梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

えんやこら今夜も船を出す

2020-08-28 09:49:28 | 雑記
「逢ひ見ての のちの心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり」
百人一首の歌だが意味は“恋しい人と契りを結んでから後の恋しい気持ちに比べたら、昔の想いなど無いに等しいほどのものだった”となるらしい
逢い見てのちのを一目ぼれと思っていたらこの関係は男女の契りを結んだあとの心持ちだった様だ、
まあ年齢から言っても当たり前だけど恋から関係が契りを結ぶ(露骨な表現は避けたい!)関係になってからが恋愛関係が本当の歓喜であることは古の歌でもよくわかる
そしてその歓喜は離れている時の苦悩にもなり、また会う時の喜びを増幅させる
しかしそれは“逢いみまえる”前とは違う心の深層からの苦が育ってくる
若いころ当然性欲は始末に困るほど持っていた、
しかし、好きになった娘、憧れの女性はその対象にはしなかった、
よく憧れのスターはトイレすら想像したくないという話を聞いたが清純さに心を惹かれた相手にそういうイメージを重ねる事はどうしてもできず性欲の対象は漠然とした性対象としたイメージで処理をしていた
しかし実際の話こっちが勝手に神聖化してみている彼女もいま思えば性欲もあっただろうし手も握らない様な関係を続けていたら(この人は何でなにもしないんだろう?)と言う事になってしまったのだろう、結局別の男に行ってしまった
半世紀も前の話、それから36で結婚するまでいろいろあったが“ドロドロした関係”が男女関係の醍醐味なんだと納得した
黒沢年男の「黒の舟歌」の歌詞ではないが「深くて暗い川がある」で懲りずにそれでも「えんやこら今夜も船を出す」のだ、


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