ワクチン争奪戦？

先週の金曜（６日）にウドンタニ癌センターの集団接種会場でシノバックワクチンを接種し、同じ日に接種した知人二人は腕の痛みと頭痛で苦しんでいたが、副反応を心配してゴロゴロしているお陰か、私も妻も特に問題は起きてない。暇なのでブログの投稿数が増えている。ｗ

妻がワクチン接種したのをＳＮＳへ投稿すると、接種したくても出来ない人達が、どうやって接種したのかと問い合わせて来られたので、今日はタイ人向け（住民登録した外国人も可）に国が実施されるワクチン接種について書いてみたい。

先ずはウドンタニでの現状から。
ウドンタニでの集団接種は６月頃には既に始まっていたと思われ、最初に接種できたのは医療関係者から高齢者や基礎疾患を持った人達で、後から教員等も加えられた。ムアンでの接種は未だに高齢者向けが終わってないそうで、モープローム（タイのワクチンネット予約サイト）を使って予約した一般の人達は一方的にキャンセル処理されているらしい。
しかしながら高齢でも基礎疾患持ちでもない３人の知人が既に接種しており、内二人は高級車を乗り回す資産家であり、残りの一人は親族に医療関係者だ。夕方に接種会場へ行けば余ったワクチンを接種可能と聞いた事があり、広い交友関係を持つ人は接種できたのかも？この人達は接種した二回共がシノバックで、医療関係者以外の３回目ブースター接種は国が行わなく、慌てて私立病院が募集したモデルナを予約に走ったが、取れたのは来年５月でビビりまくり。早ければ良いって物でも無いのだろうｗ。

私も高齢者向けの接種日に行ってしまったのを接種会場で知ったのだが、コネを使ったりの不正ではなく、接種する側は高齢者向け接種日のつもりだったところへ地域のアナマイ（保健所）が早くから予約していた一般接種者を入れてしまったらしい。接種会場へ誰を何時行かせるかを決めるのは地域のアナマイなのだろう。
妻の農場へ手伝いへ来てくれているおばちゃんも、自宅がある集落のオソモー（保健委員）へ早々と申し込んでいたが、いくら待っても接種日が決まらないので妻が我が家を担当するオソモーへ相談すると、勤務先の集落でも大丈夫だと思うのでここのアナマイ（保健所）へ相談しろと言われた。おばちゃんは、先ずは自宅のある地域の保健所へ相談へ行き、来週の接種が決まったそうで、黙って待っていたのでは後回しになるのかも？接種する地域のアナマイがOKすれば自宅がある集落以外での接種も大丈夫そうだ。

妻の友達にもムアンで接種を待っても何時になるか判らないからと、出身地や伝手のある郊外の接種会場で接種した人が数人おり、街中より郊外の集落が接種し易いのか？日本では直ぐに排除されそうだが、地縁・血縁・お友達を大切にするタイならではかも？

バンコク在住ダイさんの2021年8月9日タイの朝のニュース紹介 ３件目（４：３０）によると

今週からワクチンの８０%はバンコク以外へ配布されるそうで、４０%は濃赤エリアだそうだが、残りの４０%はその他の地域への配布。地方でも感染者が増えており、ワクチン接種が加速してくれると嬉しい。