大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第32輪 大阪鋼巴 2-0 清水鼓動

2009-11-22 06:43:12 | ガンバ大阪
一言で言えば清水は策に溺れすぎた、という感じが強い。サッカーというのは相手がいるスポーツだから相手に応じて策を立てるというのは決して間違ったことではないけども、それが自分たちのやりたいこと、得意な形を崩してしまったというのは否めないなあ。そこら辺のさじ加減は実に難しいのだけども、縦に放り込むやり方というのは、選手らにもやりなれていないことを強いていたんじゃないか。これじゃあ、やってる選手たちも応援している人も楽しくはないだろうなあ・・・前半わざわざ反対側のエンドを選択し(現地に居なかったのでよく解らないが、風上を選択したのか?)、岡崎目掛けて放り込むよりは、どちらかと言うと点は取れなかったけども、後半2点目取られるまでの時間帯がそれなりにらしさが出ていたとは思うのだけども、そこはガンバがよく守れていたと思うし、ヨンセンが居ない清水と和道やソータが居たガンバとでは高さはガンバに分があったしね。

2度は上手く行った策というのは同じ相手に3度は通用しない。健太が対ガンバ用に準備した4-3-1-2で縦ポンというのが今回はアダになってしまった。まあ、前がかりになってくるガンバに対しては守備時に3枚のボランチで中央のバイタルを消してしまい、奪ったら素早く岡崎目掛けてロングボールを繰り出し、そこでのセカンドを枝村や原に拾わせようとするものだったが、ガンバもそこは学習していて攻守の切り替えを早くして清水の目論見を崩していた。その意味では、リーグ後半のガンバの快進撃って、今までポゼッションのガンバと思っていたのにカウンターを織り交ぜてしまっているが故に相手が面食らっているというところはあるんじゃないだろうか?

だが、万博での最初のゴールみたいにヨンセンが頭でそらして裏に岡崎を走らせるというようなプレーも肝心なヨンセンがいないとできない。そのロングフィードもガンバがオフサイドで遮断し、岡崎に出されてもセカンドボールを明神が拾ってしまう。こうなると清水は手詰まりになり、元々高いラインを設定していないために前と後ろの距離が開く為にガンバが中盤でボールを回せる。明神だったか、最初のミドルを打つことに始まったが、先制ゴールの場面でも中盤にプレッシャーがかかっていないから和道が前に出すことができた。BSの録画で確認した限りではオフサイドと取れるし取れないしという微妙なとこだが、清水が逆サイドに一人残っていたのが致命的だっただろうな。

ちなみにこの試合の審判は本当にシーズン終盤の大一番に相応しいような判定を下していたかは疑問だった。東城主審はアドバンテージの取り方がおかしいし、ルーカスが倒された場面でもプレーオンでよかった。仮に止めるんならきちんとカードを出すべきだっただろう。実は同じようにアドバンテージ取れば、という場面は清水の攻撃の場面でもあったから、ブツ切りのレフェリングが試合のリズムを微妙に狂わしていたかな、と思う。

ただ、ガンバも先制してから追加点を奪えていない。この日は上手くサイドと中央との連携がとれていたけれども、二川はやっぱり厳しかったか・・・まあ、最初中央に抜け出した場面ではボールが足についていなかったし、2回目はDFがついていて角度がなかったからなあ。

後半もカウンターでいい形は作るけども、PJ自体が全体的にまだまだ合って居ない。ボールを持った時のドリブルのキレはいいんだけども、まだまだポストで収めきれていない。そうなると、ジェジンの方がまだ収められるんじゃないかと思うし、サイドからのクロスに合わせられる。けど、この人ガンバのサッカーで重要なFWとしての守備や運動量がかけているからなあ・・・という期待と不安を抱きながら彼の投入された後を見守っていたらやってくれました!こういう試合をモノにするべく和道とジェジンを獲ったようなものだった。なんだかんだいいながらジェジンはこれで10得点。少ない出場機会の中でこれだけ点取ってしまうというからやはり非凡な才能は持っている。

だからこそジェジンをもっと理解すべきなんだろう。運動量については不満はあるけど清水でそれなりにやれていたのは彼がカウンターの時のターゲットとして前に張っていることが多かったわけであんまり下がって守ることを求めていなかったんじゃないか、という気がするんですね(彼がいた頃の清水の試合を数多く見ているわけではないが、今でも06年頃のガンバとの試合を録画で見直すとそういう印象が強い)。

この試合が始まる前までは和道にしてもジェジンにしても移籍する可能性を否定せず、するのなら違約金も含めてビジネスライクに対応すべきだと考えていたが、残ってくれれば2年目の方が上手くやれそうな気がしないでもない。新しく選手を獲ってもフィットするまで時間が掛かるわけだから。

これでアズーリ観戦不敗神話は継続中、ガンバTVが始まってからも無敗継続中といい流れで来た。次はいよいよ鹿島との大一番。お前はアズーリで見とけとか、自治会の仕事をやれとか(実は町会長会議が28日あるけどブッチします)いう突っ込みはやめて下さいw

2 コメント

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Unknown (青黒)
2009-11-24 02:00:16
コートの選択、風は感じなかったから、日差しを気にしたのかなぁ。
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Unknown (民国98年)
2009-11-25 06:30:25
>青黒さん

コメントありがとうございます。前半はガンバのキックオフで始まったんですけども、風よりは日差しでしたか。あの試合でホームのゴル裏の方から影が差していたよう見えて、後半は藤ヶ谷が少しまぶしそうにしていたことを考えると後半勝負だったとか? キックオフの時間を考えると日差しだけで決めるというのは不思議でしたね・・・
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