大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

Sportivaの記事 - もう一度ACLで勝負したいという思いを強くさせてくれた

2009-11-27 07:17:22 | Weblog
「SPORTIVA」の1月号を買った。日本勢がACLで決勝まで行けなかったことで、またぞろ日本のレベルが云々という識者が出始めたから突っ込みいれるために買ったんだけども。その前に表紙を飾った松井について。膝に持病があって全試合守備につけない松井はDH要員という評価(なんか現地で勝手に決め付けられている気がしないでもないが)を下されているなら、減俸を飲まない限り残留はないだろうね。ま、唯一同じ地区で優勝争いをするレッドソックスがちょっかいかけてきたら少しは条件が吊りあがるかもしれないが、オルティーズがDHで君臨している限りそれもないか・・・ま、オルティーズを放出ってことなら話は違うんだけども他の地区であればあまりヤンキースは気にならないか。

話はそれて本題に入ろう。98ページ目の「Jクラブはなぜ負けたのか」というタイトルの記事で日本勢が決勝に行けなかった原因が分析されているんだけども、某公明な評論家が、景気が悪い、そのため外国人選手が中東に行ってしまった、だから中東に勝てないなんていう安直な三段論法を展開しているんだよなあ・・・まあ、海外のクラブ相手に無配を続けていたクラブのことをすっかりお忘れであるのはいい(はずがないw)としても、見逃せないのが、金に目が眩んで外国人が行った中東クラブのレベルというのは、外国人はJと遜色なくても自国の選手のレベルが絶望的であるという事実には頬かむりであるということだ。第一それが原因で中東に勝てないのなら、決勝で浦項が勝ってしまったという事実をどう説明できるのだろうか?まあ、識者の中でも唯一名波が名古屋の経験不足を挙げていたが、アル・イテハドに勝てなかった部分って正直そこぐらいかな、という感じなわけよ。

ただ、こうやってこのブログで高名な識者や評論家をくさしたとしても、自分としては紙や電波などの媒体で発言力や影響力を持つ彼らの前にはただただ無力感を感じるばかりだ。それはどの分野でもそうなんだけど、いくらインターネットが発達しで媒体と受け手との境がなくなり、インタラクティブな時代になってきたと言われていても、どこの分野でもそうだが、その分野の大家の言うことというものに突っ込みどころがあったとして、一般ピーポーが2ちゃんやら個人ブログやらで反論したとしても、結局影響力のある彼らはそれを黙殺することができる程その分野で権威があるからなんだけども。そういう現実を知っていれば、こうやって言いたいこと言われるとやっぱり悔しいね。

怖いのは、Jのレベルが落ちたからレベルアップの為にじゃあチームを縮小してしまいましょう、という意見がもっともらしく通ってしまうことではあるわけで、それは日本全国におけるマーケットの縮小を意味してしまうことになるだろう。

だからこそ、ACLで結果を出し続けなければならないのだろう。本当はACLの成績だけで一国のレベルの高低というのを計れるほど単純ではない(そもそも、「レベル」ってどこで計るのかという問題がある)。けれどもこういう輩を客観的に納得させる為には日本勢がACLで勝ち続けるしかない。幸いにもそれによってすぐ掌を返す連中も出てくるだろうしw 

その為にはやはり国内から地力のあるクラブが行くことだと思っているわけで、そのポテンシャルが一番あるのが川崎や鹿島よりはガンバだと個人的には思っている。あとは浦和か。浦和はACLならやれるかもしれない、と思うことがあるので、天皇杯の繰上げ出場で出てくるならありか(ただし3位以内は絶対に譲りませんのでw)。

週末の鹿島との試合の先にはアジアが、そして世界が繋がっていることを感じつつ。鹿島に遠征行ってきます。