ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

年末の小掃除

2011-12-26 | Weblog
掃除が苦手だ。片づけても片づけても散らかってしまう。
ものは増えていくのに、古いものを処分しないからあふれるばかり。
片づけの本がいろいろ出ている。
「人生がときめく片づけの魔法」というのが面白そうだったので、買って読んでみた。
ときめかないものは処分する、とある。それにしたがって小掃除をしてみる。

洋服をごみ袋三つ分、本や雑誌類を300冊ほど、キッチンや物置にあふれていた訳の分からないものをダンボール箱二つ分、処分した。少しすっきり。
ついでに机周りを整理する。作品の下書きの類、ボツになった企画書、チラシ・パンフレットの類、いちいち考えていたら置いておきたくなるので何も考えずに次々捨てる。かなりすっきり。
これで東京の劇団大樹さんの新作に取りかかれる。

こんなに捨ててあとで困るんじゃないかと一瞬思ったけど、少し時間が経つともう捨てたものがなんだったか忘れている。
人生ってこんなものかもしれない。
大切だと思っていたものだって、なけりゃないでどうにかなる。
なくなったところにまた大切にしたい新しいものがやってくる。
ものは捨てても、そのものたちが残してくれた記憶は私のなかに残る。
記憶は見えないけれどなくならない。

引き出しを整理していたら星みずくの第一回公演の後に書いた手紙の反故が出てきた。
「星みずくは極小規模ですが、作品だけは練りに練った書下ろしの自信作を用意します。店構えも盛りつける器も質素だけど、出す料理だけはどこにも負けない小料理屋だと思ってください。お客様は少数限定。とても贅沢な企画です」なんて、書いてある。
その星みずくも来年で5年目。
今年は夏に、私としては精一杯がんばったお芝居の企画をしたので、
星みずくの方は再演という形にした。
来年はちゃんと新作を書く。
ギター演奏と語りの相手役を引き受けてくれる酒井君との、今までで一番の極小ユニットだ。
先日、会場にしようと思っている京都の高瀬川沿いにあるライブハウスを、二人で下見に行った。
クリスマスシーズンなのにクリスマス色ゼロのお坊さんのライブをやっていて、でもこういうのも、なんだか印象に残るよネ。

次回星みずく、来年の秋の予定です。
ぜひぜひ、いらしてください。

それでは皆様、よいお年を!

(写真は、夏の公演の時がんばってくれた猫のコータ。小掃除しながら目が合った。
アンケートに、ぬいぐるみのクオリティがすごいなんてのがありましたっけ。
コータは、大丈夫、捨てないからね)。











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