Menkarm World

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タイで上位の高校を目指すには

2017年11月11日 00時00分00秒 | タイで子育て
タイの高校で人気があり、ウドンタニからの受験生も多いのは、トリアムウドムスックサー校マヒドンウィタヤヌソン校カムノェッビダヤ校の3校で、トリアムウドム校やマヒドン校は名門校として知られているが、カムノェッビダヤ校は2015年5月に開校した新しい学校。カムノェッビダヤ校の日本語の紹介はこちら

バンコクの塾ではこれらの学校の入試に対応したコースがあり、書店へ行けば専門の問題集も売っているが、数万人が受験して入るのは数十名から数百名の狭き門。息子が通うUP校から毎年十名弱が合格しているが、受験対策はどうすれば良いのか全く情報がない。
先日息子が塾で私の迎えを待っている間に、子供を二人マヒドン校へ入れたお父さんと話をし、マヒドン合格大作戦を伺って来たので紹介しよう。

英語
マヒドン校の3回目のテストは英語であり、それによってクラス分けされるので重要。
必要なのは「ハリーポッター」を原書でスラスラ読めるレベル。

数学
バンコクの塾
オープラス、バーンカムヌアン、アチャーンナロンシャイの内のどれかを生で受講。
ビデオの塾
ザ・ブレイン マヒドン対策コース一式 問題は2回以上解く。
オンデマンド マヒドン対策コース一式 問題は2回以上解く。
スッケー   マヒドン対策コース一式のテキストを入手してやる。
試験
サマーコムカニッタサー、ソウォノウォカニッタサーの入賞を目指す。
各休憩時間に
朝は図形5問、昼はIQ5問、夜もIQ5問を解く。

化学
ビデオの塾
オンデマンドでM4までやり、終わったらウドンの某塾で受験対策。
IJSOの問題集を解く。

生物
生物の参考書を何度も何度も毎日読み、大学入試レベルまでやる。
M3になったらCampbellの本を読む。

物理
ビデオの塾
オンデマンド・アイデアルの両方で大学入試レベルまで学ぶ。
Halliday、Young、Serway等の本で学ぶ。
マヒドンの3回目のテストは実験なので、それに対応したバンコクの塾へ行く。

生物で読むCampbellの本だが、ネットで検索するとNeil A. Campbellが書いたBiologyだろう。Campbell Biologydeで検索すると見つかる。タイの本屋で見た気がするが英語だけでタイ語訳は無いのでは?
物理のHallidayの本は David HallidayのFundamentals of Physicsでは? Youngの本はHugh David YoungのUniversity Physicsかも? Serwayの本はRaymond A. Serwayの

だろう。これはタイ語に翻訳されて我が家にもあり、息子の話では実験に役立つそうだ。

気が遠くなりそうな話を聞いて驚いたが、子供を二人マヒドン校へ入れたお父さんは「ここまで頑張ったが、子供は二人共下位のクラスしか入れなかった」と言われたそうだ。

塾の上級生がバンコク周辺の有名校へ入るので、娘も行きたいと言うが、我が家にとってバンコクの塾は経済的にも時間的にもハードルが高いし、「ハリーポッター」を原書で読むなんて、どういう教育をしたら良いか想像もできない。娘の夢を叶える為なら何でもやるつもりだが、いくら何でも厳しい感じがする。

しかしながら大学受験でバンコクのそこそこ知られた大学を目指す生徒は、UP校でも高校は理数特別コースが普通で、そこで学ぶのはバンコクの有名高校を受験し落ちた生徒達。上記のようにいくつもの塾で学んでないかも知れないが、どこかの塾で一通りは勉強している。バンコクの高校を目指さないにしても、それなりに一通りは学ばないと、地元のUP校の高校受験にも通らないだろう。それなりの大学へ行きたいならば、中学三年間で上位の有名高校を目指した受験勉強は避けられないということだ。

手元にあるビデオの塾のパンフレットを見ると、オンデマンドでは数学や理科の3科目はM1の1年間でM1~M3の勉強をするようになっており、M2から高校受験の勉強となっている。スッケーは時間が長くて毎日数時間やらなければ終わらなそう。小学生の時から中学生の勉強を進めておかないと難しいかも。

娘が中学生になったら、どの塾でどう勉強させるか悩んでいるが、今年UP校の理数特別コースへ二番で入った生徒のお母さんへ伺っても、上記と似たような内容だ。中学受験が終われば、即高校受験の準備に入り、時間的な余裕は全く無いのだが、妻や娘はあれに行きたい、ここへ行きたいと言うばかりで、言うままに行かせれば毎日放課後は塾へ直行し、深夜に帰宅するようになり、学校の宿題も何も出来ないようになる。本当に有名校へ行く生徒はそうかも知れないが、受験だけが全てではないと思う私。悩みは尽きないのだ。

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3 コメント

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悩みますね~~♪ (ハシビロコウ)
2017-11-11 08:25:21
先人から学ぶことは多くても、
個性が大きいし、良い大学だけれども、社会性が低いとかは、人生にとって良さそうでもないし、逆でも程度、ってものがあるし、遣り直しは勿論利かないし~~♪
遠くを見ながら、その場最適という、普通の戦略で行けば、運も伴って、道が啓けると思って、挫けないで遣るしかなのでしょう~~♪
お金の問題も大きい。

本と手に汗握る、という感じですね~~♪
すんごい話をありがとございます! (muga)
2017-11-11 11:29:58
私のタイ語の先生に相談したところ、AUAだけじゃなくてブリティッシュなんたらいう学校もあるし、小さな英語塾ならアチラ先生から3~4人で習えますよと言われて視察してきました。
しかし肝心の息子の野郎がですね~、運動会でサッカーチームから出場するとかで、毎日練習練習、頭はそっちばかり(x_x)
いくら文武両道ってったって、これじゃーですね。
そりゃ顔は充実してますよ、晩飯食らう時は痛めたスネをさすりながら、幸せな顔でユーチューブ見て爆笑してますが、横からマヒドンのマの字でも話そうもんなら瞬間に不機嫌顔で思考停止、遠い目で拒絶態勢。
ハリーポッター原文読みが必要らしいぞと話しても、「ぼく読めるよ」それで終わり・・
文字追い読みレベルの話をしてるわけじゃないのだけど、まあ反抗期ですからね、光子力研究所のバリアーばりの硬い守りでオヤジからの言葉を跳ね返します。
おっと、まず先に褒めるのを忘れてましたかww

まあサッカーのポジションもディフェンダーですからね、守備が彼の人生かもです。
メンカームさんの息子さんの飽くなき向上心がウラヤマシイ!!!
ビデオ塾の話は調子の良いときに話してみますが、まだ興味を持つレベルにはなさそうです。
いつか、なるべく早いうちにメンカームさんの記事内容を教えてくれと、自分から言ってくる事を祈るのみです。
コメントありがとうございます (メンカーム)
2017-11-11 16:29:50
ハシビロコウさん
情報を集めて裏付けを取り、娘へ説明してやると、
「そっか。じゃあそれ全部やろう。」でして、
妻まで一緒になって「やろう。やろう。」ですが、
上位先行組の皆さんは一族総出で協力しあっておられます。
塾で教えてくださったご父兄も、自分の子供はバンコクで、
ウドンタニは甥や姪を連れて塾なんです。
年間数十万バーツの教育費は公務員や会社員だと厳しいですから
祖父母からの援助もされます。
そうやって総力戦で競い合う中へ核家族の我が家が入って行くなんて・・・
次々とゴールが上に上がり、
イケイケドンドンな妻や娘の相手に正直疲れてしまいましたw。
受験だけが全てじゃないぞと言うのですが、
自分自身に受験勉強の経験がなく、
強烈な学歴社会で甚振られている妻には理解できない様です。
子供自身がやると言う限りは手伝おうと思ってますが、疑問符付きのままですね。

mugaさん
ブリティッシュなんたらは、ブリティッシュ・カウンシルでしょうね。
英国政府系の国際文化交流機関で、英語教育が行われてます。
チェンマイに有るなんて羨ましいなあ。
僕ちゃんはサッカーに一生懸命ですか。
うちの息子もボーイスカウトに生徒会活動を熱心にやり、
生徒会では序列5位まで行きまして、エアコン付きの部屋に自分の机を持ってました。
校内での窃盗等の事件調査や校則違反の摘発もやってましたから当時は有名人。
成績の悪化で中2の後期で止めましたが、楽しかったそうですよ。
クラブ活動に学校の先生の理解もなく、知ってる先生は止めさせろと電話して来られましたし
保護者会でも担任から止めさせろと言われまして、
妻は反対してましたが、私はギリギリまで容認しました。
反抗期は私自身もやりまして、私が子供の時はやりたい放題でほぼ許容されましたが、
反対に私が親の立場の時に息子が反抗ばかりすると、
「誰に向かって口を利いてる!」「何だその態度は!」と力で抑えてしまいました。
息子は私より10cm以上身長は高いですし、軍事教練で体を鍛えて筋力もありますが、
切れてぶち殴りに行く私を息子が取り押さえようとして組み合っても
こやつに喧嘩の実戦経験はありませんから、足を蹴り上げて押さえ込んで私が制圧。
親に文句を言うにも話し方が有ると言ってます。(私が子供の時は出来なかったけどw)
すぐ切れて凶暴化する親父に息子は呆れてまして、
私が許容しませんから、我が家に反抗期は存在できません。
私が犬の散歩をさせてたりで出ている時に、妻と息子は時々言い合いをやってますが、
私が家へ入れば終わります。
数ヶ月前に模試の受験で息子と一緒に理数ギフの子を二人コンケンへ連れていきましたが、
車中から親に掛ける電話も敬語で会話なのには驚きました。
タイのきちんとした家ってそうなんですね。
我が家では友達のように話しますし、19に成った息子は猫可愛がりですよ。
下克上受験の桜井さんも「反抗期のロス」について書き進めておられますね。
タイは厳しい学歴社会ですが、起業もやり易く実力社会でもあります。
サッカーに熱中しても、その経験から得るものも多いと思います。
宮使えをするのでなければ学歴自体は意味がありませんから、
いろんな経験をして、多様な学び方をするのも素晴らしいのではないでしょうか。

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