の一節にある。
まさに、銀盆が向こうから発光しているのである。

「♪つっきが~ でったでった~~つっきがァでた~~」は余りにも有名な「九州炭坑節」・・新暦で7月か8月の盆踊りであろうが、この月明かりが暗い広場を煌々と照らしたのでせう。・・ついでに言いますと、昔の盆踊り・・マイク/スピーカーのない頃・・やぐらの上の音頭取りは、番傘をさして唄ったそうです・・見た訳ではアリマセン・・が。声の拡散を下の踊り子衆へ向けるためです。勿論照明は今夜の主役「お月様」なのレス。

「月はおぼろに東山・・祇園小唄」・・コレは四月頃の「朧月」
世の東西を問わずであろうが、月に寄せる思いはロマンチックなものが多い・・&オオカミと言うのもあるけれど・・。
秋の月は愛で楽しむに美しい。冬の月はまた格別の趣。大地の凍てつく寒い夜には、また一段と月の光は冴え渡る。ぞっとするような青い光で闇を照らす。こうなると、もう鑑賞の対象ではなくなる。

「いややね・・また酒がうまくなる」夏はビールが最優先。冬になると「ビールはね・・と言いながら先ず缶ビール1本」・・いわゆる「とりあえずビール」と言う奴だ。拙者、呑み助の割りに「燗酒」の味が解らない。どうしても馴染めないのだ・・絶対美味いと思えないのだ。「なんでぇーーー!」と言われるが「アンチ燗」なのレス。無理やり呑めと言われても・・ほんの一杯くらいなら。好物は吟醸以上の冷やで呑める酒・・酒米は山田錦が最高・・どこの蔵元の物でも山田錦100%ならGOOD。アノ醸造アルコール・・と言うのが入っていたら「アタマガンガン」になるのレス。アンチ醸造アルコールなのレス。

我が家では間もなくオイルヒーターが活躍を始めるだろう。「すぐに夏は終わるよ」・・と、しまわなかったストーブだが・・今年の夏は永かった。
掘りごたつね・・冬の風物・・。アレすると・・そこで寝ちゃうんだよね・・

掘り炬燵はともかく、電気の置炬燵で充分だが、もう30年も使った事がないなー。理由は先の一つである。今年は一つやってみるか・・生涯あと何ぼもあるわけやなし・・。次の古川柳の一句を聞かせるためにココまで状況設定に努力する拙者なのでアリマス。

「待たせても 待つ身になるな 置炬燵」・・だそうだ・・。
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2 コメント

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Unknown (手拭 十五夜)
2007-09-25 22:33:23
( 満月 ) 月を愛でながら帰宅・・ブログをひらきました。さすが、全知全能 月と同じ程冴えていらしゃる!
「神々しさがある。それは漆黒の中にあって」・・・まさしく今夜の月ですね!、見ました、 十五夜・ 待宵・ 望月・・・   寝床で臥待月 でおやすみなさい。
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これはこれは手拭さん (KANO)
2007-09-25 23:50:11
久しぶりのコメントです。ありがとう御座います。風情のある言葉が一杯ですね・・月には。寝床で臥待月とは・・結構ですね。またよろしく。
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