好景気と最低賃金引き上げの結果

我家では年に数回仕入れにバンコク郊外へ行くのだが、４月に巡った時は、洪水騒ぎで帰国したミャンマー人が戻って来ないと騒動になっていた。今回バンコク周辺を見てみると、好景気と最低賃金引き上げの影響なのか、若いタイ人労働者の姿が地場のサービス業から消え去り、代わりに増えたのがミャンマー人労働者。
ガソリンスタンドで軽油を入れるように頼んだのに、スタンドのお姉さんが車に入れようとしたのはガスホール９１（アルコール混合ガソリン）。息子が気付いて違うよと言うが通じず、そのまま入れようとするのでオイオイと言ってたらタイ人の係員が飛んできた。
別のところでは食堂のお姉さんへ取り皿を頼んだが全く無視。そんなに嫌わなくてもとショックに感じながらおばちゃんに頼み直したら、あれはパマー（ミャンマー人）だから、何を言っても無駄だよと言われた。開店時間を過ぎても準備が終らないので、タイ人のおばちゃん達は切れ掛かりながら、大きな声で指示をして準備を進めていた。
そしてホテルで部屋へ食事を運んできたお姉さんも、ほとんどタイ語を理解できないミャンマー人。具を入れ忘れた料理を持ってきたので文句を言うと、分からないと言うばかり。持ち帰れを何とか理解させて、詳細はホテルの食堂へ電話して分かってもらった。
今までもバンコク近郊の３Ｋな職場は外国人労働者が多かった。妻が仕入れに行く農園でも従業員はミャンマー人ばかり。しかしタイ系ミャンマー人のチーフが居るので、言葉の壁も無く仕入れには困らなかった。最近は一般向けのお店にいきなりミャンマー人店員。どこでもあまり使えてなく混乱の元になっているようだが、従業員が見つからなければそれも仕方ないだろう。
ウドンタニではミャンマー人は見ないが、３Ｋな職場ではラオス人とベトナム人が居る。求人してもタイ人従業員は来ないので仕方が無い。私がタイへ来た５年前は１日２００バーツも払えばいくらでもタイ人が雇えたのに、どうなってしまったのだろう。

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