大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

松本遠征を前に、現行シーズン制度のマネジメントについて考察する

2013-09-22 07:42:22 | サッカー全般
松本遠征の前日に名古屋寄って、昼間はハンドボールの試合を、夜は瑞穂で名古屋と東京の試合を観戦。名古屋で一泊して、今朝松本までの移動の電車の中で記事を書いてます。

昨夜の名古屋と東京の差を分けたのは運動量だった。裏返せば、夏調子の良かった名古屋はここへ来て走れる相手に苦しむようになったが、東京は涼しくなるにつれて、運動量をベースにハードワーク出来るようになったのが大きいかと。

まあ、第三者として大体東京の試合見てると、彼らが手も足も出ないっていうゲームは今まで記憶にはないんですよw てか、4月にユアスタで見た仙台戦なんかは前半は完全に東京のゲームやったし。まあ、前半自分らのミスで玉田にプレゼントした決定機を権田はよくセーブしましたわ。あれ決まってたら、東京にとっては非常に残念な試合になっていた気がするw

昨夜の試合は、夏仕様から秋仕様への切り替えというのがどのチームにとっても春秋制というカレンダーにおいて重要になってくるということを改めて考えさせられたのだった。

ウチでも健太監督がウサロチャにこれからは守備を求めるということを示唆していたけども、裏返せば気候に応じて運動量や戦術を微調整していくマネジメントがどのクラブにも必要だということなのだろう。逆に大宮なんかは、外から見ていると、夏場でも同じ運動量を求める指揮官と、それは無料ですっていう選手との間の確執が大きくなって行ったよう思える。だからまあ、この件は一概にどちらが悪いとは言い切れないのは、現行シーズン制度におけるマネジメントが必要なるからで、ベル爺ばかりに同情もしてられないのだけども。

実を言うと、折角豊富な運動量をベースにした、いいサッカーやってるのに、夏場の運動量低下でサッカーも質が低下するんなら、夏を休みにするカレンダーにしてしまおう、と考えた人物がかつて日本サッカー界には居ました。それがまあ、犬飼元JFA会長なんだけども…

つまり、あの人の提案していた秋春制の中身っていうのは、1、2月の寒い時期だけ、雪国クラブはアウェイでガマンしてくれ、ということだったんだが、それは日程の消化という観点から考えると、2ヶ月休んでいたんじゃあ、とても消化仕切れないし、真夏の暑い時期にまで開幕を前倒ししないといけない、という懸念があの人の中にはあったのかもしれない(ナビスコの23歳以下の大会の変更案も、育成を隠れ蓑にして、要は如何に試合数を減らすかという観点から氏は提案していたんだろうけども)。あとは、いいサッカー見られるんやから、見る側がガマンせい、という話なんですわ、あの人に言わせれば。

勿論犬飼案は、雪国クラブに限らず、学校の夏休み期間の営業機会や、集客が見込みにくい冬場に試合を余儀無くされるという意味において多くのクラブからの反発を招いてしまうという危うさはあったし、筆者からしても、氏の考えは賛成とまではいかなくても一応理解は出来るんだが、言葉足らずなところは否めなかった。

ただまあ、仮に秋春に変えたとしても、8月の暑い時期に試合は避けられないとかいう話を聞くと、本来の目的達成の為の手段に過ぎなかったシーズン変更が目的化しているという感は否めない訳ですな…目的という点のみ比べたら、今のJFA首脳よりは犬飼氏の方が志は高かったのは確かだ。

おっと話は随分それてしまった。今日の試合は秋仕様にどれだけチューンアップしているかは見ものですな。それは勿論相手にも言えることだけども。あと、前節の岡山相手に点をとったみたいな、ゾーンで守ってくる相手へのセットプレーでのトリックというのも反さんは考えているかもしれないし、当然それは健太監督も想定済みでしょう。そこら辺監督同志の駆け引きも見ものやね。