少し堅い話が続きましたので、陶芸とは離れた話をします。
私事ですが、昭和20年代~30年代の、小学生時代に、泥だんご(団子)を作った記憶があります。
粘土質の土でなく、普通の土を使っていたと思います。
当時は、まん丸にする事、だんごが崩れない事、光沢がある事と、短い時間内に作り上げる事が、
要点で有った様な気がします。先輩の作り方を、見よう見まねで、作っていました。
・ たまたま、「泥だんご」の本を、見かけましたので、ページをめくってみると、「ぴかぴ」かに
光らせる方法が載っていて、陶芸とは直接関係ありませんが、興味を覚えましたので、
今回テーマとして、取り上げた次第です。
今回参考にさせて頂いた本は、「光れ!泥だんご」講談社 監修/ 加藤文男さんの本です。
尚、「日本泥だんご科学協会」なる組織があり、「泥だんご」の作り方などが、掲載されています。
興味のある方は、ご覧下さい。
ホームページは: www.wa.commufa.jp/andsdoro/
「泥だんご」の作り方は、以下の様な手順で行います。
1) 準備する物
① 何処にでもある、普通の土(粘土質である必要はない)
② 水: 土を、泥状にする為に使います。
③ 乾いた土(さら粉と言う): 上記の土と同じで、目の細かい物
④ 布: だんご(玉)を磨く為の、目の細かい布が良い
⑤ 雑巾、タオル: 製作途中の玉を、包んで保護する
⑥ ビニール袋: 袋に入れ、乾燥し過ぎない様に、割れやひびを防ぎます。
玉を養生(ようじょう)させる為でもあります。
⑦ 箱や牛乳パックなど: 玉を保管しておく所。
2) 普通の土を使て、「泥だんご」の土台を作る。
粘土を使えば、光沢のある「泥だんご」を作る事は、比較的容易に作れますが、何処にでもある土を
使うと成ると、光沢を出すのに苦労します。
① 何処にでもある土を使いますが、ゴミや小石、植物の根っこなどが、入っていない方が
良いのは、勿論の事ですが、製作途中で、除去する事も出来ます。
② この土で、「泥だんご」の芯を作ります。
上記土を、容器に入れ、水を加えて泥状にします。
水加減は、指の間から泥が、流れ落ちる程度です。
③ 泥を片手ですくい上げ、水を抜き、両手で強く握り締めます。最初は量を少なくして、
小さなだんごの方が、やり易いです。握り締めて、空気を抜き、更に丸く(球体)にします。
全体に万遍無く、力を加え、まん丸にします。
この丸くする作業は、結構難しい作業です。両手を向かい合わせに、水平に広げ、その間に
「だんご」をはさみ、両手を回転させながら、丸くします。ある程度丸くなったら次の工程に
移ります。
④ この際、表面に付いた、細かいゴミや小石は、取り除きます。
3) 球を作る
① 球を回転させながら、乾いた土を振り掛ける。
球は片手に持ち、親指の付け根を、撫ぜる様にしながら、回転させます。
② 振りかけた余分な土は、振り落とします。
軽く手で拭き取る様にし、手のひらで回転させます。
③ 振り落としたら、又土を振りかけ、この作業を繰り返し、徐々に振りかけた層を、厚くして
ゆきます。
④ 振りかけた土の層には、空気が入り込んでいますので、両手でやや強く握り、空気を追い出します。
⑤ この時点で、だんごに、凸凹がない様にします。後から凸凹を取り去るのは、困難です。
根気良く、丸くする行為を続けます。
⑥ 最後に振りかけた土を、吹いて全部吹き飛ぶ程度に、乾燥したら、ひとまず、終わりです。
4) 仮皮膜を作る
以下次回に続きます。
私事ですが、昭和20年代~30年代の、小学生時代に、泥だんご(団子)を作った記憶があります。
粘土質の土でなく、普通の土を使っていたと思います。
当時は、まん丸にする事、だんごが崩れない事、光沢がある事と、短い時間内に作り上げる事が、
要点で有った様な気がします。先輩の作り方を、見よう見まねで、作っていました。
・ たまたま、「泥だんご」の本を、見かけましたので、ページをめくってみると、「ぴかぴ」かに
光らせる方法が載っていて、陶芸とは直接関係ありませんが、興味を覚えましたので、
今回テーマとして、取り上げた次第です。
今回参考にさせて頂いた本は、「光れ!泥だんご」講談社 監修/ 加藤文男さんの本です。
尚、「日本泥だんご科学協会」なる組織があり、「泥だんご」の作り方などが、掲載されています。
興味のある方は、ご覧下さい。
ホームページは: www.wa.commufa.jp/andsdoro/
「泥だんご」の作り方は、以下の様な手順で行います。
1) 準備する物
① 何処にでもある、普通の土(粘土質である必要はない)
② 水: 土を、泥状にする為に使います。
③ 乾いた土(さら粉と言う): 上記の土と同じで、目の細かい物
④ 布: だんご(玉)を磨く為の、目の細かい布が良い
⑤ 雑巾、タオル: 製作途中の玉を、包んで保護する
⑥ ビニール袋: 袋に入れ、乾燥し過ぎない様に、割れやひびを防ぎます。
玉を養生(ようじょう)させる為でもあります。
⑦ 箱や牛乳パックなど: 玉を保管しておく所。
2) 普通の土を使て、「泥だんご」の土台を作る。
粘土を使えば、光沢のある「泥だんご」を作る事は、比較的容易に作れますが、何処にでもある土を
使うと成ると、光沢を出すのに苦労します。
① 何処にでもある土を使いますが、ゴミや小石、植物の根っこなどが、入っていない方が
良いのは、勿論の事ですが、製作途中で、除去する事も出来ます。
② この土で、「泥だんご」の芯を作ります。
上記土を、容器に入れ、水を加えて泥状にします。
水加減は、指の間から泥が、流れ落ちる程度です。
③ 泥を片手ですくい上げ、水を抜き、両手で強く握り締めます。最初は量を少なくして、
小さなだんごの方が、やり易いです。握り締めて、空気を抜き、更に丸く(球体)にします。
全体に万遍無く、力を加え、まん丸にします。
この丸くする作業は、結構難しい作業です。両手を向かい合わせに、水平に広げ、その間に
「だんご」をはさみ、両手を回転させながら、丸くします。ある程度丸くなったら次の工程に
移ります。
④ この際、表面に付いた、細かいゴミや小石は、取り除きます。
3) 球を作る
① 球を回転させながら、乾いた土を振り掛ける。
球は片手に持ち、親指の付け根を、撫ぜる様にしながら、回転させます。
② 振りかけた余分な土は、振り落とします。
軽く手で拭き取る様にし、手のひらで回転させます。
③ 振り落としたら、又土を振りかけ、この作業を繰り返し、徐々に振りかけた層を、厚くして
ゆきます。
④ 振りかけた土の層には、空気が入り込んでいますので、両手でやや強く握り、空気を追い出します。
⑤ この時点で、だんごに、凸凹がない様にします。後から凸凹を取り去るのは、困難です。
根気良く、丸くする行為を続けます。
⑥ 最後に振りかけた土を、吹いて全部吹き飛ぶ程度に、乾燥したら、ひとまず、終わりです。
4) 仮皮膜を作る
以下次回に続きます。