昨年10月の記事
上の写真のタイプの草刈り機(燃料タンクが下)は私の草刈り機とキャブレターのタイプが違うので、真似出来ない。
こちら(燃料タンクが上)は、恐らく私の草刈り機と同じタイプのキャブレターだと思われるが、正しい修理方法ではないし、構造が異なる可能性も有るので、やられるなら御自分で調べて自己責任で!
の続き。
以前の記事では、中華草刈り機のエンジンが始動できなくなったり、ドレインパイプから燃料が漏れる時に、キャブレターを分解して修理する方法を紹介した。
あれから何度か分解修理したが、面倒なのでもっと簡単な方法は無いかと考えて試すと上手く行ったので紹介したい。
最初に起きたのはドレインからの燃料漏れ。
僅かしか残ってなかった燃料を継ぎ足すと、ドレインパイプからポタポタとガソリンが漏れ始めた。
「あ〜あ、また分解だよ。面倒だな〜」と工具を準備しながら考えると、上部のタンクからキャブレターへ燃料が流れ、キャブレター内で一定の量を保つために弁があり、弁はキャブレター内の燃料へ浮いたフロート(浮き)で開け締めされている。燃料が漏れるのはその弁へ小さなゴミが引っ掛かり、完全に弁が閉まらないのでタンクから燃料が流れ続け、キャブレター内で溢れた燃料がドレインパイプから漏れている。
キャブレター内の燃料を逆流させたり、フロートへ普段と違う力を掛ければ、弁へ引っ掛かった小さなゴミくらい取れるのではないか?
思い付いたら即実行。
地面へ置いた草刈り機をひっくり返し数回揺すってから元に戻した。
ひっくり返した事でキャブレター内へ溢れた燃料がドレインから流れ出たが、その後に漏れる燃料は無し。
燃料タンクの蓋やドレインから溢れた燃料を拭き取ったらエンジン始動。異常無し。www
もう一つのよくあるトラブルがエンジンの始動不良。
我が家の安い草刈り機は、燃料を入れたまま一週間も置いていると掛からなくなる。
普段は勝手口へ草刈り機を置いており、数日に一回私がエンジンを掛けていたのだが、先月末に義母の葬儀で家を空けるからと妻が倉庫へ入れてしまい、帰宅してからもそのままで、二週間も経てばエンジンはうんともすんとも言わなくなる。
妻が使いたいと言うので、さてまた修理かと思ったが、これもキャブレター内の小さな穴を燃料が上手く通れなくなっているだけで、キャブレター内部で燃料を溢れさせれば良い筈と思って、早速草刈り機をひっくり返し数回揺すって元に戻した。
燃料タンクの蓋やドレインから溢れた燃料を拭き取ってエンジンを始動させると、掛かりそうな雰囲気。
チョークを引いて再度始動させると不安定だが掛かった。
チョークを戻してアクセルレバーを引き何度か吹かすと調子が良くなった。ビーーーーー!と2スト全開サウンドを轟かすと何だか気分爽快。w
直らない事もあるだろうが、簡単なので一度やってみる価値はあるかな?
もし試される方は次のことに注意してほしい。
上の写真のタイプの草刈り機(燃料タンクが下)は私の草刈り機とキャブレターのタイプが違うので、真似出来ない。
こちら(燃料タンクが上)は、恐らく私の草刈り機と同じタイプのキャブレターだと思われるが、正しい修理方法ではないし、構造が異なる可能性も有るので、やられるなら御自分で調べて自己責任で!
草刈り機を転倒させれば燃料が漏れるので、
周囲に火の気がないこと
エンジンが停止した状態
エンジンが完全に冷えている事
漏れた燃料は完全に拭き取ること
等に十分注意して欲しい。
安全に十分配慮すれば、工具も使わず簡単に出来る修理方法だ。