大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

前遼の移籍の件って・・・また安易な補強に走るのか?

2009-11-24 00:40:30 | ガンバ大阪
得点ランキング1位の選手ということだから勿論能力は高いのは認めるけども、この移籍によってガンバに本当にプラスになるのか?もっと言えば、最近飛ばしの多い日刊の報道が本当に信憑性のあるものか(つまり、本当に来てくれるのかということ)を検証してみる必要がある。以下5段階でその度合いを考えて見た:

1.移籍実現度-3

前田自身生まれは神戸だというから関西には多少ゆかりはあるけども、小学校の頃に関東に転向して、横浜でサッカーを始め、中学からは暁星か・・・ということはもう完全に関東人であって、今までガンバが獲って来た関西へのUターン組というのとは全然違う。子供の頃関東に移ったという点で言えば明神のケースに近いと言えるけども、明神は柏降格後にかつての恩師を頼ってきたしカントクも彼を求めていたというところがある。これに関して言えば前田はちょっと縁が薄いような感じがしないでもない。

出場機会というのも非常に大事なものだ。ガンバでは例によって舶来2トップなどと競合することが多い。またFW以外でも日本代表だからといって簡単に試合に出られるとは限らない。もっと言えば補強というのは獲った選手を使うことではなく、中の選手と競争させることで、補強選手が活躍しなくても中の選手が伸びて来ることとも補強の意味合いとして考えている。こうした動きというのを本人が知らないわけではない。

とはいえ、来季ACLに出る可能性が高いとなれば、それに気持ちが揺らぐという可能性はなくはないんだけども、あれぐらいの選手で今季で契約が切れるとなればもっと争奪戦になることも考えられるんだけど・・・オイルマネーで潤っている分ガンバが一番いい条件を提示できているんでしょう。実現度としては五分五分ってことで3としました。

2.投資度-4

昨年は高木和道を獲得するのには2億円ぐらい突っ込んでいたのだけども、彼の年齢を考えるとそこまでするか、と。今のガンバはもう少し下の年代の選手を獲りにいかないといけないんじゃないかと考えていた。将来的な若返りを考えるなら前遼というのは本当はないんじゃないかと思う。ただ、短期的に今の中盤がアジアで戦える期間が限られているとしたら、その中で勝負するという意味ではありだろう。ゼロ・プレーヤーとしたら獲得資金は現行の年俸に上乗せするという形でOK。マネーゲームになったら磐田は勝てないっしょ。もっとも前遼を引き止める為に向こうがそれなりに金を積んだらしゃあないけども、そうなればジウシーニョを強奪するチャンスw・・・あ、違ったか。これまた失礼致しました。

3.チームへのフィット度 -2

右利きでポストプレーが得意、という点でルーカスとタイプが被らないかな、という気がしないでもない。まあ、プレーエリアというのは真ん中が多いみたいだけども右利きだったらやっぱり左に寄りたがらないかな、というのが心配ではある。個人的にはプレーエリアが被らないタイプということで左利きの選手に注目していたんだけども。まあルーカスが残るとしたら、チームの構成としてはむしろバンが抜ける分、裏への飛び出しを得意とするスピード系のFWが欲しいかなとも思ったりもするんだけどもね。

フィット度に2という数字をつけたのは、来季の編成が現時点で流動的であるからで、ルーカスが残るんなら前遼って実は優先順位が低くなる。ただ、ルーカスとかジェジンとかがいなくなるといことなら勝手が違うんだけど、どうもルーカスに対するフロントの評価は低いんやな・・・今のガンバはルーカスが攻撃陣の軸になっていることを山本山は見抜いていないのかね?シーズン前半点を取らなかったのはレアンに点を取らせていたことを気づかないのかね?今のガンバって変に特定の決定力ある選手に頼らなくなったことで本来の調子を取り戻したとも言えるわけだし・・・

まあ、20点取っている選手ってことで単純に飛びつところは、さすがアホ弱化部長である。