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梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

生きる意欲の為に同じ条件で育つ事が必要だ

2012-05-29 17:08:18 | 雑記
生活保護の申請が増えている、この不景気でやむを得ない問題だが此処に寄生する不正受給者が増えて来る、元々暴力団の不正受給は昔から問題になっている、
そうでなくとも名義を変えて仕事をし、かなりの収入があっても受給する人間も居たが更に増えてきている、実際に生活保護を受けようとするとかなり細かな規制を受け、プライバシーもプライドもずたずたになると言う、しかし一方から見れば不正に対してどうしても厳しい事を課しておかざるをえない、本当にどうしようもなくて最後に辿り付いた人達にとってはかなり高いハードルで其処で挫折したりニュースに有った様に却下されて自殺するようなケースもある、
しかし不正受給をもくろむ輩は最初から(何もしないで15万近くの金をずっと貰う為だから何を言われ様と頭を下げて置けば良い)と言う準備をしてから行くのだから此方は当然すんなり通ってしまう、
社会主義の崩壊で解るように人間は働かなくとも暮らせるとなればなるべく働かないで暮らす事を考えるだろう、
一方でこの不景気は若者の働く意欲を大幅にそいでしまう、団塊に世代と言われる高度成長期は「一生懸命頑張ればきっと生活は良くなる」と言う未来が有った、又親たちの世代から「人様に迷惑を掛けるな、助けられるより助ける人間になれ」とも言われてきていた
しかし、現在の若者は仕事に対する意欲はこの世代の10分の1も無い、其れは「一生懸命頑張っても生活は今より良くならない、」或いは「どんどん悪くなるだろう」と言う感覚で生活しているのではないのだろうか、数年前にマスコミで流行らせた「「勝ち組、負け組み」と言う意識は彼らの潜在意識に刷り込まれ「親が負け組みなら自分は勝ち組にはなれない」と言う思いに囚われて生きる意欲すら失いかけている、この両者が相まって一生を独身で生活保護になるかホームレスから自殺或いは行き倒れの様な有様になってしまう、
生活保護の審査を厳正にするには本当に困っている人々の生きる意欲を奪うだろう、
今最優先で進めなくてはならないことは景気の浮揚と将来に対する希望を作る事だ、その為には世界的に広がった経済格差を解消する必要がある