大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J乙聯賽第34輪 松本山雅 2-2 大阪鋼巴

2013-09-23 23:02:38 | ガンバ大阪
前回のエントリでもセットプレー対策がカギだということは書いておいた。実際対策の後は伺えていた。水戸なんかとでは、ロチャの代わりに入っていた9番のポジションである川西はファーサイドに居たけども、今回はロチャをニアに置いていた。更に、ショートコーナーで近寄る相手選手には阿部ちゃんに追いかけさせていたんだけども、これは前節の岡山相手に船山が得点したトリックプレイを見てのことだろう。にも関わらず決められたのは、ソリさんの方が更にその上を言行っていたということかもしれないが。

というのも、2失点に共通してるのは、何れも藤ヶ谷の前にあらかじめ人に近寄られているということなんよね。最初の失点では、前節ゴールを決めてる船山が藤ヶ谷の前に入ってスクリーンをかけているし、キッカーにしても岡山戦と同じ位置でのコーナーでも、前回は左足のインスイングで蹴っていたが、今回は右足のアウトスイングで蹴ってきていた。藤ヶ谷の前に入られるというのは今までもなかったわけではないけども、それならそれで邪魔させないように誰かが見ておく必要はあったし、そういうイザコザなら、佐藤主審には北九州戦と同様に相手のファウルを誘う手が有効だったが…もっとも、北九州戦でも佐藤主審って藤ヶ谷のところにファウルの後駆け寄って話しかけてたから、そう何度も同じ手が使えるとも限らないんだが。

2失点目は、確かに目測を誤ってクリアしきれなかった藤ヶ谷のミスではあるんだけども、中に入る選手には無頓着すぎるし、更にはロングスローに気を取られてこぼれ球に詰めていた相手の犬飼を誰も見ていなかった守備陣にも問題はあるわね。別に藤ヶ谷のせいではないと言うつもりはないが、そこだけ責めるというのは問題の本質を見誤ることにはなるかもしれない。今季はセットプレーからの失点は少なく安心出来るものだと思っていたが、この点は再度確認しておいた方がいい、というレッスンがこの試合だったと言える。山雅が今の順位にいられるのも、監督の力というのが大きい。

ところで、選手交代の件だけども、現地では川西の交代相手がロチャではなく、宇佐美だったのには驚きの声が上がっていた。健太的にはウサロチャのユニットこそが得点力があり、代えるとしたらそのうちどちらか良くない方という観点に横浜戦の後から変わっているのかもしれない。それに加えて、川西にはボックスにとどまるロチャ(まあ、そのポジショニングのお陰で2点取れたんだが)という惑星の周辺を動き廻る衛星という役割を期待したのかもしれないが。確かに川西はアクセント付けていたし、宇佐美はキレを欠いていたのは事実だが、前線での流動性を書いてしまったな、という感は否めなかった。TMで秋が出場したらしいから、次はゲーム終盤からでも出られるのなら、だいぶ助かるんだけども。

最後に、スタジアムの雰囲気は最高に良かった事を付け加えておきたい。お互いが応援において出し切ったと言えるかもしれない。あと、リプレイで確認したけども、白井選手が着地した時にロチャはあれはないよな…全治六週間か。1日も早い復帰を祈ってます。