ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

星みずく公演「甘やかな十字架」にお越しくださった皆様へ

2008-04-04 | Weblog
星みずくプロデュース公演Vol.1「甘やかな十字架」にお越しいただき、ありがとうございました。
私個人のはじめてのプロデュースで、反省する点もたくさんありました。
会場もはじめて利用させていただく場所で、何人のお客様に入っていただけるかもちゃんと把握できていなくて、皆様には窮屈な状態で観て頂くことになってしまい、本当に申し訳ありませんでした。古本屋ギャラリー海月文庫は好きな空間ですので、次からはお客様の数をもっと制限し、観やすい状態を心がけたいと思っています。
星みずくは、み群杏子の個人的なお祭りの場だと考えてください。
演出、音響、照明を一手に引き受けてくれた垣内さんや、出演に応じてくれたみんながいて実現できた企画ですが、プロデュースなどという面倒なことをする決心ができたのは、自分で自分の作品を語りたいという思いでした。
小学校の時に全校生徒の前で自分の書いた読書感想文を読めと言われ、緊張で声が震え、挙句の果てに失語症になってしまったという苦い過去があって、それ以来、人前で話すことは恐怖でした。でも、最近、カフェなどで私の作品を役者さんたちが語ってくれているのを聞いて、私も読み手として参加できたらどんなに楽しいだろうという思いが募ってきたのです。役者になるのはいまさら無理だとしても、語りならと。遅ればせながら朗読教室に通い、ボイストレーニングを始めました。
まだまだ未熟ですが、本気で自作の語りを続けていきたいと思っています。温かく見守ってやってください。
これからも年一回のペースで星みずくの公演を続けていくつもりです。
星みずくは極小規模ですが、作品だけはこのために練りに練った書下ろしの自信作を用意します。
店構えも盛り付けるお皿も質素だけど、出す料理だけはどこにも負けない小料理屋だと思ってください。お客様は少数限定。とても贅沢な企画です(笑)。どうか楽しみにしていてください。

まずはお礼まで。今回はご来場、本当にありがとうございました。

                                み群杏子