梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

お酒-6:ぶどう酒の続き

2010-09-13 09:22:30 | 日記
もう時効だろうからと言う事は結構ある、ぶどう酒についてもある、まあ密造酒と言う事になるのだが自分で飲むのを作っただけだからあまり罪悪感は無かったし殆どそんな事は考えていなかった。山梨の友人に教わって「適粒」と言って出荷用に形を整えた時に出る葡萄を貰って来た、10kgはあったと思う。彼の指導に従って新しい晒しを買って来て包んで潰したら2人掛かりで絞る、1升瓶に4本位採れた、一升に付き砂糖を何グラムか入れる、正確に量は憶えていない「多くすれば度数が上がるが甘くなる可能性もある」と言う事で標準で作る、彼の実家は新宿の高野と契約栽培をしている葡萄農家なので単価はかなり高い、原料は殆どピオーネで「重さで言うと1升あたり3万以上になる」と言う物になった。醗酵をさせる為に栓は新聞紙を丸めて埃が入らないようにビニールの袋をかぶせて台所の下に置いた。恐らく9月末か10月頭だった筈でその後時々見にいった友人が「いい感じだよ」と言っていた、年末最後の日に1本だけ皆で試飲する事になった、「此れは美味い、」と言う出来で「未だ少し若い、」と彼が言うとおり少し砂糖の甘みが残っていた、「後3ヶ月寝かせば最高のワインになるな」と残り3本は手を付けずに置いた、が、其のままうっかり忘れてしまい「そう言えばあれはどうなった?」と見に行ったのは梅雨に入った頃だった、何と此れが全部見事に酢に成っている、醗酵を止めなくてはならないのに紙の栓だったので醗酵はどんどん進み見事に3升で10万円のワインビネガーになったわけだが既に滓はカビが生えている、結局トイレに流したがもう一度やってみる事は無かった、今山梨では原種である「本甲州」は粒が小さくて種が多いので全く出荷はしていない」らしい、しかし「此れが山梨の原点だから」と大抵の葡萄農家は何㎡かは残している、此れを使って客が自分で絞り醸造所に醗酵を依頼し、出来上がった物を受け取る様な事は出来ないだろうか、仕上がりはあくまで自己責任、好みで他の葡萄を混ぜたりして作るのも面白そうだ、マイワインで誕生日を祝うなんぞは面白いんじゃないか、日本酒は素人がどうこう出来そうも無いが葡萄酒に関しては有る程度楽しめそうだ。ワインの摘みと言うのは変だが自分は何か無いと酒は進まない、チーズが良い、特に私はナチュラル系が好きでカマンベールが賞味期限すれすれになって流れそうな奴に少し塩を振ってクラッカーに乗せて白ワインを飲むのが何とも言えない


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