これからも仲良くね。

今日のお散歩で見たのは、兄弟のかけっこ。

浜松での私たちのお散歩コースは、公園からのスタートです。
ブランコや滑り台の遊具などもありますが、その隣には広い芝生があり、
その周りには、整備されている遊歩道のような道があります。

その兄弟は、お兄ちゃんが小学校の３～４年生くらいで、
弟くんは１年生くらいでしょうか。

私たちの前方で、『ヨーイドン』をする格好の二人が見えました。
少し離れたところには、お母さんがいらっしゃるようです。

『ヨーイドン』の格好が長い間続き、やがて、お兄ちゃんが走り出しました。
慌てて後を追う弟くんでしたが、さすがにお兄ちゃんのフライング（？）が嫌だったようで、
「もう一度やり直して～」とお兄ちゃんを止めているのがわかりました。
たしかに、走る二人のどちらかがスタートの号令を出せば、そうなるのは明らかです。

彼らがもう一度スタートラインに立っている時、私たちがすぐ横を通りました。
弟くんは地面に線を引き、お兄ちゃんの靴の先が少しでも出ていると
「ここまで下げて…。」と言っているようです。
お兄ちゃんの靴先が線の上に来るよう、何度も何度も調整しているようでした。

私たちがその横を通り過ぎてしばらくした時、彼らが走り出しました。
今度はフライングなくスタートできたのでしょう。

私は、『お兄ちゃんが早いに決まっているわ…。』と思っていました。
ところが…、スタートから７～８ｍほど走ったところで弟くんがお兄ちゃんに追いつき、
さらに追い抜いて走っていくではありませんか。
お兄ちゃんは２０ｍくらい走ったところでスピードがグッと落ち、
弟くんはといえば、ぐんぐんと先に走っていきました。
お兄ちゃんも最後まであきらめずに走っていましたので、『偉いね。』と思ったのですが、
とても仲良しの兄弟に見えました。

お兄ちゃんやお姉ちゃんは何でも上手にできる…と思いがちですが、
年齢に関係なく、得手不得手はあるものです。
走るのは弟くんが早かったけれど、お兄ちゃんが得意なこともあるはず。
兄弟仲良く育ってほしいな～と思いながら、心が温かくなる思いでした。


　近くの郵便局前の横断歩道に設置してあります。
　虎ちゃんが可愛い…。