Menkarm World

メンカームの趣味の部屋へようこそ!

2軒目のセブンが開店

2013年09月03日 21時02分57秒 | タイでの生活
私が住む集落へセブンイレブン(以降タイ式に略してセブンと表記)が出来たのが4年前の2009年。新型インフルエンザ騒動の時である。そして我家の食品店を閉めたのもその時。店を開けた時からセブンが集落に出来たら閉めると決めていたのだ。強すぎて個人商店で対抗する手段を思いつかない。
セブンが開店して私のタイでの生活はかなり快適になった。何が快適って「食べられる物が努力しなくてもいつでも買える」のだ。セブン開店前だと集落の商店で買って賞味期限切れは珍しくなかった。なぜなら物価が上昇するので集落の問屋は倉庫を作って一括大量購入で長期販売していたのだ。賞味期限を過ぎてしまったから処分するなんて有り得ない。底に沈殿したジュースくらい普通なのだ。
セブンイレブンが開店して1週間が過ぎた頃からお客が増え始めた。レジに並ばない人や、レジにカゴを置いて買い物した田舎者も居たが、4年も経てばそういう人も居なくなった。私が住む集落も少しだけ近代化されたのである。一定のレベル以上に品質管理された商品が並び、公共料金等の支払いもできる店を知ったら、他の店へ行く気がしなくなった。他の人も同じだろう。私が住む集落では一番売れ筋のビール「アチャー」の安売り戦争が起きている。セブンイレブンで1本42バーツ。集落の近所の人が買いに行く地域密着店で40バーツ。市場近くの激戦区でなんと35バーツだ。冷たく冷やしてこの値段。儲けがあるとは思えないが、もう意地の世界だろう。地域のセブンと競合するお店は、こうやらないとお客が来ないのだ。
国道沿いで営業しているセブンの集落1号店は、夕方になると前の道路が2重駐車になり、お客がレジに並ぶほど繁盛しているので、1号店から400m程離れた集落の市場前へ8月中旬に2号店が出来た。地元資本の小さなスーパーマーケットの跡地だ。今までも牛乳等の飲み物はセブンで買っていたので、これからは市場で1回駐車すれば全ての買い物が済ませられる。大変便利にはなったが、市場周辺へ店を出している人は痛いだろう。酒類の販売時間制限破りと価格競争以外に勝てる要因が無いのだ。うちは食品店を早く止めて正解だったと思う。最近はウドンのセブンでも冷凍ではない弁当の販売を始めたので、そろそろ飲食店へも影響が出てくるはずだ。私は便利さだけ享受できる立場で良かったと思った。

貴方のクリックとコメントが、このブログのパワーの源です。
下の2つのバナーへ応援クリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ海外生活ブログ タイ情報 人気ランキングはこちら
リアルタイムに更新される新着記事一覧(右下)からタイの今が見える。お薦め。

タイ・ブログランキングタイの人気ブログが大集合!!
登録数 アクセス数 最大級のブログランキング
ブログの世界が広がります。

コメント (12)