福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

終活2022(2) 頻用の富士通スキャナー510M昇天する

2022年01月17日 18時34分46秒 | コラム、エッセイ
 私の学習はほとんど文字情報から得る。
 大きな全国学会には出席するが、秋田で行われる講演会等にはほとんど出席することはない。医療関係者たちに会いたくないからである。
 それ分、学術書、文献等はよく読む。そのほか、書籍、新聞もよく読み情報を仕入れる。
 その際、紙媒体のまま読むことはない。全て自炊というプロセスを経てiPadで読む。

 書籍等紙媒体の自炊は、■対象になる本や文献、新聞記事lの選別、■本の裁断、■スキャナーによる電子化、■電子化データをiPadに転送、■読む時間の確保、である。

 その際、主役はあくまでも自分であることは論を待たないが、用いる道具の主役は文字情報を電子化するスキャナーである。脇役としてカッター、はさみ、定規、日付印などである。

 スキャナーについては種々のタイプがあるが、書類や本の取り込みについてはドキュメントスキャナーと言われるタイプが向いている。

 私は20年以上も前から紙データを積極的に電子化しペイパーレス化していた。
 2000年頃にはにヒュレットパッカード社のスキャナーを用いてきたが、2004年に何故か入手できなくなった。

 富士通KKは従来からScanSnapというスキャナーシリーズを販売していたが当初はWindows対応のみであった。
 2005年にマックでも用いることのできる製品、S-300Mが発売になり私は嬉々として購入した。

 S-300Mは2005年から2011年2月まで使用、約14万枚スキャンしたが、消耗品のゴムパッドが劣化し修理不能となった。
 2011年やむなく改良型のS1300を購入、2015年にはS1300をもう1台追加し自宅と飯川病院で自炊作業を進めた。S1300は一度に処理できる枚数は10枚程度、処理スピードも遅く機能的には必ずしも満足できるものではなかった。

 2019年9月次男から富士通のS-510Mというマック用のスキャナーを使わないか?という話があった。いつもなら値段をつけて迫って来るのであるが今回は値段交渉はない。タダなのか??タダより高いものはないと言われるが、その後、テーブル、冷蔵庫、洗濯機とかいろいろ家財道具の希望があって子煩悩、孫煩悩の家内が対応したらしい。こんな時は私を介さない。結果的にかなり高くついた。

 S-510MはS-300Mとほぼ同時に発売になった機種であるが、機能的にはS1300よりは処理スピードを始め、全ての点で優れている製品で、高価で、購入を諦めていたもの。私の自炊作業はS-510M中心となり、効率的に進めることができ、S-1300は脇役に回った。

(手前がS-300M、後ろがS-510M)

 S-510Mは私の元に来てから3年余、ほぼ連日50枚ほどの紙媒体の書類、新聞の切り抜きが電子化された。何100冊かの蔵書も電子化してくれた。

 それが1月15日、昨日のことであるが、510Mが突然機能停止した。いろいろ蘇生を試みたが私の範囲では蘇生できなかった。電子回路がダメになったと警告ランプが点灯した。2010年製で10年以上も前の製品であり、製造元のケアは受けられない。
 私は深い感謝と共に諦めた。

 今後は私の手によってネジ一本のレベルまでバラされ、メカの勉強と故障の部位の検討に回る予定である。
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2 コメント

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ScanSnap (Ryuji Sasaki)
2022-01-22 08:09:45
ScanSnap iX1600 を使っていますが、とても快適です。2000冊ほどの本を取り込みましたが、どこにも問題は起きていません。
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Unknown (FUKUDA)
2022-02-04 02:33:40
 コメント有り難うございます。
 ScanSnap iX1600 はもう私にとっては機能的にも過剰な機種と思いました。それに丈夫そうですね。
 iX1300は軽いので通常は職場に、週末には自宅で、と重宝しています。ただ、それだけひ弱なイメージです。
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