梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

跳弾と昔映画

2016-04-29 07:52:08 | 雑記
TVドラマの「9係」で”跳弾”と言うのが有った、銃弾が跳ねる事だがそれで幾つか思い出した、まだ10代の頃「片目のジャック」と言う映画を見た、マーロンブランド主演の西部劇でクライマックス近く敵役を荒野の岩山に追い込み岩の裂け目の様なところからライフルを内掛けるのだが角度を変えて打ち込んだ弾丸が岩の隙間を激しく往復し相手を倒すという場面が有った、私は漫画の「ゴルゴ13」の愛読者で恐らく第一作から読んでいると思うがその中に協会の鐘を使って跳弾による狙撃というのも有った気がする、
上記のドラマでも足元に威嚇発砲したものがコンクリートの床から跳ね返って被害者の足を貫通し後方のドラム缶を貫通するという物だったが実際には跳弾ではライフルの回転は維持できず盾に回転するはずだから太腿の貫通も難しいし射出孔もかなり大きくなりその後に後方のドラム缶に小さな孔を開けるのはむずかしいと思うがまあそれは良いか。
マーロン・ブランドはその後「ゴッドファーザー」で見たがこの時は役作りだろうがかなり印象が違っていた、最近「欲望という名の電車」を見たがこの時がデヴューか或いは出世作らしい、若者の未熟さが好演されrていたと思う、その他の映画は見ていないが一度探してみようかと思っている、
しかしあの頃は映画が面白かった、フランスとイタリアの映画が好きだったが何時か衰退してしまった、変わって台頭してきたのがアメリカ映画だがそれなりに脚本がしっかりしていて楽しめた、「卒業」と言う映画が評判になったが主演のダスティ・ホフマンはその前の「真夜中のカウボウイ」が秀逸だった、彼は助演に近い位置だったがバスの中で下が止まら無くなって相棒に「駄目だ、みっともないよな」と言いながら息を引き取った場面が印象的だった、
アメリカ映画が娯楽映画で世界を席巻するのは恐らく「スターウォーズ」がきっかけだろうがその前いわゆる「パニック映画」で興行を成功させた頃からだろうか、最初の「ポセイドン・アドベンチャー」はそれでも人間が主に描かれていたが「柳の下の泥鰌」を目論んだ作品はどんどん中身が無くなって来た、「タワーリング・インフェルノ」は救出と「マックイーン」で”辛うじて”映画になっていたが「大地震」に至っては大音響で脅すだけの映画になってしまった、
スターウォーズは昔話の「火を噴く流に攫われたお姫様を旅の若者が救う」と言うストーリーとクロサワ映画の戦闘シーンを組み合わせた映画だし、ハリーポッターも魔法の学校ではストーリーと演出を楽しめるものではない、悪いが幼児が喜ぶ話は大人は微笑ましくとも楽しめるものではない、
まあ、全て私の考えでしかないが映画の衰退をみれば強ち間違いとは言えないのではないだろうか、最近のTVも映画も原作が漫画と言うものが多いが漫画好きな私としても情けない話だ