大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ダービーをとりわけ必要としないクラブが今後ダービーがアイデンティティとなるクラブに請われて試合する件

2009-02-21 21:46:58 | ガンバ大阪
明日はPSMのダービーということであるが、正直リーグ戦と同じようなテンションというには程遠い。まあ、試合が始まればスイッチは入るかもしれないけども、今のところガンバにとっては調整試合の内の一つでしかない。前日まで宮崎まで居て、TMの前後日には二部練やっていたから、本当は週末休んでそこからゼロックス・スーパー杯にむけて大阪で調整をしたかったところではある。だからまあ、モリシの実質引退試合において単に観客動員の為にセレッソに利用されているというのが今回のPSMの本質と言えるかもしれない。

ちなみに、ガンバサポの皆さんが買ったチケットの収益の一部はセレッソの育成部門である、ハナサカクラブの運営資金に廻されるらしい。その話を聞いてしまうと、何でそんなものの為にカネ使わなあかんの!?とアホらしくなるのだが・・・その意味で敵ながらミヤモッさんの商魂の逞しさには敬服しますわ。PSMなのにシーズン並みの入場料取る意味ってそういうことだったんですね。このお礼は来年以降に万博でもしダービーをやることになった場合、A席アウェーは通常より500円アップという形で返させて頂きます。

とはいえ、こちらにとって悪い話ばかりというのでもないだろう。いいところと言えば、去年の天皇杯以来ご無沙汰していた仲間と顔合わせできるということで、試合が終わったら積もり積もった話しをすることも出来るでしょう。まあ、二言目にはやれパレンバンだの、マーライオンだのとヒツコイ人もいるかもしれないけどもねw

ガンバについて言えば、今のところどのくらいの仕上がり具合かをチェックすることになるのだけども、ハードな練習こなして前日に宮崎から戻ってきたばかりということを割り引いておく必要があるかもしれない。だからこれからコンディションを上げていくところではあるのだけども。

ただ、レアンドロとチョ・ジェジンの回復が遅れてくると、シーズン序盤は去年の焼き直しの布陣ということにはなるわけで、そうなると強力なFWに頼らず、チーム全体で点を取ることを考える必要がある。まあ、真っ先におもいつくとすれば、セレッソが3バックということもあってか4-2-3-1という布陣なんだけども、加地が不在の現状で、勇人が右SBに入っているとなるとこれをやるのは難しいか。でも、4-2-2-2という形だと3バックの守備で対応されてしまうんよね。となるとあとはゴリゴリ前田がヤラカシてくれるのを期待するしかなくなるかw あとは去年3バックの相手限定でだけ通用した、3-4-1-2へのシフトして、安田を高い位置で使うことなんだけども(4バックの相手だとサイドで1対2の数的不利が生じる為、神戸・札幌・清水との対戦では破綻した)。今年はCBに人材が揃っているから、選手本位で戦術を考えるカントクならやりかねないな。個人的には、相手も同じ3バックという状況でならやってもいいと考えるのだが、それはあくまでもオプションのうちの一つでしかないのかもしれない。

まあでも、多分カントクは今はそれはやらないだろうな。本気でセレッソを倒しに行くなら試合中でのシステム変更もあるんだが、今の時期はガンバの基幹となるシステムの中に選手を当てはめて行く作業を行うだろうから。

ところで、今回のエントリのタイトルなんだが、今回の試合に限らず、ダービーにおける温度差というのが今後両クラブの間で出てくるだろうという点を見越してつけたものだ。もし仮にセレッソが首尾よく昇格を果たした場合、再来年のJ1のシーズンは残留並びにダービーの勝ち越しが現実的な目標となるだろう。これに対してガンバはここ数年、ダービーと言えば、浦和との「ナショナルダービー」によってJを盛り上げてきた。大阪人としては、北と南の対立というよりは対東京(というより首都圏)という方がテンションを高めやすい。この場合、浦和は単にさいたま市の一クラブではなく、首都圏という日本最大のマーケットにおいて他を圧倒する程のサポーターの数で全国区にまで上り詰めたクラブであり、正に首都圏という巨大マーケットを代表という役割を果たしている。その浦和に対して大阪を、もっと言えば西を代表してガンバは戦ってきたという自負があるわけよ。

と、こう書いているとなんだかバルサとエスパニョールみたいな関係みたいですなあ。重要なのはダービーではなくてマドリーとのクラシコだということ。ちなみに明日はバルセロナダービーが行われるようですが、バルサ側からはこれまで3回(うち国王杯で2回)対戦していること、エスパニョール(そう言えばこのチームに昔日本人居たけど誰やったっけ?)が今降格ゾーン真っ只中にいること、そして水曜にはCLを控えているということもあってか、調整試合という意味合いになっているんですが・・・でも結局バルサが真にライバルと言える因縁の相手というのはやはりメレンゲになってしまうようで・・・だから多分バルセロニスタにとってエスパニョール残留というのは、モンジュイックで自分ところのクラブを見に行けるということ以外にメリットを見出せないのかもしれない。

そういう意味では、ガンバとセレッソだって将来どうなるかは別にして、当面の間はそれと似たような関係なんだろうと思いますよ。だから、ミラノダービーにおいて、自称インテリスタである、国籍不明の高槻市在住(ホンマかいな?)のマルコ西田が「ミランをチ○チ○にしたる」と、ミラノダービーにおいてなぜかムキになったような状態には今回も今後もなれないだろうな・・・結局ダービーというのが欧州で盛り上がる理由というのが、クラブの運営方針を巡って分裂したとかいう因縁があったりしたからであって、その手のものに一番近いのは、実は横浜ダービーなのかもしれない。

そういうわけで、今回はセレッソの商売には付き合ってあげますよ。J-COMでも中継やってくれるそうなんで、9chでタイマー録画をセットできますしね。