大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

オーストラリア戦から1日経って

2009-02-12 22:47:03 | サッカー全般
試合の後に某代表選手がオージーが大したことをなかったことをいいことに、メディアに本当のことを書いてくれとお願いしたらしいが・・・まあ、終わった後だったら何とでも言えますけどもね。まあ、試合前に不安があるとすれば、相手の実力云々よりもそれまでの仕上がり具合や試合内容から、これで本当に大丈夫かいな、と思わせていた代表の出来にあったわけなんだけども。

ただ、メディアが煽っていた、海外組ばかりの超豪華布陣とかいう相手についてはもう少し差し引いて見る必要があるだろう。これは私自信がミクシィの日記においても書いていたことだが、海外組のオージーは大抵プレミアやブンデスの中下位のチームでプレーしている。昨年千葉のミラー監督が母国の記者に向かって、ガンバやレッズならプレミアでは真ん中ぐらいじゃないの、と言っていたのであるが、そう考えると海外組のオージーと言えども極度に恐れる程のレベルではない。もっとも、日本人ではなかなか定着できないプレミアで数年間プレーし続けるというのは大したものだとは思う。だから、日本人でもトップのリーグでやれるということを証明すべく俊輔もJ復帰なんかせずに、プレミアかリーガの真ん中ぐらいのチームでやって欲しいんだけどもね。

相手の豪州が大したことはなかったというのはあるけども、ずっと大したことがないかと言えばそうではなく、今度の6月では逆の状態というのもあり得る。審判は比較的日本寄りに、倒れたらファウルを取ってくれていたけども、アウェーだと全く吹かない審判に当たることもある。また、今回は所属クラブでリーグ戦を終えてすぐ半日掛けて移動した為、時差ぼけと疲れというのはあったわけで、それゆえ引いて守る選択をせざるを得なかったことだ。それに比べれば日本はオフ明けだけども一応まとまった練習時間があった・・・まあ、欧州組の合流は毎度のことながら直前ではあったけども。

そう考えると豪州は、全て海外組に頼らざるを得ないほど、国内組をまだまだ信頼しきれていないのだろう。そこら辺が国内組だけでも半数以上を占められる日本との層の厚さの違いなのかもしれない。ただ、そうは言っても海外組の移動が大変とか言ってちゃいかんのでないかい、ピムさんよ。それなら国内組である程度チームの骨組みを造ってその上で海外組を必要に応じて召集するという手立てもあっただろうに・・・その為にアロイージって戻ってきたんじゃないだろうか?

だからまあ、豪州って決して昨日対戦した出来が全てと言い切るつもりはないけれどもピムのセレクターとしての能力、そしてケネディを差し置いてまで本来1.5列目タイプのカーヒルを1トップに据えた采配を見る限り、前任者ほど酷くはないとしても決してヒディンクのようにはなりえないな、ということが判るし、日本にも付け入るスキは必ずあるとは思う(日本のサッカーを知っている分厄介ではあるけども)。引いて守られる分にはアジア杯の3位決定戦の時と同様やりにくいけども、今度メルボルンでやる時には必ず前に出てくる分、裏にチャンスは出てくるかもしれない。

岡田ジャパンについて言っておくことは、橋本をやっぱり使って欲しかったな、ということ。遠藤が最終ライン近いところまで下がって攻撃の起点になっていたけども、もっと彼は高い位置でゲームを指揮ってこそ本来の能力を発揮できる訳であって、その為には橋本を入れればヤットを2.5列目辺りに上げられたし、橋本も追い越す動きを見せて相手の守備網を霍乱できたかもしれない。親善試合でも良かったんだからそこら辺チャンスは与えて競争原理を導入して欲しいもんですな。

今回の豪州が相手というのはある意味日本人にとって今一番燃える対戦相手ではないだろうか?かつての日韓戦とまでは行かないけども、W杯での敗戦以来常に意識するようになった。それは多分あの負け方もそうだし、敗因を体格さに求めて責任転嫁した指揮官にもあるだろう。あの試合で指揮官の差と言ってしまうと選んだ自分たちのところにも火の粉が降りかかるから、ジーコのコメントにある意味救われたのは協会ではあるんだよな・・・その代わりに、世間一般の浮遊層のファンに対してやっぱり日本人はフィジカルが弱いなんて思わせてしまったところに我々は苛立ちを覚え、何とかオージーをギャフンと言わせてやりたい、という気持ちがモチベーションに繋がっているわけなんですがね。