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大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

鋼巴未贏夠(ガンバーウェイインゴウ)を鹿島に思い知らされたナビスコ決勝戦

2015-11-03 15:40:09 | ガンバ大阪
直訳すればガンバはまだ勝ち足りてない、というもの。

この試合の為に準備してきた鹿島の気迫がこちらを上回ったという結果だが。こちらの方の疲労の蓄積、普段の浦和戦に比べると埼スタでのパスのスピードが上がりにくい(浦和ホームゲームではピッチにふんだんに水をまいているからだが)、というようなことを差し引いても素直に鹿島の強さをほめるしかない。まあ、カップ戦決勝と普段のリーグ戦は別だというなら、一週間ある中でどれだけ立て直せるかなんだけども。

ただ、負け試合をブログに書くとしたらその負けの中に何か意味を見出そうとするのが自分のスタイルだ。負けではあったものの、鹿島がこちらの守備組織を崩す為の仕掛けとそれをしのぐ駆け引きはなかなか味わいがあったし、その逆もおもしろかった。

その典型が後半開始から15分程度こちらのターンになった時、特に53分に宇佐美の可動範囲が徐々に広がり、秋とポジションチェンジし出して相手に満男をサイドに引き出すことでバイタルにスペース作って宇佐美がミドルを放った場面が一つ。

もう一つが、55分頃にヤットが再三動き出して相手の左サイドでのチェックを無力化させて、裏に空いたスペースに走り込んだハルに出したものだった。、こういう部分をもう少し評価出来るようになれば新スタでもサッカー見たいという人が増えるだろうし、そういうのを評価出来る観客を増やさないといけないんじゃないだろうか?

それだけに悔やまれるのはセットプレーの失点だったわけだけど。もちろんこの試合の本質的な問題ってそこじゃなかったことは承知しているけれども、何度か危ない場面を凌ぎきっているからこそセットプレーでマークを外していたのが残念ではあるんよね。失点前にも後半開始早々にも金崎をフリーにしてしまっていたやつがあったけど、あれなんかゾーンを埋めるのか人に対してつくのかが完全に曖昧になっていたこの試合の守りの象徴的な場面だったし。

健太監督っていうのは前からセットプレーでの守備を確認に時間を割く人であったんで、ここは修正してくれるものだとは信じたい。

ところで、試合後健太監督が言っていた慢心っていうのは言い方の問題かもしれないけども、決してリーグでダブルかましているということへの油断ってことじゃなくて、タイトルを手にしてこそそこで問われるハングリーさってところかな。つまり、今季においてはまだ何も達成していない、っていうことをここで確認させられたわけ。そこでこのことについて字数を割いて書いてみますw

冒頭でのタイトルは、広州未贏夠(広州はまだ勝ち足りてない)という広州恒大のスローガンから借りたもので、ACLの万博決戦の後に会った広州恒大サポから貰ったスマホケースにも大きく書いてあるものだ。

口語風に言い換えれば還沒贏夠、ということになるんだけども、これは欧州サッカーにおいても、昨年末にユーベのアッレグリ監督がボローニャを3ー1で下してもなお、まだ何も達成していないといったものや、レアルマドリーが公式戦20連勝を成し遂げた後にも使われたもので中国語の記事には還沒贏夠、と訳されている。その時のアッレグリ監督のコメントは日本語記事では、まだ何も達成していない、というものではあったけど、未贏夠というのは意訳すれば、まだ何も勝ち取っていないというニュアンスかもしれない。

では、東アジアで無敵とも言える広州恒大の件のスローガンが未だに使われる背景について中国ネットで出ていた解釈だが、彼らが昔は弱くてよく負けていた時期があり、今は強くなっても、オーナーの許家印がいつ手を引くか分からない。そうなると不確かな将来への不安を覆い隠す為に今勝てる内に勝っておきたい勝利への渇望を表したものだらしい。

それは正に今のガンバにも言えることではないか?2年前我々はJ2にいたことを忘れてはならない。そして今、ちょっとしたチーム編成でしくじったら降格という地獄が待ちうけている怖さだって我々は身にしみているし、現に今どこかのクラブが味わっている最中ではないか(名前は伏せておきますがw)?

だからこと、ナビスコ決勝を終えた後、敢えて言っておこう。

ガンバはまだ何も手に入れていないということを。

決勝の鹿島はタイトルを獲った後にきっちりリセットして再びタイトルへの渇望をかきたてていることだろう。その意味では、今回の決勝の相手が鹿島であったことは、彼らからは貴重な教訓を得られたのかもしれない。手に入れたいものを手にした後、再びまた手に入れたいという気持ちを切らさずに持ち続けられるか。本当の意味でのハングリーさはそうしたものを指しているのかもしれない。

確立した2015年版の"チーム・シュウ”

2015-10-28 08:12:15 | ガンバ大阪
タイトルにそって話をするに当って、実は一昨年J2での終盤の仕様もチームシュウだったというところから話をしないといけないわけだけども。2年前以上に今度は彼の運動量を中心に据えてるわけよね。

ACL明けでアウェイということもあって、苦戦が予想されたが、負けた分だけタイトルへのモチベがあがるんじゃないかという期待はあった。試合が始まると、仙台の方のマークが緩いということもあったんだけども、さほど疲労を感じさせない動きで、かつミッドウィークでの広州恒大によって引き上げられたレベルを見せつけて完勝。このチームは本当にここへ来て本当の意味で秋のチームになってきたな。宇佐美を左サイドで使っているのは、彼のゴールチャンスは相対的に下がる反面、彼がチャンスメークに多く絡むことが出来るし、スペースへの飛び出す動きという点で言えば秋の方があるということにはなるかな。

秋についてもう少し欲を言えば、もう少し運動量を状況によってコントロール出来れば、と思うことがある。少し前に行きすぎると深追いした際にいなされると中盤に穴を空けてしまう場面も見受けられた。本当はここで我慢して、ボラへのスペースを切り、ゲーム後半本当に必要な場面でプレスに行く体力を残せれば言うことはないんだけども。

後半は例によって、バランスを考慮して受ける形にはなった。仙台からするとこちらに脅威を与えられていないという風に思ってたようだが、こちらからすれば、自陣でのプレーが続くというのは気持ち悪いなという思いもあったけども。それは恒大の側からしてもそうだったんだろうけども。

そうなる傾向になりがちなのも、健太監督自身が不用意な失点を防ごうという意識が強いからで、中に収縮する守備によって、不用意に穴をつかれてしまう失点の形は少ない。同じACL明けだけど、恒大の山東魯能戦におけるグラルの先制ゴールにしても、パサーへのプレッシャーがかからないまま、山東のCBがチャレンジに行ったためにその空いたスペースへの飛び出しを許してしまった形だった。これが健太監督ならば4バックをペナ幅に寄せてサイドとバイタルはきっちりと人を埋めてしまうところが違う。

ただ、その代償としては守から攻への影響はある。よくガンバの場合、攻撃に移ろうとしったらパスが引っかかる場面というのが散見されるけど、この場合相手だって収縮している為に取られたらプレスに行きやすい形となっている。これをもう少しサイドを使えれば効果的なカウンターが出来るんじゃないかって思ったりもするんだけども。ただ、攻撃に移る時にサイドに張る人数は足りていない。

健太退任後という事例を引き合いに出すと清水ってことになるんだけども、ゴトピ政権の一年目で、奪ったら1トップの高原が左サイドに流れてカウンターの起点を作ってたっけ?カウンターを如何に効果的に出せるかも考えておく必要があるかもしれないが、それはカウンターによる得点の増加と失点というのはトレードオフになりうるといういことも頭の片隅においておかないと行けないかもしれない。今健太監督は失点のリスクを減らせれば負けることは少ないと考えている節があるし、それがガンバを全ての大会において優勝争いに絡めるところまで押し上げているのも事実だ。

仙台について少し言うと、彼らはTG時代の堅守速攻から路線転換している中で産みの苦しみを経験しているところかもしれない。このチームはもう少し出来るんじゃないか(但し今の路線をやめるのであればだけど)という風に思ったりもする。

最後ウチから赤嶺出したのは古巣との対戦に出たいという本人の気持ちを健太監督が尊重したのかもしれないが、宇佐美に対してもそうだけど、FWには一定の気配りはしているんだろう。一時期赤嶺とハモンとを交換出来たらお互いにとってハッピーだと思っていた時期はありましたけど、今となってはもう釣り合いが取れないかな・・・ウィルソンが戻るんであれば仙台にとって赤嶺を戻すのは悪くないんだろうけど、じゃあ、ハモンと交換でっていうのは流石にもうないだろうな・・・

恒大との万博決戦を振り返る~互いが読み会い、死力を尽くした極上の90分を噛み締めて

2015-10-24 11:21:29 | ガンバ大阪
1-0で勝つためのゲームプランを忠実に遂行し、あとは入れるだけまで持って行ったけども、攻め崩せずに敗退。宇佐美のベンチスタートというのもコンディションという形でオブラートに包んでおいて、実は終盤でオプションとしてトップで使う為のオプションとしてとっておいたということだったのだろう。サイドで使うとファーストレグのように裏を狙われてしまう。かといってトップで頭から使うとボラへのケアがおろそかになることは川崎戦でのトップ起用してみて分かっていた。つまりファーストレグで破れてからこの試合までに逆算して持ってきたということが言えるんだけど、本人にはあくまでもコンディション考慮の上でベンチスタートを伝えたというのだから、エースに関しての気遣いというのは健太監督は心得ている。監督不在だとファーストレグのように真っ先に帰られてしまうし、そのことについては相当本人もこたえたんじゃないかと思うけどもね。それでも、敵将スコラーリが言うところのこちらの2回の決定機というのは、宇佐美による2発の不発弾だったということが考えられる。その意味においてゴールという使命は果たせなかったものの、今の彼の状態にして、自分にこの試合で課せられたタスクは果たしたと言えるかもしれない。

それでも相手のゴール前は堅かった。こちらから見たら最後のパワープレーがどれほど相手に脅威を与えられていたかは疑問だったんで、あまり怖くなかったんじゃないかと試合後会った恒大サポに訊いてみたが、いやマジで怖かったよ、と彼は言う。まあ、自分がもし逆の立場だったとしたら、最後自分ところのゴール前で、もし何かやらかして1点でも取られたりでもしたら、まんまと相手のゲームプラン通りの形にはめられてしまうということになってしまったんで、終了間際に自陣でのプレーが続くのはあまり気分のいいものではなかったかもしれない。つまり、自分の側だけでなく、相手の側から見た姿というものも理解はしておけばより客観視出来るということではあるけども。

勝てるチャンスがあるとしたらパウリーニョのハンドを主審がPK取ってくれたらヤットが確実に決めていた、という仮定でしか語れないんだけども、あれが流されたのは、多分目の前でパトと岩下が重なっていたために主審にはハッキリとは見えなかったのだろう。まあ、その分副審は見えていたはずだけども、副審が無反応ならば主審は吹かないでしょうね。過去の歴史をひもといても、マラドーナの神の手(多分主審の死角というのが分かっていたことでしょう)、09年CLの準決勝チェルシー戦でのプジョルのハンドに、アイルランド戦でのアンリによるものも、すべて主審の死角で起こった出来事だった。まあ、今回の件でパウリーニョがハンド取られるリスクがあるのにそれ分かっててやったということではないんだろうけどもね。

敵将スコラーリには社交辞令が入っていたとはいえ、一番いいチームといわせ、エウケソンまで下げて守りに入らせたガンバのような相手はそうはなかったんじゃないだろうか?今まで対戦した中で最強のチームって言ってくれてたけど確かあの人柏に対しても同じこと言っていたんだっけ?w もちろん自分だってあの人の言葉をすべて額面通りに受け止めるほどナイーブではない。寧ろおめでとうなんて言われるのはある意味屈辱的ですらあるくらいだ。ただ、彼の言葉に対してはあまり必要以上いイライラすることもないとは思うんよね。

フェリポンのコメントの言外にホンネが隠されているとしたら、あくまでも想像でしかないのだが、試合後にフェリポンに安堵感を与える程のしんどさをこちらが与えたということじゃないだろうか?、フェリポンが「非常に気に入った」部分というのがこちらのサッカーに散りばめられていたし、それをわかっていたからこそ、それを抑える為にこの人も徹底的に研究しつくしたと思われる場面はあった。

例えば、こちらが自陣でボールを回して誘っていてもあえて食いつかずにハーフウェイ付近にプレス開始位置を設定し、サイドの裏にボールを出しても中ではしっかりマークをズラさずについていく。フェリポンはきっちりとガンバのボール廻しの意味を分かっていたんじゃないかって。これは実際に対戦した相手は多かれ少なかれ分かっている皮膚感覚だと言える。つまり引きたくて引きこもっていたわけではなく、本当はもっと前から行きたいけども、食いついたら相手の思う壺っていうのが分かってたってことよね。

だからこそ、ブラジル人監督って割とガンバが好きな人が多くて、クルピだって冗談とはいえ、次はガンバの監督やりたいなんて言ってたっけw あれ、これって半分はホンネなのか?w

話を元に戻そう。1ー0で勝ちきることを目標に掲げ、宇佐美もベンチスタートという切り札で使い、持っているパスサッカーでの攻略法は出し切った。最後はパワープレーという選択しかないくらいに出し尽くした。ただ、フェリポンもそれは見切ってそこまでガンバに出させ尽くした。1ー0で勝つ為に手を打っていったこちら側に対して、そうはさせじと凌ぐ詰め将棋の世界がそこにあったわけ。改めて、出されたものをどう理解し、鑑賞するかについては、この試合は最高の作品を提示してくれたと言えるかもしれないが。

こういう風に書いてみたのは、自分自身まだこの試合の余韻が抜けられないからではあるんだけども。得られたものをもう少しかみしめてみたかった。ヤットとパウリーニョの駆け引きなんかについても書き出したらキリがなくなるけど、ちょっと今回はこの辺でお開きw

サッカーでアイスホッケーばりのエンプティネットゴールが見られた件について

2015-10-12 23:30:08 | ガンバ大阪
個人的にMOMを挙げるとしたら、一人はヤット。1週間しっかりと休んだことによって本来の調子を取り戻すどころかゲームメイクも冴え渡り、先制ゴールとなるFKを直接決めた。もう一人は秋。前線における献身的なチェイシングによって後ろはどれだけ助けられたか。彼の場合時折後ろが連動していない中で彼一人が暴走気味になるっていうところはあるんだけども、基本あれだけ追ってくれてたら随分助けられるわね。忘れてはいけないのが西野君で、彼が前に出て潰してくれる守備はなかなか効いている。そして、全体のゲームプランにおいても彼は密接に関わっていた。

それは即ち、新潟にアウェイにゴールを与えずに、攻守のバランスを保ちながら90分の間にゴールを決めて逃げ切るというもの。新潟はこちらのディフェンスラインの裏を狙う動きが目についていたけども、あれも結局先制されるまではバランスを崩したくはなかったんだろうな・・・だからこそ、こちらもバイタル付近まで運ばれても、裏をケアしつつ最後のところでやられない守りをしていたんだけども、それだからこそ西野君の高さも効いていた。だからまあ、あちらとしてはハルのところに平松を当てるというくらいしかなかたんだろうけど・・・ただ、西野君の課題であるボールコントロールは・・・前半ヒヤリとしたのが彼がヘディングで当てたけども後ろにそらしてしまった場面・・・この時山崎はオフサイドっぽかったけどあれはバックパスのような解釈をされてしまったんかね?あれは多分恒大のボーウェン君だったらと思うとゾっとするけどw 余談になるがボーウェン(博文)君はウチとの試合であんなゴラッソ決めたのに国足には呼ばれてません・・・

そうやってバランスをとりつつ、後半ギアを上げて真綿で首を絞めるかのように追い詰めて行くっていう過程が見ていてゾクゾクしていたかな・・・先制してからはこちらは裏のスペースケアして新潟のクロスにも十分対応はできていた。てか、こちらも中で人を余らせているのに単純に放り込んで来るっていうのは逆に助かるんよね・・・もっともそんなことはウチの選手らはよく解っているし、だからこそ安易にクロスを放り込まずに確率の高いシュートへ持ち込む為にこねくりまわしたり、後ろへ戻して作りなおすんだけども、その辺り見ている方ももっと攻撃の意図を理解しないといけないんじゃないかね?前半もゆっくりとボールを後ろで廻して、相手を少し前に出してから岩下がきれいなロングフィード出す場面があったけども、バックパス一つにも意図があるってことを理解しないといけないだろうね。

ところで、タイトルの件なんだけども、最近後半アディショナルタイムでは1点追いかける方が最後の手段としてセットプレーにおいてGKを上げるというのがトレンドになっている。まあ、その分リスクを背負っているのはアイスホッケーの6人攻撃と同じで(それが裏目に出て逆にエンプティネットにゴールされる場面もよく見かける)あるわけだけども、サッカーの場合GKが全速力で戻る選択はある。けど、今回守田は残っていたわけよね。

まあ、試合のレギュレーションからしてみれば(だから2点目入っても1点返されれば延長になる為、決して安心は出来なかった)、一点は取らないといけないという状況ならば、GKが攻撃に関わり続けることの方が大事だったかもしれないんで、守田が戻りきれずにハルに決められたのは新潟からすれば本質的な問題ではなかったかもしれない。ただ、もう一度クロス上げるんなら守田は前で残っているべきだったかもしれない。まあ、一旦クリアされたのを新潟の方で拾った為に戻るのか上がり続けるのかが中途半端だったかもしれない。NHLの試合なんかで最後の力振り絞った6人攻撃の場面なんかでも、やるんなら最後まで攻めきろうとするわけでしょう?

今回の新潟との試合というのはある意味21日の恒大との決戦に向けた予行演習にはなったかもしれない。基本アウェイゴールをやらないところから始まるわけで、やらなければ1-0で勝つチャンスが生まれてくる。ただ、新潟がこの試合外した(藤ヶ谷に当てたシュートも含め)場面もあちらの強力FWは許してくれないわけなんで、ミッションコンプリートの為にはまだまだ上げていかないといけない。そこは代表組が戻ってからなんだけども、イラン戦で使われるんかね・・・

21日の決戦に向けて~広州遠征で得たもの、感じたもの

2015-10-07 07:33:03 | ガンバ大阪
今回の遠征で得たもの、アウェイゴール1。そして十一長暇における民族大移動の広州の静けさを満喫出来たこと。これにつきるかな。もっとも、観光名所、特に北京の万里の長城なんかはおっそろしいことになっていたようなのでw、観光名所が比較的乏しい広州だからこそ味わえたものだったかもしれない。

十一(シーイー、十月一日の国慶節を中国人はよくこう言う)から一週間の間の大型連休において多くの人が旅行に出かける。それによって都市人口が減少し、残された人には静かな町を楽しむことが可能になる。試合の翌日はちょうど大型連休初日で帰りの飛行機が高すぎるんで、一日帰国をズラしたおかげでその現実を垣間見ることが出来たのだった。それでも帰国当日に、ホテルから広州東駅まで渋滞を避ける為に早めにホテルをチェックアウトしたんだけども、拍子抜けするくらいに道路が空いていて、高速道路に乗って、十数分で東駅にまで到着してしまった。おかげで香港行きの列車まで随分時間が出来てもうたw

さて、ブログを更新するのがナビスコカップ準決勝のファーストレグ当日になってしまったけども、ここまでで感じることっていうと、やはり21日のACLセカンドレグというのはJ2降格以降誕生した長谷川ガンバの集大成ということになるんで、そこから逆算した準備をどこまで出来るかということを注目していたりする。

勿論相手は1-0でやすやすと勝たせてくれる相手ではないどころか相当厳しいミッションであるというのは現地で参戦した者としてはよく解っている。ファーストレグにおいては3点目をやらないということが片野坂代理監督の頭にはあったようには思える。コーナーを背負った状態でパンチを受け続けたけども、攻勢点は取られても有効打を避けていたボクシングのようだった。それくらい後ろに重心を残していたんだけども、そうなるとパト1トップでは恒大の2CBで対応されてしまい、攻撃が手詰まりになる。その意味ではオウンゴールとはいえ、いい時間帯にアウェイゴールを取れたもんだとは思うけどもね。

そこで攻撃のオプションとなると左サイドで消えていた宇佐美をパトと組ませて、2バック気味になりやすいブラジル式に対して2トップをぶつけるということだけども、川崎戦見ると今度は2トップの守備意識が問題となる。こりゃ参ったなw でも、そこをどうマネジメントするかってことになるわけよね。そこら辺決戦に向けて疲労を一旦リセットした上で再構築することになるんだけども。幸か不幸か浦和戦はパトと秋が有給ということになれば、その次の水曜日に照準を持っていくってことになる。

ところで最近どこかから、評論家気取りと言われたんでコメントしておきますw

自分は評論家であることを意識したことはないし、なってはいけないとは思っている。どちらかと言うと評論する立場よりはされる立場でありたいとは常に思っているわけです。その意味では時分は評論家ではなく、サポーターだという立場は崩していない。その意味においては今のガンバって21日の内容や結果次第では色んな人から批評されるとは思うけど、どんな意見であれ、スルーされるよりは批評されているうちが華だとは思いますよ。

まあ、だからこそガンバサポはこの立場をもっと楽しまなあかんよね。

3点のゴラッソの他に萌えたヤットのビルドアップ+恒大サポに伝えた内容

2015-09-27 15:37:50 | ガンバ大阪
昨日の柏戦は、3点のゴラッソ-柏から見たら防げたかもというのは2点目の近藤のミスからによる阿部のゴールだろうけどーがあっただけでなく内容的にも完勝といえるものだった。あ、ちなみに1点目はツイッターでも呟いたけども高山主審サマサマw まあ、審判が目立ってしまうっていうのは結果は別にしてあんまりよくないことであるわけで、結果オーライではなくってきちんと検証しないとは行けないだろうけどもね。

ただ、目を引いたプレーというのはサッカーでは決してゴールだけではなく、ゴール以外の場面というのも気に留めておけば、サッカーという競技をより奥深く味わえるものだとは思う。点が入らない分だけその過程をどこまで楽しめるか、ってことですね。これこそが正に観客を魅了しての勝利、って言うほどでもないですけどもねw てか、本来サッカーの試合って言うのは一試合の中で色々と見どころはあるもんだと思うし、退屈なのは試合ではなくサッカーの見方ではあるわけなんですがね。

そうすると、前半左サイドから宇佐美が左サイドからパトに上げたピンポイントのクロスなんかもお見事だけれども、個人的に推したいのは、前半29分過ぎに自陣の右サイド奥深くに位置したヤットがゆっくりボールを回しながら柏のブロックを広げだし、今度は中盤で柏のブロックの間に入ったヤットがボールを受けるやいなや、すかさず阿部ちゃん-秋-パトと繋いだ場面。

これなんかは緩急の使い分けの見事さだけでなく、相手の守備網を如何に引きつけ、その間のスペースを使うかというビルドアップのお手本をヤットが示したものであったとは思うんで、録画を見直せる方は是非とも見なおして下さい。中超でこんな場面はまず見られないw てか、中超って基本チンタラボール回さずに、ゴール付近の数的不利なんか関係なく放り込んで来ることが多くて、球離れが早過ぎるだろう、って首を傾げる場面なんかが現地で視察して多いわけよ。

さてと、次はACLアウェイの広州恒大戦ですね。参戦するわけですけども、現地での集合場所を含めてこのブログ更新している時点でも全くガンバからメールが来ていませんw 一応申し込みはしているんでそれは把握されているんだろうとは思うけども。それが広州恒大というクラブの判断なのか、それとも現地公安の意向が働いているのかは判らんけども。

だからまあ、こんな中で、試合後会いたいなんて言ってくるあちらのサポさんが居たんで、時分はTL上、中国語で散々言ってやったんですよ。その内容を要約すると、

1.恒大は直前まで集合場所を知らせて来ない。これは無用な衝突を避ける為であるので、集合場所において相手サポと接触は本来恒大としても望んでいるわけではない

2.試合は結構荒れることが予想される為、試合後お互いの心理状態が読めない。変に接触しても、双方において気が立った連中の衝突が心配なんで少なくとも試合当日は避けた方がよい

3.代わりにどうしても会うのなら万博での試合前か、或いは試合翌日の「十一」において、互いに私服で会うのはどうかと逆提案した

というもの。これに対して我々はクラブのファンクラブに登録していて素性ははっきりしているし、試合後ユニ来て会いに来たりはしない、なんて言うけど、会ったこともない人間をどないして信用せえ、っちゅうねんw まあ、それでも納得していないんならこちらの逆提案すらも引っ込めて一切無視するつもりですがね。

まあ、そんなこと言っても彼ら自身どこからか情報を嗅ぎつけて来るかもしれないけど、時分としては試合当日は絶対合わないという意思表示はしたし、仮に向こうから当日押しかけたとしても相手にするつもりはありません。

で、今回アウェイに参戦する人たちも試合当日相手サポから会おうなんて言われても、変に安請け合いしないことはお願いします。まあ、恒大が直前まで情報を出して来ないというのはこういうことも防ぐ為だということも覚えておいた方がいいですね。

嗚呼なぜガンバ大阪に魅了されてしまうのか~言わずもがなだけどもw

2015-09-18 07:42:52 | ガンバ大阪
某セレッソ系ブロガーにあやかって、冒頭のタイトルで記事書こうと思ったけども、書くことがないわけよw 逆に言えばセレッソの場合には書かないといけないことがあるのかもしれないけども。

ホーム全北戦を昨夜心斎橋にあるガンバサポのメッカで、店長の粋なはからいで試合の録画を見せてもらったけども、この試合を見てもらえれば説明不要なんだろうけども。

ただ、こういう試合やってくれるチームだからこそ、ガンバサポは止められないわけよね。確かに低調な試合、塩試合っていうのをやってしまうこともあるし、今まで散々期待を持たせておきながらアッサリ期待を裏切られたこともある(オイw けど、その分だけこういう試合をやってのけるのがガンバだということかな。だからこそ、ACL準決勝の広州アウェイも行く方向で調整しています。

まあ、ブロガーらしくもっとちゃんと記事を書けってお叱りを受けるのでもう少し書くけども、録画見直してみると、バックラインでのパス回し一つとっても、終盤で中盤のスペースを開ける為の布石っていうものを改めて感じた。全北のイ・ドングクは、確かにベテランでも活躍しているストライカーだけども、4年前のセレッソ戦で見た時と同じように前線での守備はしないしプレスバックで下がって来ることもない。だからこそ、後半になってから大輝は後ろに3枚残っているのを確認しながら自分で持って上がる形で相手を崩すことを意識して積極的にオーバーラップを仕掛けていた。この相手を倒す為には、ヤットが強調していたいつも通り(実はこれ相当高いレベルを指しているのだろうけど)ではなく、何かプラスアルファが必要だということは全員が解っていただろう。前線の守備意識一つとっても、全北とは違い、ウチの場合はパトでも左サイドの深い位置にまで下がってカバーする場面もあったし、セットプレーでの守備においては誰一人前に残ってはいなかった。

だからまあ、途中から全北が前線でのプレスが無力化すると、後ろから面白いように楔パスを岩下が入れ、リトリートしない全北の前線を交わせば、間延びした中盤を使えるようにはなっていた。そうやってキックオフからの一つ一つの全員のプレーが意味を持ち出し、最後ヤットの指示で前線に残っていたジョンヤがヨネに対してスルーパスを呼び込めたわけよね。相手のプレスが緩い分だけ縦には出しやすかったかな。

さて、水曜の試合の余韻に浸るのはこのくらいにして(といいながらどこかでまた繰り返すんだろうけどw)広州行きの準備を進めて行くことにしましょう。

清水戦で見えたチーム秋の輪郭と宇佐美の「牽制力」

2015-08-23 22:36:48 | ガンバ大阪
清水が今の順位だから勝って当たり前とかいう意識もなく(寧ろ前線からプレスを積極的にかけるようになり、ハードワークできるチームになっていた)、勝ち点3をもぎ取る為に皆が頑張った。あーしんどw この時期は夜になると気温が下がった分走れるようになったのは大きいわけで、涼しくなれば効力を発揮するようになればいいけどもね。

今の布陣の肝はというと、

1 秋のトップ下起用。攻撃時に彼が上がってパトと近いところでプレーして2トップにはなる。守備時には彼が下がり4-4-1もしくは、彼がブロックに吸収されたら69分あたりにヤットがアンカーとして真ん中に浮く形を作る

2 宇佐美の左サイド起用でトイメン右サイドバック牽制
(宇佐美が高い位置で張ることによって相手にはその分オーバーラップを自重させている)

3 宇佐美はサイドだけでなく真ん中にも顔を出す(その分ボールロスト時にハルの前のスペースが空いてしまうんだけども)

というところにある。とりわけ2によって清水があまり右からオーバーラップした仕掛けをあまりやらなかったのは宇佐美効果ではあったわけよね。

あと、清水とのコントラストで目を引いたのが清水とガンバとの陣形の違い。清水はどちらかというとワイドに広がり、距離が長くなった分だけパスの強度とパススピードで補ないサイドからクロスを放り込んでくるというものなんだけど、これってガンバからすれば空いた真ん中の隙間をねらいやすくなるということではあるんよね。あと、守備においてはワイドへ展開されても、中で跳ね返していればOKというのが健太流の守備であるわけ。

それが試合前のアップ時における双方の控え組がやっていた鳥籠にも現れていて、ガンバの方が清水よりも小さめの円の中で回していたのを見ると、狭いところをついて行くといガンバの狙いが見てとれた。

そう考えると中絞りのディフェンスで守ってきた健太監督の時と比べて清水はすっかり変わってしまった。これがいいのか悪いのかははっきりと言えないけども、一つだけ言えることは、健太監督が清水時代に植え付けていた守備文化が失われてしまっていたことだ。これは健太監督を頂いている我々に対しても貴重な教訓になるのではないか?終わりなき宴はないようにガンバと健太監督との関係も永遠ではない。ただ、もし将来的に監督を交代させる時に継続性というのをある程度意識してやらないといけないのではないか?

話を元に戻すと、宇佐美にはサイドで相手を牽制させる代わりに、秋がかなりの上下動を強いられることとなる。宇佐美的には得点力が下がるポジションではあるんだけども、今は幸いにもパトが点をとれているというのも大きいんよね・・・だからこそこのやり方で健太監督は絆創膏を貼っているわけだけども、それがどこまで続くかよね。

今はまだ種まきの時期に過ぎない

2015-07-30 07:11:09 | ガンバ大阪
新潟戦は現地に参戦予定だったけども、8月の海外遠征を考えて断念し、オンデマでの観戦だったわけだけども・・・まあ、前半の状態と連戦の疲労というのを考えると、よく引き分けられたとは思う。交代カードで明神投入というのも、負けないことをまず考える健太監督らしいっちゃらしい。今はグラスハーフフル思考で捉えておきましょう。

6連戦振り返ってみると、負けた相手がセカンドステージで気づいたら2位の名古屋だけ。2勝3分け1敗の成績なんだけども、マリノス戦は俊輔に最後ゴラッソに決められていたら3勝していたかもしれないw

なんでグラスハーフフル思考なのか、っていうと今現場では試行錯誤しているのが見て取れるからだ。1stステージのやり方で行くと確かに守備で大崩れはしなかったものの、攻撃での閉塞感が6月シリーズで判明した。それを改善すべくウサパト以外の選手も点が取れる形を模索していて、意図的に形を崩している。幸いなことに今は1stの貯金があり、かつ年間勝ち点40も超えてしまっていることもある。そして今季の本当の勝負どころというのは8/26のACL準々決勝の全北戦以降ということを考えると、コンディション的にはしんどいけども、夏の省エネに逃げてはいない。そう考えると秋以降に収穫を見据えた種まきを行っているとも言える。

守備が緩んでいるのは否定はしないけれども、序盤並みの堅守を維持しようと思えば結局その代償として攻撃が落ちるっていうことが解っているからであって、最終的な理想は得点よりも失点を抑えるところまで収支を合わせられるかでしょうね。その点は勝ち切る為の選手起用や守備偏重布陣も必要だけど、健太監督が5バックやらないのはやっぱり単純に押し込まれた場合の後ろの跳ね返し力のなさに起因しているのかもしれないけどもね。

いずれにしても、今健太監督はもう少し先を見据えたチーム作りをしているんじゃないかっていうのが見て取れるし、今はその収穫を得る為の種まきの時期だというのは理解しています。

残念だったのはこの東アジア選手権の前にミッドウィークに試合していて、かつ代表に6人取られているという現状。もっとも、中韓なんかは今週ミッドウィーク試合していないのに、日本だけ試合するのはJリーグの方がポストシーズン制導入で試合数増やしすぎてるからだ、とも言えるんだろうけども。ポストシーズン制で試合数増やすっていうことはシーズン日程にしわ寄せが来るわけなんだから、どうしてもやるんならカップ戦の日程などにおいてもう少し負担を減らす工夫が必要にはなると思うけどもね。ハリルにしてみれば貴重な練習時間をリーグ戦に取られたっていうところかもしれないが、それを言うならアンタもそれまで長期休暇取ってただろってw ま、今のところ協会とJリーグの関係を一言で言い表すならば、
「冷戦状態」ってところかもしれないですが。

実はポストシーズン制を論ずるにあたり、西欧の主要リーグはなぜ優勝を決めるのにプレーオフを導入しない背景については別の機会に論じたいとは思っています。早い話CLなどと並行して行う過密日程の回避と、あと、ビッグクラブ自体が最後の問題で正解すれば得点倍になります的な手法を嫌う(圧倒的な戦力差で築き上げたシーズンの成績考えればそりゃそうだ)というところもあるわけで、これについては中断期間もう少し詳しく触れたいと思っています。

一人少なくても色あせてない宇佐美の決勝ゴール

2015-07-26 22:37:24 | ガンバ大阪
相手が10人になったとはいえ、4-4-1でマッチアップを噛みあわせて(その分選手の運動量負担は増えたけど)来た今の神戸に勝ち切るのはなかなかしんどいもんだったということは最後の石津のシュート(ガヤさんキラーだったけど残念そこは東口w)まで感じさせられた一戦ではあった。宇佐美の決勝ゴールの場面でも本来の神戸なら5バックで3センターが迎撃するエリアだけども、一人少ない分だけ高橋峻希が真ん中まで絞り切って対応していたわけだから、そんな中でも決めた宇佐美は大したもんです。相手が10人だからというつもりもないし(むしろ一人少ない分だけ相手も空いたスペースを上手く使ってきた)、むしろ神戸は少なくてもそれをあまり感じさせなかったからこそ、宇佐美の決勝ゴールは輝きを増すというものだろう。

今のガンバはオプションとしての3センターで、ヤットを前に出して両サイドハーフを中に絞らせ、大外に両サイドバックを上げる陣形を攻撃時に採用することがある。そうすることによってヤットが攻撃に絡むことと、両サイドバックが上がる攻撃の厚み、そして、この試合でもしばし見られた阿部や秋が中での攻撃に絡む(大森には守備だけでなくこの点ももう少し期待したいのだが)という一石三鳥効果を狙っている。その代償として後ろの負担増プラス後半での電池切れ加速という事態を招いているのは否定出来ないんだけども、最終的にはその労力による効果と失点というコストが差し引きプラスになっていれば、ということよね。

ただ、それに関しても個人的には修正可能なレベルで抑えられているとは思う。ここ最近もっともやられがちなのがセットプレーなんだけども、大体修正すべきポイントははっきりしているだろう。この試合においてもハルが渡邉千真に競り負けて折り返されたところを増川に決められているんだけども、そこで問題なのはハルよりは寧ろ増川を開けてしまっていた岩下の方じゃなかったか?そういえば去年アウェイの名古屋戦でも同じような形で闘莉王に決められていたっけ?岩下にしてみれば自身のポジションのせいなのか、ハルのお守りしないと行けない意識が強いのかはっきりしないけども、今のハル自体は守備においても前よりも矯正されて来ているものの、まだまだ岩下やコンちゃんやSHの庇護のもとに生きているのも確か。それで代表にまで呼ばれるようになったんだけども、今度はそこから彼自身が、ハリルの言うところのデュエルを身につけないといけないし、それが出来るようになれば、失点場面のように岩下はポジションをずらさなくなるかもしれないけども。直接的要因は岩下が増川を外したことだけども、元を正せばハルがもっと普段からしっかりしていないといけないわけですな。もっとも、対処療法的として岩下を休ませながら、ビルドアップには多少目を瞑ってでも西野君を使うっていうのもありうるだろうけど。

個人的には今のガンバにおける失点内容は、他クラブとの比較で言えば、健太監督の古巣である清水よりは修正出来る。と言うと、比べてどうすんだって話ですけどもねw 

というのも川崎と清水の試合のダイジェスト見ると、健太監督が今でも清水率いていれば絶対こんな形での失点はありえない、ってものなんよね。2失点目のFKの守備はウチでやっているようにラインをペナの前に置いて出来るだけ相手をゴールから遠ざける(近いところで当てられてるからこその失点だと考えると)だろうし、3失点目の場面なんかでは、逆に流れの中でボールを失うと今度は逆にラインブレイクさせないようにディレイさせる形をとっていただろうと考えられるわけ。だからこそ、他と比較する視点っていうのは大事やな・・・しかし清水って健太監督が率いていた頃の守備文化が全く跡形すらなくなってしまっているとはね。

その意味で、清水から学ぶべき教訓っていうと、将来的に健太監督から他の人にバトンタッチするにしても、今健太監督が築き上げた守備文化っていうものを消してしまわない人っていうことにもなるんだろうけど、それだと日本人監督でもかなり少ないわねw 実は彼のやり方を真似ようと思えば出来なくはないんだけども、それだと攻撃の威力が落ちるっていう代償も伴うわけで、健太監督もこれまでの自分のやり方だと壁にぶち当たったからこそ今は試行錯誤しているんだと思うわけですね。今後の結果や内容によっては監督交代っていう可能性がないわけではないけども、気になるのが交代でチームとしての継続性を失うことではあるわけで、その点ウチのフロントにどこまで期待出来るかは未知数なんよね・・・

だからこそ、当分は多少の不満はあるにしても健太監督の一択なのかな、と。