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タイの大学入試(番外編)

2018年06月06日 00時00分00秒 | タイで子育て
ピセーとインターの情報を追記

大学入試の話はもう耳タコと言われそうだが、今日は番外編で合格し易い方法について書きたい。

私が知る限りタイでは高校まで理系上位で、UP校だと中学の特別クラスは理数と英語が有っても成績上位は理数であり、高校でも成績上位が理系へ行き、下位の生徒は文系へしか入れない。
しかしながら大学からは文系人気で、理系は入り易い傾向。

O-NET

GAT・PAT

9サーマン


大学入試へ使う共通テストの平均点を見ても、数学・理科の得点が低く(O-NETで英語の平均点が低いのは、大学を受験しない生徒もO-NETを受験しているから)、理数科目の苦手意識が文系人気の理由の一つだろう。

公立校教員の待遇改善により教育学部が人気化しているが、教育学部でも数学や理科は合格ラインが低め。これは理学部から教員を目指す学生が居て、志望者が分散するのも理由だろう。先日も息子が「しまった!/(TOT)\」と落ち込んでいるので尋ねると、教育学部の数学だったらチュラへ通ってたと言う。息子より低い点の友人が入ったらしい。3回目の選考の願書に友達へのウケ狙いでチュラのコミュニケーションアートとか、行く気もないのにコンケンとか書くからこのザマw。私が数学を狙えと言うのに理科が好きと譲らなかった馬鹿息子へ「数学が苦手な数学の先生にならなくて良かったじゃんw」とからかうと渋い顔をしていた。
理系科目が好きならば、大学入試で大きなチャンスが待っている筈だ。

いくら合格ラインが低くても、理系科目は苦手という受験生にももうひとつチャンスが有る。
タイの中学や高校の入試へ縁故・寄付入学制度がある話は以前書いたが、タイの国公立大学入試へも特別入学が存在する。全ての大学や学科へは無いのだが、ネットから提出する入学願書へ「ポカティ(一般)」と「ピセー(特別)」の記入欄が有り、ピセー(特別)を選ぶと学費は倍くらいへ跳ね上がるが、学費が高いだけに避ける受験生が多く、合格ラインは下がるそうだ。ピセー(特別)の記録は卒業証書にまで残るそうだが、それでも良いから入りたい学生は居るだろう。流石タイランド!タイでは金を払った人が勝ちだw。

コメント欄でピセーは夜学ではという話とインターの話を頂いたので追記。
進路相談の時にカセサート大学付属校の先生から「ピセーは夜学(二部)」と言われたお話を頂いたので調べてみた。
下のリンクがカセサート大工学部のピセーの時間割。
http://registrar.ku.ac.th/wp-content/uploads/2017/05/E_S.pdf
そしてこの下のリンクが工学部のポカティ(一般)の時間割。
http://registrar.ku.ac.th/wp-content/uploads/2017/05/E.pdf
「ピセーは夜学(二部)」と言われたのはカセサート大学の先生であり信頼できるのだが、双方の時間割を見ると「ピセー」は夕方から夜に掛けてや土曜の授業が有っても大部分は平日の昼間であり、昼間に仕事をして夜に勉強するのは不可能。日本でイメージする夜学とは違う様だ。
ここから私の想像だが、元々ピセーはカセサートの先生が仰った通りで夜学として始まり、近年の社会情勢の変化に対応して学びたい意欲のある人の為へと役割を変えながら存在しているのでは無いだろうか?
もちろん今回見た時間割はカセサートの工学部だけであり、他の大学や学部には純粋な夜学として機能しているピセーが有るかも知れない。
もう一つコメント欄で頂いたのは、英語で授業をするインターコースのお話。
こちらも学費が割高で志望者が少ない学部が有り、比較的入りやすい所が有るらしい。うちの子供が英語塾で某有名大学のインターコースの数学の入試問題をやったが、簡単な問題ばかりだった。中には英語教員養成コースはインターのみというところもあり、全部入り易いのではないが、一般の入試と比べれば入り易い傾向と言えるだろう。
ピセーもインターも一般コースと同様の教育がされるが、入り易いと喜んでいると成績証明書へピセーやインターと記載されるので、それなりの評価をされてしまうかも知れない。注意が必要だ。
貴重な情報を頂いたチョンブリさんへ感謝!

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コメント (10)    この記事についてブログを書く
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わははは(*^▽^*) (muga)
2018-06-06 01:05:57
なんでも金次第なんですね
滞在査証の更新時にもトーモーの客になるよう持ちかけられましたが、やっぱりタイ的にそれが正解なのかもですね…
 
ところでご報告ですが、うちのボクちゃん、本日は進学塾の入塾試験でした。
50人の受験生がいて合格者は10名ですが、
なんと合格してしまいました(>ω<)

メンカームさんからご指導頂いた問題集からも多数出題されたようで「やっといて良かったね〜」と東に向かって敬礼!(炭酸ジュースで乾杯しながら)
その他、分からない問題もあったそうで、やはりThe TOP等からの出題でしょうか、そちらは間に合いませんでした。
「君はまあ、いいか」と許可をもらったそうなんでギリギリセーフかもしれませんww
同じ学校からはアンフィル君と、ボーちゃんというギフテッドクラスの二人が合格したそうです。
落ちた子は?
そりゃ、普通先生による普通クラスが用意されてますね。
なんてったって、金次第ですから?(^^ゞ

それで息子の名前を知った先生が「そういえばY校から来てたダイキ君、彼はトリアムウドムへ進学したなぁ」とおっしゃったそうな。
なんと行方知らずの先輩が、この塾で学んでいたなんて、更に進学先まで知らされて息子は大興奮でしたw、(やるなダイキ君!)

10月でしたか、Y校のEPクラス二年生からはカンフー君と二人、ソソボトの試験に参加するように指示がきましたので、目下はそれに向けて頑張る予定であります。
いつも貴重な情報に感謝しますm(_ _)m
返信する
ピセー~~♪ (ハシビロコウ)
2018-06-06 06:13:31
色々な道が準備されていて、
大学教育省の誰かが考えて実施したのでしょうが、凄いの一言・・
それを解き明かす方も凄い(笑い)

こう言うのに加えて、面接も殆ど実施されているようで、労力と費用は膨大でしょうが、学ぶ気のある人には、それなりの場所に行けるようにしてあるのは、全く偉い気がします。
タイが中進国へ比較的早く脱皮できた、理由の1つかも知れません。
勿論運も有ったでしょうが、それを生かす、制度と実行力、特に教育は重要ですよね~~♪
返信する
ピセーとは (チョンブリ)
2018-06-06 19:24:05
ピセーとういのは日本でいうところの夜間であると聞いたことがあります。
日本の夜間は何時から何時まで授業があるのかは知らないですが
タイでは昼過ぎから19時か20時くらいの間とのこと。
学費は日中のコースよりも高くなりますが
入学はかなり簡単になります。
タイでは就職時に成績書を提出しますが
それにはピセーと記載されてしまいます。

ちなみにカセサートのシラチャ校のピセーは誰でも合格できそうです。

あっ家の娘はバンケン校の普通のコースです。
返信する
コメント有難うございます (メンカーム)
2018-06-06 21:16:54
mugaさん
『地獄の沙汰も金次第』と言いますが・・・
ここもその類なのですかねぇwww
ビザ更新でトーモーからお誘いですか?波へ乗るチャンスだったかもですね?ww
僕ちゃんの入塾試験合格おめでとうございます。
頑張られた成果がありましたね。
解けなかった問題は中1範囲のギフテッドではなかったでしょうか?
もしそうならTOPの最初の4章でカバーできます。
通塾が始まりましたら、どの様な勉強をやっているか等の情報提供をお願いいたします。m(_ _)m
Y校でも選抜メンバーに選ばれたそうで、良かったですね。
僕ちゃんとうちの娘は同じ中学生。
競技会で同じ問題を解くライバルです。お互いに頑張りましょう。

ハシビロコウさん
多様性が認められ、弱者に優しいタイランド。
大学入試制度にもしっかりその仕組みが組み込まれてましたw。
大変手間が掛かると思いますが、私も評価したいと思います。
タイは幼稚園や小学校低学年での教育へもう少し力を入れて
読み書きや四則演算がしっかり出来る子供が増えれば
底上げが可能となり発展の速度を更に加速可能だと思いますが、
なかなかそちらは難しい様なのが残念です。

チョンブリさん
息子へ尋ねますと、
夜間や休日のコースはノークベラー(時間外)やノークラボック(システム外)だと申しますが、
いかがでしょうか?
ピセーについての他の情報を息子へ求めますと、
カリキュラムが学校側で組まれていて、スムースに学習できる仕組みだと言いますから、
カセサートだとピセーは午後から開始で夕暮れまでびっしり授業が組まれているのかな?
息子へもう少し調べさせて、また報告します。
返信する
ピセー (チョンブリ)
2018-06-06 22:08:37
実は学校の先生に聞いた情報です。

うちの娘はカセサート大学の付属校だったのですが、
カセサート内のクォーターで第一志望の学科の枠に入れず、その時に先生に相談したことがあります。
その先生は日本語を流暢に話すので、まず聞いた内容は正しいと思います。

同じ学科でもピセーというのがあり、必要なGPAが低い上に希望者も殆どいないことに気づき、先生に確認したのです。

先生は、「ピセーというのは夜間のことです。
授業の時間が遅くなりますが、勉強する内容は殆ど同じだし、成績書には夜間と書かれてしまいますが、あまり目立たないので気にする必要はない」というような内容でした。

幸い家の娘は別の数県を対象にしたクォータで志望の学科に合格することができました。
返信する
コメント有難うございます (メンカーム)
2018-06-07 00:15:43
チョンブリさん
頂いたお話は具体的で説得力も有り、
カセサートの先生が話されたのは事実ですから、
私もそうなのかと納得しそうになったのですが、
息子へ話すとネットを検索してカセサート大工学部のピセーの時間割を出して来ました。
http://registrar.ku.ac.th/wp-content/uploads/2017/05/E_S.pdf
これを見ますと、一部の科目は平日の夕方から夜間へ掛けてや土曜の授業も確かにありますが、
平日の日中の授業が大部分ですから夜学(二部)と言い切れない様に感じるのですが、いかがでしょうか?
参考までに同じ工学部のポカティ(一般)の時間割がこちら。
http://registrar.ku.ac.th/wp-content/uploads/2017/05/E.pdf
確かに夕方から始まる授業は僅かしか有りません。
ここからは私の想像ですが、ピセーはカセサートの先生が仰った通りで夜学として始まり、
近年の社会情勢の変化に対応して学びたい意欲のある人の為へと役割を変えながら存在しているのではないでしょうか?
夜学とは言い難いピセーの時間割を見て、私はそう思いました。
返信する
ピセー (チョンブリ)
2018-06-07 02:36:53
確かに掲載の時間割から見ると
普通コースの時間内に授業が行われているようですね。
ただ私の見ていた範囲内(カセサート部内のクォータ)では工学部のピセーは無かったような気がします。
気がするだけであったかもしれません。

それと複数の先生と話をしていた中ではピセーは
明らかに格下のような見方をされていたので
一般のタイ人社会の中でも多少その傾向はあるかもしれません。
就職時などに影響があるあもしれないので注意が必要かもしれません。
まあタイでは関係ないかもしれませんが。

ちなみに家の娘が部内のクォータで枠に入れなかった時、ピセーにしてでも大学には行けと言いましたが、
本人はくやしそうな表情で拒否しました。

話は変わりますが、娘の話によるとインターとかいう英語による授業のコースがあり、そこが意外と穴場だそうです。
学費が高く志願者が少ないとのことです。
ただ、すべての学部がそうなのかは不明です。
返信する
コメント有難うございます (メンカーム)
2018-06-07 14:10:49
チョンブリさん
コーターでピセーは無いかもですね。
ノークベラー(時間外)でも、オンラインで志望可能だったり、直接学校へ申し込んだりで、
学校によって募集のやり方は違う様です。
ピセーが格下扱いは入るのが簡単ならば仕方がありませんね。w
インターは息子が医学部のインターの話をした事があるのですが、
タイ語で授業を受けてもパッとしないのに、英語の授業でどうするのよ?と止めさせた事があります。
記事へは書きませんでしたが、アンプー(郡)限定で医学部や教育学部の募集をしたりで、田舎の出身だと得をする事もありそうです。
息子の友達の一人も息子と得点は変わらないのに勤務する地域限定で医学部合格。
別の友達も一般で落ちまくってましたが、勤務する地域限定で教育学部の英語へ合格。
調べると色々な作戦がありそうですね。
貴重な情報を頂き、有難うございます。
記事本文へも頂いた情報を掲載させて頂きました。
返信する
ありがとうございます。 (グリグラ)
2018-06-08 12:48:27
いつも情報ありがとうございます。
私がタイ語で情報を取ることが出来ませんので、メンカームさん頼りです(^^)
こちらで得た情報で地味に勉強しておりますが、この先どうなることやら…。
タイに頑張っておられる先輩方がいて下さって、頼もしいです。
返信する
コメント有難うございます (メンカーム)
2018-06-09 10:20:10
グリグラさん
私もタイ語はさっぱりですから、情報は妻と息子からです。
タイだと学校間の格差が驚くほど大きく、
それによって将来の進路がほぼ決まってしまうので、
中学受験は本当に力が入りますし、
ウドンだとUP校は校舎建て替えでお金が要るからか、
寄付枠が大きくなって狭き門は更に狭くなり激戦です。
大変でしょうが頑張って勝ち抜いてください。
返信する

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