大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

否決されるのは想定内なのに何故秋春制を提案したのか?

2012-05-29 07:56:38 | サッカー全般
今朝のスポーツ新聞の記事によるとJの実行委員の大半が秋春制の導入には否定的だとか。そらまあそうですわなあ。実際シミュレーションしたら試合数が減るのは避けられないわけで、雪国でなくても、試合数が減るとスポンサーへの露出が減ってスポンサー料が下げられるとかいうような理由でナビスコへのトーナメント制への意向に反対していたのが某大阪のクラブの社長さんだったわけですから

この件についてだが、秋春制に変えるのがいいと考えてる人たちは、現実的に頭の切り替えが必要ではないだろうか?早い話、利害が対立する相手を説得出来るだけの現実的な方法論を提示出来なければ前には進まない。にも関わらず自分たちの意見だけを声高に主張して反対している人たちを単に石頭と決め付けるだけでは通るものも通らない。まあ、こういう現象って何も今回の件に限らず、政治経済の分野でも古今東西色々と見られてきた事例ではあるんだけども。

具体的に今回の件での方法論とは何かというと、雪国クラブに対して冬場の試合や練習、交通機関を確保出来る為の設備投資だと考えられるんだが、それを試算すると最低でも200億円以上はかかるという結果が出ている。まあ、早い話そうした負担なんぞはJFAはハナから考えていない。この時点で最終的な結論はまだ出ていないにしても、この時点での状況からすれば、多数派工作が出来るとは思えないわけです。

だとしたら話し合うだけでも壮大な時間と労力の金の無駄遣いだと思うし、そういう状況というのをJFAのエラい方たちだって判らないで出しているわけではないんだと思うんだけども、それでも話を持ち出すって何かありそうな気がするな。

そう考えると、色々と見えてくるものがありますね。つまり、何年かに一度提案しないといけない状態になっているんだと。否決されるのは目に見えていてもポーズは示しておかないといけないんだろうなあ・・・ まあ、その背景には、シーズンを欧州と合わせることで選手の移籍をスムーズにしたいという代理人とか、欧州からシーズン開けの選手を獲得したいという一部のビッグクラブだとかが後押ししているんかは分からんけど。

ただ、もしこれが否決されるのであれば覚悟しておかないといけないのは、それでもJFAはオフなんぞ関係なしに代表選手を招集するから、お前ら文句言うなよ。あの時お前ら秋春制に反対したやろ、という無言の圧力なのかもしれないが。アメフトで言うところの、ヘイルメアリー行くぞ、と見せかけて実は空いたスペースに走りこんでファーストダウンを獲得してしまうようなw