常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

熊野山

2023年12月08日 | 登山
山の会の今年の締めは長井の熊野山。天気予報は雨と突風が来そうで迷ったが、午前中の晴れマークを信じて実行した。登山口の「学び館」に着いたときは、青空が広がった。スキー場のゲレンでにある間違い安いコースを取って、尾根に登る。近くに雨が降っているらしく、ダムが見える見晴らし台では、虹が見えた。この山は標高」669mだが、熊野山神社までの尾根道はしっかりしていて歩き易い。尾根道の脇は切れ落ちた斜面になっているが、イワウチワの群落が広がっている。春の花を見たいとの声も上がる。

尾根道でたくさん見たのは、熊の糞。この季節でも、冬眠に入らない熊の目撃情報が出ている。暖冬と熊の冬眠にはどんな関係があるのか。もう20年も前に出版された熊研究家の米田一彦さなの『山で熊に会う方法』に当ってみる。熊は冬眠すると言われれが、米田氏によると熊は冬眠すると言われるが、冬ごもりが正解だ。北の厳冬期の冬ごもりは長いもので6ヶ月、暖かい広島では60日から70日。気温と越冬に関係があるが、栄養の多寡も関係がありそうだ。「冨栄養の穴持たず」という言葉がある。十分に食べた熊は、冬になっても動き回り、なかなか越冬穴に入らないケースがあるという説だ。越冬のために、十分食べられないで、越冬しないということではないらしい。

熊はブナなどの大木にできたウロ、倒木でできた穴などに越冬穴を作る。ウロは入り口がたった14㌢と狭いものもある。熊の足跡を辿って穴を探しても、知恵を働かせて、足跡を消す工夫もしている。穴から出て来るのは、4月半ばであるが、気温の上昇とととも動きが活発になり、穴の周辺の齧ったり、身体を動かして、外へ出る準備が始まる。

こんな里山ににも熊の糞があるということは、この山中のどこかに熊の穴があるかも知れない。登山者と熊との遭遇はあまり聞かないが、注意するにこしたこはない。新年の登山は1月13日になる。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (佐貫卓球ルーム2)
2023-12-12 11:39:22
ブログ拝見してます
今年は全国で熊との遭遇が相次いています
怖いですね
此方は山が多いですが熊はいないと思います
いのしし・さる・はくびしん・などだとおもいます
返信する
ありがとうございます (miki701_1941)
2023-12-12 16:02:27
もうそろそろ、熊も冬の栖に
移動するはずですが、なかなか
気候変動で、うろうろしている
ようです。
返信する

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