梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

”妖怪さとり”と

2020-10-19 16:58:38 | 雑記
日本の民話に「妖怪さとり」と言うのが居る、
「覚」と書いてある本もあるがもしかしたら中国からの妖怪かもしれない
杣道を歩いていると突然現れて「おい、お前今”おかしな奴が出たぞ“と考えたな」と声をかける、
びっくりして(なんだこれは?)と考えると間髪を入れず「“なんだこれは?”と思ったな」と言う
兎に角頭に浮かんだことをすべて読み取ってしまうという妖怪だが特に危害を加えるわけではなさそうだ
しかし、これは本当に会いたくない、面倒くさい妖怪である、
バラエティ番組に「ホンマでっかTV」と言うのが有って今は見ていないが一時結構見ていた、
色んな先生方が並んでいて世界の話題を専門的に説明するという番組で途中からゲストの質問に答えるという形になった頃から心理学の先生が登場するようになった、
司会のさんまが「心理うえき」と言っていたが字は覚えていないがあまり先生らしくない華やかな女性だった、
彼女がゲストの話を聞いて心理分析をするのだがそれが結構納得できる鋭い分析をする、
それが面倒なことに結構的を得ていて感心するのだが自分としては(絶対にこんな人に会いたくない)とつくづくと感じたものだった、
自分でも気づかない様な心の襞を冷静に分析されと言うのは如何にせん気持ちが悪い
どんな服装をしていても丸裸にされてしまう様な不安感がある、
彼女を見て感じた漠然とした恐怖は多分この「妖怪さとり」に会った時の嫌らしさに等しいのではないだろうか
心理学と言うのは心理的要因によるコミュニケーション障害には必要なのかもしれないが普通に暮らしている人にとってはとても不快感のある学問なんだろうな、
少し離れた所からじっと観察をしてこちらの深層を垣間見るというとてつもない人権の侵害だ、
しかしあくまでそれは想像の域だから文句は言えない、言えないが本人が気が付かない様な葛藤を指摘されていると凄~く嫌~な気分になる、
まあ先生のせいでも学問のせいでもないがね、出来たらお会いしたくはないな、まあ会う事は無いだろうけどね