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大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

見極めは判るけどACLでは勝負に拘れ。あと審判問題への処方箋も

2016-02-21 23:47:53 | ガンバ大阪
現時点における攻撃の連携は途上。それを承知の上で連携を高めるってことに主眼をおいているわけなんだけども。監督も試合後のコメントでそれを認めているような口ぶりだし。

後半39分あたりにその片鱗は見えた。左サイドでこちらが4人に対してあちらが5人でケア。そうやって相手を引きつけておいてファーサイドの方に待っていた淳吾へクロス、これを淳吾が落として長沢がシュートっていう形まで行ったが、これは前から得意にしていた形。あれ、この形を左サイドで形作っていたメンツって結局のところ去年のまんまやんw おそらく健太監督はある一定の期間までは我慢して新戦力の融合を試みるものの、埒があかなくなるとスパっと元に戻すかもしれない。

ただ、見極めてるのは判るにしても、ACLはそれじゃいかんだろ、ってなんか去年も同じこと言った気がするけどw ACLグループリーグの前半3試合はスロースターターなりに結果にこだわって欲しいとは思うわけなんだけどもね。水曜の水原アウェイなんて試してる場合じゃないだろって言いたくなるし、秋を頭から使えばいいってことを解ってるんならACLはそういう用兵が必要なんじゃないかって言いたくなるわけよ。今年は後半に3連勝とか、ましてアウェイで夢スコなんていう盆と正月とクリスマスがいっぺんに来たような試合w なんかはあまり期待すべきじゃないと思ってるし、前半3試合で勝ち点3,4ぐらいは稼いでおかないとって思うわけよね。

ところで、大輝がハンドでPK取られた場面なんだけども、手を上げてスライディングに行くからだとか、手と顔とじゃ跳ね返り方は違うだろ、といった色んな意見や試合後に飯田主審が大輝に謝罪したかどうかとかいうこと以上に気になることがある。それは、今後誤審の問題に対してどんな手立てを講じるかってこと。

というのも根本的にはサッカーの現行の審判方法や制度の問題に行き着くと思うわけよね。PKという判定の遠因っていうのは、ひとつは一人の主審の対角線の動きに依存している審判方法であるということ。すなわち、飯田主審も広島のカウンターによって長い距離をよく走っていたということは認めるとしても、クロッサーと真ん中を両方視野で捉える難しさはあったかもしれない。もう一つは、バクスタ側の副審にしても反対側で起きていてしかも複数の選手が重なりあっている状況ではあまり判別はつかなかっただろうということ。

また、今回のケースとは逆にこの対角線の動きによって選手が重なり合ってるが故に死角となってハンドを見逃すケースっていうのはゴマンとある(マラドーナ、プジョル、アンリのケースがそうだが)。

だからこそ、現行の審判方法において判別しづらい位置でのプレーで誤審が起こりやすいというのは判るとしてもそれを免罪符にしていいのか、ってことよね・・・ビデオ判定っていうのが試合の流れを止めてしまうので個人的には保留にしたいけども、すぐ思いつくのがCLでやっているようなゴールラインに審判を一人ずつ置くというやり方かな。これだと現行のやり方で死角になる位置でのプレーの判別だけでなく、ゴールラインを割った時に時折起こり得る小さな誤審ーCKとゴールキックを間違えるってやつとか、ゴール決まったか否かーへの解決法にはなりうるかもしれない。まあ、これは協会やJリーグだけの専権事項ではないというのは判るが、一応検討しているようだし、将来的にはどこかで実現するだろう。

いずれにしても、誤審の問題っていうのは別にガンバに限った話ではなく、どのクラブにとっても振りかかる問題だけに、処方箋は考えなきゃいけないわけだけども。

松下杯 大阪鋼巴3-1名古屋鯱

2016-02-16 06:14:45 | ガンバ大阪
こちら側の攻撃の連携はまだ途上段階ながら随所に新戦力を含めた攻撃陣が可能性の片鱗を見せた。得点はオウンゴールとセットプレーによるものだったけど、これは闘莉王やダニルソンを失った現段階での名古屋の弱い部分を突いたものだった。まあ、これが広島や水原にもそのまま通用するかは別問題だろうけど、名古屋はその前の鳥栖との練習試合で豊田に2点決められたことを考えると、少なくともこけら落としの記念すべき試合においては相手の戦力と照らし合わせて弱点を突けた、という意味においては良く出来ていた。多分、スカウティングに関しては今季もそれなりに昨日はするのだろうと思われる。

気になるCB問題だけども、CB獲得に水面下で動いていたとしても、オファー受けた相手から見たらケガ人復帰待ちって思われてしまっている以上、現状はジョンヤで我慢していくか、コンちゃんをCBに持ってくるかの2択ではあるんだけど、健太監督って後者の準備はしていながらもそれをやらないのは、両者を天秤にかけた場合は前者の方がマシだって考えている節がある。この試合ではシモビッチが少し降りて楔のボールを受ける場面があるけども、ジョンヤはあまりガッツリ止めに行ってないし、時には2CBとも行かないというケースも見られた。多分コンちゃんCBだとそこへ釣られて行ってしまうかもしれないけど、結局CBが持ち場を離れることを健太監督は嫌うんじゃないかってこと。

実はジョンヤを観察していると、自分の持ち場を離れたところへシモビッチが動くと追いかけるのをやめていたところから、守るべきゾーンを埋める守備っていう点に関してはジョンヤの方がまだいいっていう判断なんやろうね、多分。相手のシモビッチにしても撒き餌さとしてジョンヤを食いつかせたいような動きをしていたから。2012年の降格が守備の崩壊に原因があったわけだけども、その最たる事例がCB今野が飛び出した時に穴空く問題だったわけで。

まあ、ジョンヤの対人は不満あるけども、かといってコンちゃんのボランチを諦めてでもCBに持ってくるかっていう話なんよね。え、井手口使えって?その場合井手口よりもむしろヤットの方が重しになるかもしれないな、っていう気はするけども。まあ、試すとしたら次のゼロックスかな。

ところで、スタグル事情なんだけども・・・再入場認めてしまうとエキスポシティ側が試合の日に限定した駐車お断り価格の設定を解除されたくないってことは、裏返せばエキスポシティ側もあまりサッカーの観客には駐車場だけでなく、施設全体へ流れてこられるのをあまり望んでいないっていうことなのか。まあ、サッカー関心なくてエキスポシティ目当てで来る人たちのことを考えたらそうなるだろう。

となると、いずれ考えないと行けないのは、スタジアム外に屋台スペースを設けてそこへ誘導するっていう形だろうなあ・・・再入場は可能だけどもエキスポシティまでは行かせないというように。後現時点で検討可能なのは2階にも売店を増やすっていうこと。2階のグッズ売り場に置いてあった満月ポンだけでも結構有りがたかったですよ。もっともあれ製造している会社ってセレッソ側のエリアになかったっけ?調べたら自分の近所やったw

あと、アウェイサポへのホスピタリティについてだけど。筆者の考えでは、ホームサポとある程度ホスピタリティに差は付けてもいいけどそれなりのものは必要だろうということ。その理由はというと、

1.アウェイサポが来れるというのは安全である証

アルゼンチンではリベルタドーレス等の国際試合を除く国内試合ではアウェイサポを入れないようになった。リーベルやボカはホームゲームでもチケの一般発売をせずにツアーのみで扱っている。従ってCWCで来日したリーベルサポというのは基本応援に飢えていたからこそ地球の裏側に来たわけ。

2.ホームの応援に呼応する存在はサッカーの一部

こちらの応援に呼応したり、相手をちょっと煽ったりイジったりするっていうのもサッカーの応援の一部だろうとは個人的には思う。それは張り合う相手がいないとオモンないわけでしょ?

そう考えると最低限アウェイで来てくれるサポへのホスピタリティは必要だろう。ただ、ホームのサポーターと比べると扱いに差があるというのは仕方ないとは思う。

と、書いてみたが、1と2って基本矛盾するんじゃないかってw ただ、煽り解禁したら即それがアルゼンチンみたいな状態にまでなると考えるのは飛躍しすぎるでしょうw 今のJリーグは煽りごっこで痛い目にあって少し懲りた状態になっているけども、徐々に成熟した煽りっていうものを身につけて行くことにはなると思いますけどもね。実はそれこそが相手へのリスペクトの裏返しだったりもするわけで。

気持ちは既に新シーズンに向けて切り替わっている

2016-01-04 09:27:19 | ガンバ大阪
気が付くともう1月4日ですか。早いもんで正月休みも終わり今日から出勤という方も多いと思います。私の場合は年末29日まで仕事していたんで今日までが休みですけども。

さて、天皇杯決勝について書こうにも、気分はもう新シーズンに向けて切り替わっているわけで決勝録画もしていなかったんであんまり細かく振り返ることはないかな、と。評論については色々と出尽くしてるし。ただ、天皇杯優勝というのが長沢の台頭によってパト自身の意識改革ってところが主な原因だとは思うんで、決勝は彼の2ゴールで勝ったのはある意味象徴的な結果だったかと。その意味で競争ってやっぱり大事なんやな、と思うわけです。長沢が来た時は確かパトに移籍の噂が出ていて赤嶺も出場機会を求めていたような時期だっただけに、その後二人共残ったというのは本人にとっては誤算だったかもしれない。けどそんな中で腐らずにチャンスを待ち続けたのはある意味立派ではあった。

と、ここへ来てアデミウソン獲得の話が舞い込んで来たわけだけども。決定権はサンパウロにあるんだとしたら保有元では抱えきれないなら、買い手を探してACLでアピール出来るクラブへということなのかもしれない。まあ、そういう皮算用がどれだけ上手く行くかですね・・・欧州はあまり高すぎるとビッグクラブ以外は手が出せなくなる。

そうなると中国や中東という話なんだけども、問題はアデミウソン自身が日本を割りと気に入っているということ。そこらへんパト、クリスティアーノ、それにドウグラスらのケースにも言えるけども、転売ビジネスの問題は保有元が高く売れるところに売りたくても、選手本人が日本でやりたがっているということなわけ。だからまあ、短期間で大金が必要な家庭の事情というのがない限りにおいては基本的に彼らは日本を選択するということになる。

まあ、地球の裏側から見れば日本も中国もそんなに大差ないように見えるかもしれないけどもねw ただ、皮肉なことに、転売目的でACLなんかに出るところに貸したら、中国アウェイの環境-PM2.5とかボコボコのピッチ-とかを目の当たりにして、やっぱ日本の方がええわ、って、アデミウソンの場合もなりそうなんじゃないかって。

もっとも、広州恒大がオフにピッチを大改造したらしいけども(将来的には天河のトラックもスタンドに改修して専スタにする計画があるらしいが)、それがどのように変わっているかは楽しみ・・・と思ったら我々が天皇杯優勝の結果、浦和さんがまず改造ピッチを体験することになったわけですけどもorz  もっとも、改造したけども結局は中国クオリティじゃないかっていう気がしないまでもない。

ということで、短いオフですけども、気が向いた時に日頃書き溜めておいたことをブログでは定期的に発信して行きますので、今年も宜しくお願いします。

管理人 民国105年

天皇杯準決勝~サッカー観戦納め

2015-12-31 11:32:28 | ガンバ大阪
毎年29日に行われる天皇杯準決勝は仕事納めの日に当たるんで、地元大阪でやっていても欠席せざるをえない。何年かに一度に29日が土曜に当たる場合には参戦できるっていう程度なんで、年末に詰め込んでやる日程って何とかなりませんかねw

ということで、仕事を終えてガンバサポの聖地である心斎橋某所でざっと試合録画をチェックして、細かいところは、NHK総合が浦和柏の試合が延長となった為録画し損ねたんで、BSでの深夜再放送を録画して翌日に確認。

相手がシーズンで一番疲労が蓄積する12月に8試合という未体験ゾーン(確かにこの時期だけに限定すると、という条件付きだが一月に8試合は08年のガンバよりも上回っている)へ足を踏み入れ分、故障でドウグラスを欠いてフィニッシュの迫力が落ちたことと、塩谷が累積で出停(一番彼不在の影響が出たのが先制ゴール場面でパトが頭で落とした部分だった)というのを差し引いても、広島対策のゲームプランをCSの時から修正したガンバが妥当な勝利だった。CS終了後の3週間の休みがこちらにとってはリフレッシュ期間だったとも言えるわけなんで、次はお互い出来ればイコールコンディションでやりたいものですね。出来ればゼロックスで。

一番リフレッシュ休暇の恩恵を受けたのが宇佐美。この天皇杯は彼が本来のフォームに戻っていることにつきるかな。それだけ彼の存在というのが大きいということだし、補強話にしても水面下で動いていないわけじゃないと思うけども、結局宇佐美の決断待ちがすべてなのかもしれない。つまり、声掛けられた方も宇佐美の動向待ちということ。

そうなると、もし宇佐美が出るとなった場合の後釜探しを残り物から探すしかないわけなんだけども・・・今の宙ぶらりんの状況考えると、ガンバにとっても、そして宇佐美にとっても夏の移籍市場まで待った方がいいかもしれない。長いシーズンで60試合もこなした後に休まずに行くよりはその方がいいんじゃないかと思うけども。まあ、彼の気持ちを尊重するっていうのがガンバなりの誠意なんだろう。

話しを準決勝の試合に戻すと、対広島というか浦和を含めた対ミシャ式という点で言えば去年のナビスコ決勝の後半の時と比べても青山へのケアをする守備をウサパトがやるようになった。この意識改革が大きい。攻撃面で言えば、広島の3CBとWBの間のペナ角あたりを左に秋、右にパトがつくようにはなった。

守備の部分での比較と言えば、ミシャ式対策という点で他の天皇杯の試合を見比べて見ると、例えば神戸なんかは541でミラーゲームにしてレアンに守備免除させたわけだけども、三原と田中英雄の前でボールを回されると、この二人が元々食いつきやすいタイプであるせいか、彼らの裏のスペースにボール入れられて神戸のCB陣がつり出されて失点するという形を暴露してしまっている。

そう考えると、早い時間に先制してしまえば、ポゼッションは広島に渡してしまっても、ウサパトが青山をケアし、ボラがバイタルを空けないようにしてしまえば、広島にはサイドからのクロスからしか選択を与えないようにしてしまっていたのはある意味理想的な広島対策だっただろう。

ただ、その代償として広島の最終ラインに対してチェックが行かなくなる分、千葉ちゃんには鋭い縦パスを再三出されたわけなんだけども、これも守り方考えると捨ててる部分なんで致し方ないわけだけども。

ただ、その観点からすると本当に危なかったのは長沢投入の直後に中央で縦にブロックをズラされて茶島をフリーにさせてしまった場面で、このあたりはさすが広島と言うべきか。

それとクロスへの対応の部分で、終盤にゴール前で浅野にフリーで合わせられた場面っていうのはもうちょっときちんと閉じないといけないんですけどもね。浦和に最近やられるパターンっていうのがサイドからのクロスなんだとしたら尚更なんだけども。この2点についてのリスク管理をしっかりやる必要はある。

こうして今年最後のブログ更新となるわけですが、サッカーに関しては本当に濃密な1年を過ごすことができました。それもひとえにガンバの選手スタッフ、それにサポーター仲間の皆さんのおかげです。元日の天皇杯決勝で勝って来年も幸先良いスタートを切り、更に充実した一年になるように頑張りましょう!

来季の編成に向けてのポジション別診断(MF・FW編)

2015-12-22 07:53:27 | ガンバ大阪
ここへ来て、ファン・ウィジョやキム・ボギョンなんていう名前が韓国の方から出てきている。裏返せば本当に可能性の高い話というのは日本で情報統制が取れているということかもしれない。となると、今のところ宇佐美の海外移籍の件は水面下で進んでいるということだろうし、オファーしている相手にも宇佐美が抜けた後のポジションというところに興味を惹かせているのかもしれないが・・・

で、引き続きポジションごとに診断してみましょう

1)MF
1 ボランチ
ヤットとコンちゃんの2枚は鉄板で、戦術的に井手口の投入が基本。もっともリオ五輪出場決定ならその期間中井手口が抜ける可能性もあるんで、そのあたりでバックアップどうするかという問題はある。明神は出場機会求めて出てしまったし・・・

話はそれるけども、中東側の意向で1月にカタールで五輪最終予選ということなんだろうけども。日本と同じシーズンカレンダーで先にシーズンを終えてしまっている中韓なんかが、先月に武漢で行われた4カ国対抗戦のようなところで試合したのと違い、日本はフルメンバーが完全に揃わないまま予選本番を迎えることになる。しかも、フルメンバー揃わず、南野と久保待ちっていう状態。結局固く守って攻撃は個人頼みっていう形になるんだろうなあ・・・

この点については、テグさんもっと練習期間や準備の試合不足について言ってもよかったとは思うけども。彼の立場ならハリルよりも日程について文句言う資格はある。五輪出場逃すと今後の身の振り方に影響するんじゃないかって思うんだけども、だからこそJリーグ側への批判というのを避けているのかもしれないな。この点日本にとどまる気のないオッサンなんかの方が言いたい放題やもんねw

話を元に戻すと、ケガ空けの内田達也なんかがどこまでバックアップの任をこなせられるかなんだけども。あと、岡崎が戻って来た場合もそこでチャンスを掴めるか。

まあ、ヤットは滅多に怪我しないんで、今季序盤のようにコンちゃんの離脱もしくはチーム事情によってCBをやるというスクランブルが発生しない限り、戦術的オプションでバックアップの選手に出番あるかってとこですね。層は決して厚くないけど無理に厚くすると出られない選手が不満分子化してしまってチームの雰囲気を淀ませたり、酷いのになると控え同士でツルンで飲み歩いたり・・・つまりノーモア・キャバクラセブンってことw

これに関して浦和なんかでは前に固定給全額保証とかいうのをやっていたりしたらしいが(さすがにこれはもうなくなったようだが)、今でも出場給についてはよそのクラブのそれより倍ぐらいは出したりしているらしい。つまり、選手を囲い込むにはやはりお金が必要になるわけで、その囲い込みを更にスケールアップして、中国代表選手を他の中超クラブに出す利敵行為はしないよってやっているのが広州恒大なわけ。

まあ、今のガンバでならそこまでするほどのものではないとは思うし、昨年出場機会を求めていた小椋を、ガンバ戦には出場できない条件付きで出したというのはチームマネジメントという点では間違っていなかった。赤嶺の場合は・・・本人J1でやりたかったのかもな。けど同じカテゴリーで出してそこでやられてしまうっていうのを東京が仙台に対して経験しているわけだし。

話を元に戻すとボランチの問題は五輪出場の場合の井手口不在の時期のやりくりではあるんだけども。岡崎も愛媛から戻ってくるが、ケガの回復状態次第かな。この辺五輪に出られるかどうかによって事情は変わるかもしれない。

2.SH
このポジションは一番負担が大きい。だからこそSHにおいて兵站の確保が急がれるわけなんだけども。ボギョンの名前が出ているのは補強のベクトルにおいて合致するのだろう。彼のパフォーマンスだけども昨シーズン移籍先がなかなか決まらず、松本のチーム状態もパフォーマンスに影響していたかもしれない。つまり、上位チームでしっかり準備出来ればやれる、っていうふうに踏んでのオファーなんだろう。一応大阪にも住んでいたわけなんで環境的には申し分ない、って書くと、なんかウィジョより可能性あるなw まあ、全北の場合SHがもう飽和状態らしいから、ボランチやるしかないという状態らしいし。

2) FW
宇佐美の去就がまだ決まっていないけども、儀助さん獲得に動いているというのは、宇佐美が出るっていう前提で動いているということだろう。もし獲得の話が進んでいるんだとしたら、水面下ではもうかなり宇佐美の移籍話が進んでいるということかもしれない。

忘れてはいないのがパトの契約更新。パトについては広州富力が興味を示しているという報道があったけども、前にも書いたように、年俸つり上げの為に代理人側からのリークだったような気もするわけですね。結局勝手に踊らされたのはピクシーだけってことw CSの浦和戦の後彼も色々傷ついたかもしれないが、基本日本が好きってことですね。免許っていうのはあのパトが教習所に通っていたとは考えにくいんでw、単にブラジルの免許を書類手続きだけで書き換えただけだと思うし、それまでも運転はしていた(でないと甲府なんかで生活するには大変だったろうし)んだとは思うが、本人が日本好きをアピールし、日本の免許証持っていると便利なこともあるっていう分には良いことなんでしょう。

契約交渉の内容を想像すると、ガンバはパトの引き止めに金を投資したのには間違いない。
パトに関しては彼自身のスペックやパフォーマンスを考えるとマネーゲームするにも限度はある。将来的にはいつかは手放さざるを得ないかもしれない。それでも、宇佐美出るかもっていう状況でパトまで抜けてゼロベースで構築していくには不安はあるんで、パトを引き留めておくという選択は間違いではない。

韓国人選手については、噂に挙がっている二人とも入ってくるとなるとジョンヤとACL登録の関係がややこしくなるかな・・・後ろとのバランス考えると日本人DFが入らない限りジョンヤをACL登録にも残しておいた方がいいようには思うんで多分取るとしたらどちらかってところだろう。

あとそこのポジション争いに呉屋が入っていけるかというところかな。育成とか大卒選手とかの活躍も視野に入れるんなら、彼らが入っていける余地を作るっていうのも大事なことではあるけども。

こうして見ていくと、あまり大きな変化っていうのはなく、基本今までのメンバーをベースにして、その中で競争を活性化させていけるような選手をプラスしていくってところかもしれない。補強した選手に当たり外れはあるのは仕方がないとして、その競争の中で誰かが伸びればってとこではありますね。Tまあ、今季は色んな試行錯誤の末にチーム・シュウっていう形に落ち着いたけども。何となく来年の今頃もそれに落ち着いてる可能性は否めないw ただ、試行錯誤や競争を経て更にバージョンアップしてくれていればってとこですね。

来季の編成に向けてのポジション別診断(GK/DF編)

2015-12-19 15:59:02 | ガンバ大阪
来季の編成に向けて色々と話が出てくることになるんだけども、SHの補強のリクエストを健太監督が出しているということは、裏返せば他のポジションについては国内移籍組でもなかなか入っていく余地が少ないということを表したものではないことの証明だったりもする。まあ、SHだって今ガンバで求められているタスクをこなせる選手ってそうは居ないかもしれないが・・・そのことを検証する為にポジション別に見ていくことにします。

1) GK編

今後5年はよほどの大けががない限りヒガシがゴールを守り続けることになるだろう。彼が長期離脱ってことになると、今季のセレッソが北野を見つけたようなマネジメントは必要になるかもしれないけども、そうでない限りにおいては、控えのGKをどう確保しておくか、というのは考えておく必要がある。

そう考えると、出場機会がほとんどないということを分かった上で戻って来てくれたガヤには感謝しかない。ナビスコカップの準々決勝の名古屋戦で最後PKを自ら蹴って決着を着け、準決勝の新潟戦のセカンドレグではビッグセーブでピンチを救ってくれたんで彼に決勝まで連れて行って貰ったようなものだ。

実はこのマネジメントは、欧州なんかにおいて、正GKがあまりにも存在が大きい為に、実績があるベテランに終の住処を用意する形で来て貰っているというものだ。古くはカシージャスの控えとしてレアル・マドリーがクネクネのデュデク、最近で言えばノイヤーのバックアップとしてバイエルンが、レイナやウルライヒ連れてきたように。あ、Jで言えば栃木から東京に来たエノタツも忘れちゃいけませんね・・・

ただ、ノイヤーの控えとしてバイエルンに来たレイナは、控えという立場に満足出来ずに出場機会を求めてナポリに出て行った。だから終の棲家枠っていうのは常によそのチームの状態の変化によって左右されたりもすることは覚えておきたい。名古屋の高木義成なんかは楢崎の控えだったけども岐阜でGK枠が空いたのをきっかけに出て行ったわけで(それで慌てて名古屋は河田や荻に声かけたんだけど、基本楢崎が居るポジションはなかなか難しいかもな)。

まあ、ガヤさんの場合は、最後ガンバに骨を埋めるという気持ちで戻って来たのならばもう一年はやってくれるでしょう。それと引き換えの条件が引退後はクラブスタッフというコースなんだけども、下部組織には吉田や松代がいるんで彼らがセカンドチーム、更にはトップの方に将来的には上がって行くこと待ちになるのかもしれないが。

だからまあ、ガヤをどこまで引っ張るか。それともどこかで田尻をベンチ入りさせて行く方向に切り替えるのか、ってとこですね。林君はまだまだトップのスピードに慣らして行くことになるのだとは思うが、田尻にどう経験を積ませていくのか?まあ、来季はセカンドチームでの起用が主体になるかもしれないけども。本格的に修行させたいならJ2に一端レンタルさせることも考えないといけないんだろうけども。

2) DF編

1. SB
ヨネ・ハル、それにジェソクシで回せる。ジェソクシはバスケットで言うところの、1番も2番も出来るコンボガードならぬ左右両方に当てはまる軍手人間とでも言うべきか。徳島に修行に行かせた内田裕斗をどのタイミングで戻すかってことになるけども、このポジションってケガ人でないとなかなか苦しい。右SBにコンバートした平尾についてもセカンドチームで使うことになるか。

2. CB
このポジションへの補強を言う人多いんだけども、実際にはどれほどの選手が来てくれるかは、現在のチーム状態を考えて言う必要があるだろう。そらまあ、理想を言えば往年のカンナバーロなんですけどもw そんなタイプの選手なんてJでは居ないわけで、結局何を重視するかってことよね。対人能力を重視するなら足元の技術には多少目を瞑ることになるし、ビルドアップやラインコントロール重視なら対人にはある程度目を瞑ることになるが、要はその弱点を如何に隠すかってことになる。その意味でガンバのCBのレベルでなら当然弱点である対人守備を如何に隠すかっていうことで守備を構築していることにはなる。

勿論今のガンバであるなら、CBに対しては手厚い保護を敷いてくれているのでやりがいはあるだろう。ただ、ポジション争いを見ていくと、大輝、岩下、それにアンダー代表の西野君と各カテゴリーの代表経験者の中に割って入れるというチャレンジャーはなかなか居ないかもしれない。まあ、仮にハリルがダイキニワを代表に呼ばなかったら、彼には勝てると思ってくれていたDFは居るかもしれないが・・・w でもACLの城南戦でスクランブルで右サイドバックやったのを見てサイドバック枠で呼んで、東アジア大会でも右SBで使っていたくらいやもんな・・・

余談になるけど、水本、高木和道、それにパク・ドンヒョクという日韓の代表経験者を呼ぶことが出来たのも、彼らの目には中澤ソータには勝てると映ったからなのかもしれない。でもところがどっこい、蓋を開けて見ると予想外の生命力を発揮したのは誰だったかはご存知の通りw

強いて言うなら、今のところ4番手であるジョンヤの扱いかな。ACLがあるとなると彼は「外国人」扱いされることになるわけなんで。中盤から前の補強で外国人枠を使いたいならば、4番手のCBに日本人で代用出来ればってところかもしれない。あと、リオ五輪に出場が決まってしまえば西野君が選出された場合どうするかってこともある。

うーん、J1で無理ならJ2から個人昇格っていうチャンスを狙っている選手ってなるけども、4番手からスタート出来るっていう選手いるかな・・・そう考えると加地さんがいた当時ヨネってよう来てくれたな、って思うけど。当時加地さんと言えばファン感で圧倒的な存在感で君臨していたのに(ってそっちかいw)

個人昇格が無理なら、4番手のところに跳ね返し係で終盤に大魔神、とまでは行かないけどもクローザーとして使えるベテラン選手とかね。ジョンヤにはその役割で不安があるからこそ考えておかないといけないっていうところなんだけども。名古屋の竹内なんていうのはそういう枠で千葉から戻ったと思うんだけども、ウチでも戻せる選手がいるかってことよね。或いは健太監督繋がりで出場機会求めそうなのが、清水の平岡ぐらいしか思いつかないんだけど結局4番手からスタートっていうのを受け入れるかどうか。

いずれにしても我々も補強補強って言う前に今のチームを鏡に移して、オファーを受ける相手の選手からどう映るかってことも考えておく必要はあるでしょうね。出来ないことをやれというのもおかしいわけで、今のチームを客観視した中で出来ること出来ないことっていうのを見ていく必要があるでしょう。

今季リーグ戦を終えて~最高の舞台へ連れて行ってくれた選手たちには感謝しかない

2015-12-08 23:54:24 | ガンバ大阪
先週末は広島へCS第2戦に参戦し、たまたま予約出来た広島市内のホテルで一泊してから翌朝昇格プレーオフ決勝で長居に駆けつけたんんだけども、広島でもガンバサポは多く集まりました。実を言うとガンバが浦和を抑えて、今季アウェイで一番動員が多かったクラブの一位なんだって。まあ、自分もそれについては多少なりとも貢献しているわけなんだけども。

で、自分はいつも「水は半分残ってる」という視点でブログを書くんだけども、今回もその視点で書いてみます。

CSの2戦目になると、確かに広島は後半に浅野が入ってからが勝負であると割り切っている節があるとはいえ、ゲームの入りを見ると動きが重そうに見え、全体的にシーズン中と違ってこちらに遅い掛かる程の怖さはなかった。まあ、それは第1戦で勝ってるからという余裕もあるんだけども、シーズン中の広島のような襲い掛かってくる感じがあまりなかったのは、連戦の疲労が出やすいサッカーしているからとも言えるかもしれない(だからこそ、ポイチさんって多分そのことをよく解っているからこそ、ACLアウェイにベテランを帯同させなかったんだろうけども・・・)。

ただ、それだけに残念なのはこちらの方でしとめる武器が足りなかったということなんだけども、宇佐美がなあ・・・というのが今の現状なんよね。点を取っていなくても、下がってゲームメイクに絡んだり、ボール持って前向ければ仕掛けられる能力っていうところに健太監督は賭けていたのかもしれないが・・・今の彼の出来を考えたら、途中でCS準決勝で宇佐美から秋にスイッチするような采配するのかと予想していたが結局彼と心中したような格好になってしまった。

言っちゃ悪いけど、今の宇佐美が海外っていうのはステップアップどころかむしろ逃げに近い。海外移籍話にしても本人はガンバでの居心地の悪さを感じているからなのかもしれないし、それに併せて興味持っているクラブが現れているんだけども・・・例えば報道で候補に挙がっているシュトゥットガルトはチーム順位と守備崩壊ぶり見ると宇佐美が補強ポイントなのかって首を傾げたくなる。ギドが今の宇佐美のどこを評価しているのかは不明だけども、誰かを連れて来れればギドに何らかのボーナスでも出るような契約なのかって勘ぐりたくもなる。

結局、こちらの方はなんかハンデを背負いながらやっていたんじゃないかっていう位の状態でやっていたわけなんだけども、皮肉なことに、一時期の2トップ頼みっていうのからは脱することが出来たから、ここまで来れたとも言えるし、あとACLを含めた過密日程を戦って得たタフさというのもここまで押し上げてくれたとも言えるかもしれない。

その意味では本当に選手たちはよくやった、と感謝の気持ちしかない。おかげさまでこちらはACLのノックアウトステージ、ナビスコ決勝、そしてCS決勝という最高の舞台へ行くことが出来たんだから。特にACLなんだけども、全北戦もう終わったと思った試合終了直前のヨネのゴールは忘れれることはない。この舞台へ行けたからこそ味わえた喜びだったし、それによって更に一段高いステージへ上がって、アジア最強の広州恒大とガチで戦えた。そしてセカンドレグの試合後に会った恒大サポとは今こうして中国版LINEとも言うべきWeChatを通じて日中のサッカーの話題についてやりとりしあうことが出来ている。ええ、CWCで再会する予定ある。実は今季アウェイでもっとも動員が多かったチームは浦和ではなくガンバであったらしい。当然その中には自分も入っているわけなんだけども。ですけども。それもこれもひとえにACLをしっかり戦ったからこそではあるけども。

で、天皇杯までしばらく日程が空くので、CSや昇格プレーオフについてはまた別の機会に書きます。どんな制度がいいのかは、結局何を重視するかによるものだと考えているわけです。ひとつ考えておく必要があるのは、その仕組が、消化試合を減らして通常のリーグ戦をどう活性化させているか、ということではないかと思ったりもするわけです。例えば昇格プレーオフっていうのはプレーオフそのものでだけでなく、そこに至るまでの過程において10位前後くらいのチームまでも巻き込んでプレーオフ争いに向けてしのぎを削るものになる。これに対して2ステージ制って色んな意見あるけども単純に昔のような前後期の優勝チーム同士の対戦だと、ステージ優勝争いから脱落すると降格圏に行かない限りは消化試合となってしまうという問題もある(だからNPBでも制度改革を議論する際にかつてのパ・リーグのような前後期制というのはそのような問題をはらむせいで、議論にも上らなかったようだが)。

その意味においては、現行の変則的な制度がまだ年間順位次第でもCSに行けるという可能性を残してはいるんよね・・・それによって今季ガンバは助けられたということでもある。だから2ステージ制度が盛り上げたというよりも、ポストシーズンゲームがあることによって盛り上がったという側面があるわけです。ま、北米のメジャースポーツのように最後にてっぺん取ったチームがワールドチャンピオンっていう風に簡単に割り切れない皆さんの気持ちはよく解りますけども。

あ、この話書き出すと長くなるんでまた今度にでもw といいながら結構書いてもうたw

CSに参戦してみて思ったこと

2015-11-29 09:07:31 | ガンバ大阪
翌日は長居で昇格プレーオフ見る為に日帰りでCS現地参戦してきましたけどもw ホンマよう勝てたわw ただ、90分で勝負を決めに来た浦和が延長に入ると運動量が下がっていった為、こちらもチャンスメークが出来るようになってた分、どこかで決められればと思ったけども、ダイキニワが決勝ゴールの起点になるとは思わなんだw 

でも、ゴールポストに当てた後の場面を改めて見返してみたけども、ジェソクシは東からのパスをヤットにつなげて、ヤットが浦和の阿部ちゃんを剥がして縦パスを入れた時にハルと一緒に上がっていたわけで、完全に取りにいっていたな。あれもし防がれていたら逆に浦和のカウンターの場面だったんだけども、決めに行くぞ、っていうジェソクシの強い意志を感じたものだった。

浦和は関根が中に絞る形で対応していたんだけども、最後ハルの逆足ボレーは防げず。でも関根は90分間積極的に仕掛けて、疲労が見える延長になってもあの長い距離を下がって、最終ラインのカバーにも入ってハルの方にもよく追いついていた方だった。そのことを考えると、関根ってこれから凄い選手になっていくかもしれない、って思えてくる。最後ハルに決められたのは結果でしかないんだけども、我々だってハルの右足シュートなんてそんなに見ていないw お互いが決めに行った結果がこうなったというものであって、一歩違えば自分ら負けていたかもしれない、と思ったりもする。

なんていうか、野球で言えばホームラン打ってもガッツポーズせずに黙々とダイヤモンドを一周する間隔かな・・・スタジアムから帰りの浦和美園駅まで歩いて、そこから電車乗って帰る道のりも、ガンバ関係のマフラーや帽子はカバンにしまっておいた。これは周囲と余計な摩擦を起こさないようにするという自衛策でもあるし、仮に何もなくても浦和サポからすればあまり気分よくないだろうとは思うし。これはACLなんかでいろんな国(特に中国)へアウェイ遠征した時に身についた考えではあるわけですね。中国アウェイなんかでは完全隔離するのが原則なんで、ホテルにアウェイサポ集合させてからバスで送迎するっていう形で余分な摩擦を起こさないようにする(その逆にビジター席のチケットを持ってなくても自分が日本人であることを告げれば日本人応援席に入れてくれたりもする。これは隔離政策の考えに基づいているからなんだけども)。浦和はそこまで厳密な隔離政策は取ってはいないんだけども、それだからこそ自由には各自の責任っていうのが伴うことを自覚して、節度ある行動を取らないといけないのは言うまでもないんだけども。安全で快適なスタジアム運営っていうのはそういうことなんじゃないだろうか?

ところで、参戦してみて解ったんだけども、CSで得られる果実は多分テレビの放映権料っていうところなんだろう(2ステージ制で新規開拓を餌にして明治安田生命さんとスポンサー契約したかは知らんw)。ただ、今回の視聴率の数字がもし04年のそれよりも低いものだとしたら、それは10年の歳月を経て、Jの100年構想というのが一層進んで行った結果ではないかと思ったりもする。

つまり、自分の応援するクラブが出ていなければ積極的に関わろうという気はなくなるってことよね。暇だったらテレビで見てみるわけなんだけども、自分の用事があればそっちを優先していたかもしれない(多分CSに出るのがガンバではなく東京だったら自分もそんなスタンスだったかもしれない)。まあ、欧州サッカーや北米のメジャースポーツにおいても、基本的にはおらが町のチームの試合以外は人々はあまり関心を持たないものではあるわけであって。しかも、今回埼スタのアッパーにおいても空席が目立ったように、普段のリーグ戦でのガンバ戦であれば確実に埋まっていたであろうエリアに空席が目立っていたのは、浦和サポの中で観戦拒否していた人たちが居たってことよね。どうせスポンサー料や放映権料が入って来れば、俺ら見に行かなくてもいいでしょ、っていう風に観戦拒否した人たちには見透かされているわけでね。

ポストシーズン制に関して、オール・オア・ナッシングっていう人は実は以外と少ないんじゃないかと個人的には思ってます。焦点はどのような形なら容認出来るのか、ってこと。例えばJ1昇格プレーオフというのは他サポの間でも認められている。本当に年間通しての順位を尊重すべきだという考えを貫き通すのであれば、福岡まで自動昇格で終わっている話ではある。

だからこそ、大事なのは人々に受け入れられるレギュレーションであり、それを導入するに当っての十分な説明責任っていうのが要るのに、ウソで塗り固めているっていうことでしょう?結局のところ多くのJサポの感情っていう部分を無視して突っ走ってしまったことが問題ではあるわけですね。確かに収益は上がっているかもしれないけども、その代わりJリーグは手痛いしっぺ返しはいずれ食らうことになる、てかもう既に食らっているわけではあるんですけどもw 

ま、今回ガンバが当事者になることによって色々見えたものっていうのはあるっていうのがCSに出た収穫ですかね。あと、2月の頭からバモらなくて済んだということもデカいw

地元で昇格プレーオフやっているんであれば見に行こうと思うけども、CSであれば見に行こうという気にならないっていう違いはなぜなのかということを考える必要はある。ひとつには導入過程の問題っていうのにあるんだろうけども。

最後の万博リーグ戦を終えて~山形の不器用さも嫌いじゃない

2015-11-24 00:30:19 | ガンバ大阪
4ー0有終の美を飾りました。宇佐美のトップ起用ということは本来1トップとして体を張るとかラインの駆け引きするとかいうのには期待はしていないけど、もう少しゲーム開始の時のような流動性で活性化を計るかと思ってたけど、前半の出来を見ると、前半だけで見切られても仕方ないなというものだった。

特に前半ヤットからの鬼キラーパスをトラップできなかった場面(欧州行けばあれくらいのパススピードでしょっちゅうくるぞ)や右サイドで作ってゴール付近で1対1のお膳立てしながら競り勝てなかった場面。そうすると、結局この人はトップ下か第2FWってことになるかもしれない。だとしたら、彼の運動量をカバーできるタイプと相方を組ませるってことを考えないといけないわけで、パトよりは長沢か赤嶺と組ませるべきなのか。となると、CSに入るとパトは頭ではなくベンチスタートという選択を考えられるのかってことよね。

ハーフタイムで長沢がリザーブ組のアップとは一人離れて急ピッチで仕上げているのを見て、恐らく後半は宇佐美と長沢の交代はあるかな、と思って見ていたら・・・なんと秋との交代ではあった。

ただ、この交代によってやや下がり目の位置でボールもらえるようになってトップ下の位置で前を向けるようになった宇佐美が4点のうち3点に絡む働きを見せられた。まあ、だから1.5列あたりでゴールだけでなくチャンスメークも出来るって形で攻撃に絡ませるのがベターってことなんだろう。

ただ、4点取った後に周りが宇佐美に得点王の後押しの為に点を取らせようという雰囲気になってしまった為、そこで彼に点を取る為の二の矢が出せない現状は露呈されてしまったと言えるかもしれない。

後半途中から入った長沢について言うと、彼はパトと違い下がって守備が出来る。まあ、宇佐美がいるということになると下がる役割を代わりにやらないといけないんだけども。ウサパトの組み合わせにおいて宇佐美の守備意識が問題視されたのは、宇佐美単独というよりは寧ろウサパト揃った場合両方共に下がれないことであるからだというのは前回のエントリでもふれた通り。長沢は長沢なりに自分がガンバで生き残っていく為には何をすべきかは解っているやろうね・・・

山形について言うとこちらが先制するまではよかったし、周りからは、なんでこのチームが落ちたんやろ、っていう声まで上がっていたくらいだった。石さんのチームって柏時代からそうだけどもハイプレスがはまればいいサッカーにはなる。まあ、それが外された時のリスクはでかい分だけ傷口を広げるんだけども・・・だから60分くらいまでを見て、佐藤寿人なんかからはガンバより浦和の方がいいサッカーしてるって思われてたんかね。でもそれ言うなら浦和相手の神戸の失点シーンって酷かったけどもな。
SHとSBの間で起点作られてからあっさりサイドバックの裏入れられるという形のもので、ネルシーニョというかブラジル式の弱点をモロにつかれたかもしれないんだが。

話を戻すと、山形の場合、昨年最後にJ1決まった時点で補強しようにも残りものが少なかったし、声をかけても資金面の問題でFWの補強が難しかった側面はあったのかもしれない。

だからこそ、一生懸命プレスをかけ、決まるまでチャンスを作り、4失点してからも気持ちを切らさずに戦う山形の不器用さって決して嫌いじゃないんですけどね・・・


共存が難しくなりつつある宇佐美とパトリック

2015-11-21 11:41:31 | ガンバ大阪
今週は接待やら神戸でのNBA観戦会やらで時間取られて、気がづくと明日が最後の万博のリーグ戦ですか。少し先週の天皇杯を振り返ってみますけど。

宇佐美抜きでやってみたら勝利。大森が攻守において非常に効いていたのが大きかった。前節の広島戦でドウグラスに先制ゴールのFKを与えた岩下のファウルに至るまでの流れで宇佐美のポジショニングが非常に怪しかったけども、宇佐美のサイドっていうのはダメだと解っていての起用なんだろう。

皮肉にも先週広島戦でドゥグラスのFKをセーブしようとして膝から落ちたヒガシのけがが軽傷で済んだ分だけこの試合にでられたというのが大きかった。まあ、本来ヒガシには代表でポジション争いしてほしかったけども・・・

端的にその効果が現れたのが前半終了間際の先制ゴールの起点となったヒガシのビルドアップなんだけども、その前に中盤からバックパスで西野君まで戻していて、西野君からはヒガシへ戻すことによって川崎を前がかりにさせておいて彼らのブロックを間延びさせておいた。それによって、間で受けるスペースが出来たおかげでバイタルで受けたパトが右サイドにドリブルでもって上がり、大森の先制ゴールをアシストしたわけだけども、こういうバックパスで作り直す効用というのをもう少し認めた方がいいだろうね。

その意味において同じパスサッカーでも川崎のそれと比べて大きく違うところは、川崎の試合を全部見ているわけじゃないんで、自分の見た試合での印象だけで言うと、あちらは自陣に戻さずにゴール付近にスピードの強いパスを出すかサイドからのクロスを上げてきたりすることが多く、敵陣から自陣まで引き出すバックパスによってこちらをあまり誘って来ていない分だけ助かったりもするんよね・・・まあ、相手の監督さんがバックパスを禁止しているんだっけ?まあ、バルサのサッカー見ていたら作り直しのバックパスなんてしょっちゅうやってるわけだけどもね。GKに西部ではなく新井が使われているのも自陣からの繋ぎを意識したものかもしれないが、ガンバほど敵陣から自陣GKまで下げることは川崎はあまりやっていないんじゃないか?

まあ、宇佐美いないから、なんて言うつもりはないし、彼を活かすにはトップ起用であることは判るんだけど、そこで問題になるのは宇佐美単独での守備や運動量ではなく、ウサパトが揃って2トップやった時の二人の運動量ってことだったのではないか?そこで健太監督的には前線において役割上外せなかったのがパトとなると宇佐美をどこへ持っていくかってことになって、左サイドに持ってくるしかなかった、ってとこかね・・・その意味では4231で宇佐美を持て余しているし、かといってウサパト2トップだと限界が見えている、ということなのだろう(まあ、これは自分なりの推測なんであって、サポの間では色んな意見はあるだろうけども)。

となると、運良くCSへ出られたとしたら用兵面で動かないといけなくはなるかもしれないな・・・従来の用兵のままで浦和や広島を破れるイメージがあまりないもんで。

幸か不幸か最終節の山形戦でパトは前節での暴力行為によって出られない。ならばウサシューの2トップでやってみたらとは思うけども。あるいはウサヤットで組んで秋は左サイドだけども、宇佐美とのポジションチェンジを視野に入れるとか。これだと2年前の形に近くなる。秋が左サイドならハルをスタメン起用しても生きるわけで。となるとボランチに井手口を使いますか?なかなか思い切ったチャレンジだけどやってみる価値はあるかな・・・まあ、それだとボール失った後のファーストディフェンスのリスクはあるかもしれないが。

オフに避けては通れないのがウサパトの去就だろう。パトは先日日本で運転免許を取得したということで残留に一歩前進かw まあ、天皇杯でのパト劇場を見たらピクシーは彼の足元の技術のなさを見て諦めてしまうんじゃないかw 広州富力って、過去にハム太郎が給料未払いでスト打ったり、エリクソンが勝利ボーナスの未払いを訴えて中国足協に仲裁を求めていたりしていたこともあるくらいで、早い話あそこのオーナーは恒大以上に金持ちなんだけど、わりとケチな人らしいw

結局、富力の爆買いっていうのが話題になったのは、川崎のレナトの事例があるからなんだろうが、あれから判るのは、

1.富力の実情を知らないレナトがよりよい金銭的条件を求めて行きたがっていた
2.突然のオファーで川崎もお手上げだった
3.引きぬかれた川崎が代わりにレナトのようなストライカーではなく、風間スタイルに合うとされたマイアを連れてきただけだった(ここでレナトのドリブルというスパイスは消えた)

ということかもしれない。1についてなんだけども、中国がサッカーにおいて爆買い攻勢かけられるのは、かの国の実情を知らない(というか元々関心がない)人達に対して金銭をちらつかせて引き抜くというのは覚えておきたい。例えばドログバが3ヶ月給料未払いっていうのがあったにしても、ティガナ、バティスタといった監督やケーヒルのようなFWを上海申花が獲得出来ているというのは、知らない人たちに対するアプローチが有効だということをよく解っているからなのだろう。

2に関してだけども、中国メディアの報道によると、代理人会社(早い話本人なんだが)とガンバの間でパトの保有権を共同保有しているっていうことが富力からすればちょっとややこしい印象を持たせているということなんだけども、ブラジル人の保有権って多少複雑なところあるからこれがどこまで有効かは判らない。ただ、この方式によってパトを完全に買い取るっていうまでの資金は抑えられてるとも言える。この方式だと移籍となると取れる移籍金の利益は下がるかもしれないが、保有するコストは抑えられるということなんだろう。

3についてだけども、移籍金というのはこの世界でポンと一括というのは珍しく(マインツは東京に対しては武藤の移籍金を一括で払った、というのが東京の立石さんの話らしいけど、それだとフィッカちゃんはもっと補強に金使えや、って言いたくなるわね)大体分割っていうことになるんだけども、川崎がレナトの移籍金を最初の分だけでも貰えてるのかというと・・・まあ、それ以上言わんとこw ただ、風間監督って自分のスタイルに合わない異質なタイプの選手をあまり好まないっていうのが裏目に出ていた気がしないでもないんよね。ウチと違ってパトを料理のスパイスとして効かせられなかったわけだし。

今のとこパトは日本の免許を習得して日本に留まりたいことをアピールしてはいるんだろうけども、もしそれが第一なんだとしたら、本人にしてみれば富力のオファーっていう交渉カードを手に入れたということかもしれない。その辺長期的にマネーゲームする体力はガンバには残されていないけども、宇佐美の海外挑戦の話があるんなら、一応今季オフには残っていてくれたらと思うけども。今のところガンバ自体はクラブとして出来ることはやっている。勿論それでもどうにもならない時が来るかもしれないが、今のところガンバのフロントは川崎の事例からはよく学んでいるということが言えるかもしれない。

そして宇佐美。海外再挑戦の噂は今に始まったことではないけども、今回大きくなっているのは本人にその気持ちが強いからかもしれない。彼は今の境遇に満足はしていない。だからまあ、海外に出ることによって何かを変えたいと思っているのかもしれない。海外挑戦は応援してあげたいけども、ハリルによって体脂肪をいじられたコンディション考えると、休まないままに欧州行くっていうのはどうかな、って思うこともある。今冬休んで体を作り直してから来年夏にチャレンジするのがベターという気はするけどもね・・・

ただ、その一方で彼自身を観察していると起用法等によって、自分が王様でなくなりつつあるガンバでプレーするモチベーションが下がっている気がする。となると、そういう選手をいつまでも置いておくことがガンバにとってプラスなのかってこともチームマネジメントの観点から考えておくべきかもしれない。

個人的にはどちらかが残ってくれればってとこですかね。どちらかが抜けてもそれなりにお金が残ればそのお金で変化をつける為に誰かを取れるということで。どちらかが抜けるということはどちらかの持つ特性を失うかもしれないけども、それでもそこから別の変化をつける方がいいんじゃないかって思うわけね。「紅蓮の弓矢」でも言っているように、何かを変えられるのは何かを捨てられる者だということで・・・

え、二人とも抜かれたらどうするって?まあ、そのときはそのときでしょうw