梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

地位協定とパートナー

2011-11-25 10:28:31 | 雑記
新聞で「日米地位協定見直し」と言う記事を読んだ、日本だけではなく在留米軍と各国の間にはこの「地位協定」という物があるらしい、しかし記事によると日米間は非常に日本が不利の条件になっているらしい、
南北朝鮮問題で未だに戦争状態にある韓国ですら、日本ほどアメリカ優位の条件ではないそうだ、
無論正確には知らないから記事をそのまま鵜呑みにしての感想だが今回問題にされている事故事件に於ける司法権の問題は確かに酷い条件だと思う、
治外法権は基地内の要件に関してはそのエリアが「治外」だと言うのはある程度仕方ないだろう、
しかし、基地外での法治は日本国法に従うのは当然だ、米国軍属が運転しているから日本中何処でも何か起こってもアメリカの法で裁くと言うのは理屈が合わない、それもアメリカ国内法よりずっと軽い、運転の話だけにして話してもアメリカでは車検制度が無い、じゃあ日本を走る車も軍属が乗っているから車検は要らないのか、
たしかに日本の車検制度は業界団体と官庁政治が作り上げた制度で世界的には殆ど見られないがアメリカでは「車の整備は持ち主の責任」で整備不良で起こした事故には保険も利かない事がある、そう言う意味では役に立っているシステムだが今回の問題になっているのは整備不良ではなく追突事故のようだ、
追突事故は国内法では殆ど相殺の無い事故で90%以上が追突した加害者の責任である、此れには民事以外に刑事罰も有るのだが「アメリカ軍属である」という理由で加害者は基地から出ないままアメリカに帰国した、裁判結果は「5年間の運転禁止」だそうである、
何年か前に10代の女の子がアメリカ軍人に輪姦される事件があった、此れをきっかけに基地反対が大きくなって流石に日本の司法に渡されたと言う事が有ったが住民運動が大きくなるかならないかではなく原則として基地の外で起きた事は日本の司法にゆだねるべきだろう
TPPは「環太平洋パートナーシップ」と言う名称である、アメリカ大統領は必ず「日本はアメリカにとって最高のパートナーであり、最も重要な友人である」と発言する、
「日米地位協定」と言う名称は元の英文ではどう言うニュアンスになるのかわからないが少なくとも日本語の持つ「地位」と言う文言は互いの優劣を示す文言である、現状では「同等の地位である」とはとても言えないだろう、
政治的発言と実効支配している「地位協定」に矛盾を感じるのは自分だけなのか


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