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姿が見えない子供達を探す。どこの塾へ行ってんだ?

2016年08月12日 15時52分17秒 | タイで子育て
ウドンタニには中学受験対策でよく知られた、受験科目をまとめて教える塾が2つあり、どちらもウドンピット校の先生が経営。高2の息子が中学受験をする頃は、これらの2つの塾のどちらかへ入れるのが定番で、オカマの先生が経営する方がギフテッドに強いと言われていた。娘は4年生からこの内の1つの塾の5年生のコースへ入り、小5の今は6年生のコースへ通っているのだが、月一回行われるテストでは上位の成績を取っており、7月のテストではアヌバンウドン校の小5の児童が1番、ノンカイの公立校の小6が2番、そして小5の娘が3番だった。娘は英語でトップに8点負けたが、それ以外の科目は娘がトップだったそうだ。その塾の小6コースは2クラスあり、200人弱の児童が学んでおり、隣接した県から通う子も多く、ウドンタニでは一番優秀と言われるアヌバンウドン校の児童も多いのだが、多くの6年生を差し置いて5年生が上位を取った。優秀で上位を取れるなら嬉しい話だが、その塾にアヌバンウドン校のギフテッド(理数)コースの児童の姿がほとんど無い。成績が上位の児童は来てないのだ。この塾の弱点は算数。最近は担当する先生が替わって少し改善したらしいが、息子がウドンピット校の理数コースを受験した時は、手も足も出なかったそうだ。
もう一つの塾にも様子を見に行ったが、娘が通う塾より環境も悪く、それらしい子供達の姿はほとんど無かった。
5月の記事「バンコクの塾はウドンに有ったw」で、息子の目標だったJ君が通った数学塾へ娘を入れた話を書いたが、その塾には小6のO-NETの算数が満点でウドンピット校の理数コースをトップで合格したJ君の妹も来ていても、塾は2段構成で上位の男性講師の教室へ入るのは問題を解くスピードや自宅学習での親の補助が求められ、多くは下位の女性講師の授業を3ヶ月受けただけで断られるので、それほど多くの児童は来ていないのだ。塾が教えるのも計算のテクニックが中心で、難問を解く思考力を養うような内容は少なく、ここだけでウドンピット校のギフテッド系コースに合格するのは難しいような気がした。J君の妹はここだけでなく、別の塾にも通っているだろうと思うが、どこの塾へ通うか他人へ内緒にするのが普通。こうなったらJ君の妹を送迎する車を尾行するかなと妻と冗談を言った。
高校生の息子はウドンピット校の普通科に通っており、理数コースの生徒とも交流が有るので、どこの塾で勉強したか調べて来いと司令を出したが、有名な塾を言うばかりで、肝心なのは誰も口を濁して答えてくれないらしい。「お前、本当の友達は少ないなあ」とからかうと、「そんなものだよ」と応える息子。
ある日のこと、息子が「数学の塾の高2コースでギフテッドの中3の生徒が一緒に学んでおり、生物や物理の分からないのを質問するので、時々教えている」と話すので、「教えてやる交換条件に、小学校の時の塾を聴き出して来い」と頼むと、学年が違うので警戒しなかったのか、耳寄りの情報を聞き出してきた。
「その生徒が受験した時にトップで合格した生徒は医者の子供で、算数は医者である父親が教えていた。息子へ話してくれた生徒の親も医者で親同士が知り合いなので、子供へ算数を教えるのが上手な医者の家へ教えて貰いに通った。同様に通う医者の子供は多かった。今はその医者が退職し、塾を開いている。最近ギフテッドへ合格するのはその塾へ通っった子供ばかり。その塾で成績が良い子供は、近くの別の塾も紹介されるらしいが、その塾がどこかは判らない。2番で合格した子は、良いと言われる塾6校へ通ったそうだ。」 情報源が良いのだが、息子にしたら上出来の情報だ。
塾の場所を聞くと、以前知人から良いと教えられ情報を集めていた塾だった。早速知人の家へ押しかけ、塾のテキストを見せて貰う。


間違いないようだ。早速申し込みに行こうとすると、普通に行っても入塾待ちの名簿へ名前を書いて帰るだけになるので、紹介して上げようと言われる。塾を経営しておられる医師とは高校の同窓生で以前から面識があり、知人の息子さんは塾の小6で一番の成績なので、話を聞いてくれるかも知れないと言われるのだ。電話を入れ面接だけでもとお願いしてアポを取ってもらった。入塾の資格は算数が4段階評定で4だそうで、4年生の算数の評価を点数で尋ねられた。80点以上だと4になるのだが、娘は98点。但し評判の良い学校ではないので、本当に付いて行けるか心配されているようだった。入塾は順番待ちで娘は59番目と言われるので、連れて行ってくれた知人がそこを何とかと猛プッシュ。ちょっと考えて翌日の昼までに電話で返事するからと言われ、その日は帰った。
翌日は電話が来るのを期待してじっと待ったが電話は無し。来年新学年になれば6年生が逃げるので入れて貰えるだろうと言いながらも、やはり残念。知人から見せて貰った息子さんのテキストの写真を見ながら、このテキストでも入手出来ればと思うと・・



右上に著者らしい名前が有るのに気付いてネットで検索すると



この2冊。
早速本屋で買って見ると、改版でページが変わっているが、同じ問題が掲載され間違いない。回答も丁寧に解説されており、十分使えそう。


先日紹介したこれらの3冊(写真は2冊だが黄色いのは2分冊なので全部で3冊)を解いた後にやれば入試対策にちょうどだろう。塾から呼ばれるまでは、ぼちぼち勉強させようと思った。
もう今年は無理だと諦めていたのだが、次の日の昼過ぎに入塾OKの電話が入った。「塾生が多過ぎて無理だと思ったが、面接の時の顔が忘れられなくてね。頑張って!」と言われたそうだ。大喜びで紹介してくれた知人へ電話を入れると、「昨日も再び電話してお願いした」と言われた。本当に有り難い。
塾へは8月から通い始めたが、週2回で1回が1時間半。同じコースの塾生はアヌバンウドン、ドン・ボスコ、センマリの御三家が大部分で2年生から6年生まで。さすがに2年生は解くのに時間が掛かるが、6年生の問題をやるのには驚き。娘の小学校の隣のクラスで1番の児童が来ているが、お父さんの話だと低空飛行中で追加の宿題まで出るらしい。週1でテストがあり、先生が即日採点して上位の塾生が発表される。娘が行った初日は娘の制服を見て、実績のある良い学校の児童ではないと判ったからか、見ず知らずの塾生達から「問題解けるのか?」「俺のを見るなよ!」等と言われたそうだ。成績を競い合わせる方針だからだろうが、他の塾にはない闘争心あふれる子供達。初日は授業が終わると待合室に駆け出て母親の元へ行くなり「新入生に負けた~」と母親へ訴える子が数人。指差す先は教室にいる娘。www その日は4位だったそうだ。
塾で使うテキストは先ほど紹介した問題集だけでなく、TDET(民間の模試)等の過去問題やオリジナルの問題も混ぜてやっているが、どれも小学生には捻った問題ばかり。解説はさらっとやられるのもあるので、高得点を狙うなら自宅での復習は必須。家で教える為に、授業中は待合室へ入って授業を聴いてメモして帰るお母さんも居られる。子供任せで高得点は難しいのだ。我が家でも3つ目の算数の塾なので、さすがに負担になるだろうと思って、宿題のチェックや解けない問題を解いて見せたりしている。

良いことばかりなら嬉しいが、本職の教師ではなく医師がやられているからか、毎回「あれ?」と思うようなのも有る。
例えばこんな問題。
3,44,555,4,55,666,5,66,・・・ 39番目の数を答えなさい。
分からなかった娘がメモして帰った解答は171717w。
39÷3=13…0なので、2つ飛びに555,666,777、・・・と進んだ13番めで、パズルじゃなく算数なんだから111ずつ増えると私は思うが???
ムガさ~ん、現役受験生の解答は?

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