銅版画制作の日々

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ムカデ人間(2009)○●◎THE HUMAN CENTIPEDE (FIRST SEQUENCE)

2011-08-22 | 映画:ミニシアター

つ・な・げ・て・み・た・い。

京都みなみ会館にて、最終日に鑑賞しました。

それにしてもこれ凄い・・・・。ありえないような話、っていうかこういう発想に驚きです。


ウィキぺデイアによると、、、、。

 

あまりにも奇想天外で下劣すぎる内容であるため、当初日本ではDVDのみ発売予定であったそうです。しかしネット上で話題を呼び、予想外に人気が上がってしまい、日本でも劇場公開することが決定したんだとか。

その名も通り、ムカデ人間のお話。

マッドサイエンティストによって、見ず知らずの人間がその実験台にさせられ、ムカデ人間させられるという非常な話なんです。あまりにも酷過ぎ・・・・。その上結構リアルで、観ている方も思わず目をそむけてしまいます。


このおじさんがマッドサイエンティストことヨーゼフ・ハイター博士。(ディーター・ラーザー
この顔つきがいかにもそんな感じ。

つなげてみたいというのは、頭の中の空想しちゃうけど。まさかそれを実践するというのは何とも空恐ろしい話。 

しかもそういう話が映画化というのも本当に凄い。監督はトム・シックスという人でオランダ出身の方。

  

観始めはそんなに驚かなかったんですが・・・・。2人のアメリカ女性がハイタ―博士の自宅訪問する辺りから、不気味な雰囲気に。大体どうなるのかという予想はつきますが。

しかし実際の場面に入ると、こちらまで彼女たちと同じように震撼状態に陥ります。手や足を拘束され、まったく身動きが取れない辛さと恐怖は、とても観ている私もゾッとしちゃいます。

 

逃げ切れるんじゃない?と一瞬希望も持ちましたが、、、、。結局は彼のなすままって事になる。

 

実際メスを入れてというシーンはあることはあるのですが、ほんの僅か。何が怖くて気持ち悪いのか?その辺がわからないんです。

ハイタ―博士のキャラ? いやそれともムカデ人間にさせられた3人の男女の様子?

3人の苦しみな表情に動きかな?キャストに日本人北村昭博さんっていう俳優さんも参加。この人もムカデ人間にさせられるんだけど。この人がまた面白い。

関西弁で叫ぶんですが、これがまた何とも言えず。でもこの人が、いっそうこの状態の恐ろしさをひきたてているように思います。もちろん2人のアメリカ人女性は喋れない辛さがとてもリアルですし。

 
こんな風に包帯なんかで核心的な部分は見えないけど。やはりこれって異常な姿ですものね。

それとハイタ―博士のムカデ人間製作論を聞くだけで想像してしまうところかな?彼の狂気的なキャラが考える構想だけでも凄く怖さやグロさを実感できるんだなあと。

もちろん映像もなかなかのものです。

 
逃げようとするジェニーに対し、阻止しょうとするハイタ―博士の執念。このバトルも壮絶。


頬を切りさかれて、その上 カツローのお尻に接続されるなんて・・・。
便をもよおしたカツロ―は申し訳ないと謝っていたけど。一体どんな気分なの?考えただけでもオェ~
恐怖だけでなく、生理的にもえぐい。

絶対絶命な状況に陥る3人・・・。苦しみ、哀しみ、憎悪等。

何とか脱出したいというそれだけの思いで、最後の力を振り絞る姿。観ていてしんどくなります。

 そんな時、救いの神が現れる!

 
2人の警官。しかしハイタ―博士、この2人もムカデ人間の実験にしようと企むが。


恐るべしハイタ―!

 
転んでもただでは起きない。

あらすじ(MovieWalkerより) 途中詳しく書かれているので、見たい方反転にして読んで下さい。ネタばれも含みます。

ドイツ郊外。NYからやってきた二人の若く美しいアメリカ人女性、リンジー(アシュリー・C・ウィリアムス)とジェニー(アシュリン・イェニー)はレンタカーでヨーロッパ各地を旅行していた。だがある夜、彼女たちは道に迷い、タイヤがパンクして森の中で孤立してしまう。携帯電話も電波圏外で繋がらず、二人は歩いて助けを求めることにする。雷鳴が轟き、雨が降り出す中、二人はようやく一軒の大きな家の灯りを発見。その家には引退した外科医のヨゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)が一人で住んでいた。博士は二人をリビングへ通すと、電話をかけるふりをしながらグラスの水に睡眠薬を混入、何の疑いも無くその水を飲んだジェニーとリンジーは意識を失ってしまう。二人は、博士自ら拉致してきた日本人男性カツロー(北村昭博)と共に、地下室に並べられた患者用のベッドに拘束される。博士は、自分がシャム双生児の分離手術のエキスパートとして知られる外科医で、半年前に三匹の犬の口と肛門を結合させ一つの生命体に変えることに成功、今回それを人間で行うという。A体、B体、C体の3つの人体の、ヒザの皿のじん帯を切除して四つん這いにさせ、A体の肛門とすべての歯を抜いたB体の口唇、同じくB体の肛門とC体の口唇を縫合して一体化させ、養分はAが口から摂取し、Bを通過してCの肛門から排泄させるというおぞましい手術、博士はそれを“ムカデ人間 第一シークエンス”と呼ぶのだった。やがて手術が始まり、遂に博士念願の“ムカデ人間”は誕生した。カツローを頭に、ジェニー、リンジーと繋がれた三人は、自らの異常な姿に泣きわめくが、博士はその姿を見て「美しい」と感涙にむせぶのだった。博士は“ムカデ人間”を従順なペットにすべく調教を開始、だがカツローはことあるごとに博士に反抗し、人間の尊厳だけは失わず、常に脱走と逆襲の好機を狙っていた。そんな中、刑事を追い払い、一安心して地下室に戻ってきた博士を“ムカデ人間”が手術用のメスで急襲、博士が気絶した隙に彼らは最後の力を振り絞って屋敷からの脱出を試みる……。

 この人は結合できないということで殺されてしまいます。

解説(allcinemaより)

 そのあまりにも悪趣味かつ不謹慎なテーマが各地で物議を醸し、世界中のホラー・ファンの間で大きな話題となったオランダ発の怪作ホラー。常軌を逸した欲望にとりつかれ禁断の人体実験に手を染める変態マッドサイエンティストの餌食となってしまった3人の男女の戦慄の運命をグロテスクな描写満載で描く。主演は「魔王」のディーター・ラーザー。また、犠牲者の一人としてTV「HEROES/ヒーローズ」にも出演の日本人俳優、北村昭博が登場。
 
ジェニー (アシュリン・イェニー)                  リンジー(アシュリー・C・ウィリアムズ)
鑑賞当日、ちょっと体調今一つ。その上この作品鑑賞だったので、正直気分が悪くなりました(笑)
  手をつないで鑑賞したら、割引してもらえるそうですが、21日で上映終了しました。
メディア 映画
上映時間 90分
製作国 オランダ/イギリス
公開情報 劇場公開(トランスフォーマー)
初公開年月 2011/07/02
ジャンル ホラー
映倫 R15+
オフィシャル・サイト

 

 

 

 

Comments (8)
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