だいこんの花

あの『副産物』は、大根なのかもしれません。

昨日、ふと見て見ますと花が咲いていました。
ピンクの花なのですが、その花を見ても何なのかわからず、
調べてみました。

こんな時の調べ方が上手ではないので、
もしかすると間違っているかもしれませんが、
大根なのではないかしらと思っています。

この場所には、野菜くずを埋めていたので
ブロッコリーの芽が出てきたのかと思っていたのです。
ところが花が咲きましたので、花の写真を撮って
調べてみることにしたのです。

すると面白いことがわかりました。
【大根は、花弁でアントシアニンという色素が生合成されており、色が付きます。
　アントシアニンは、ストレス応答成分として生合成される場合もあり、
　地中で根を張って育ったのではない(水耕栽培)場合などは、
　それがストレス因子になった可能性もある。】

たしかに、食べ終えた大根の首の部分を埋めていました。
しかも、埋めた場所は森の一角で、土がない場所。
他の野菜くずの他、コーヒーやお茶殻などを載せて載せて…。

そんな場所で芽を出してしまった大根に
ストレスがないはずはなく、ピンクの花を咲かせることになったのでしょう。
ちょっと可哀そうですが、そのままにしておくのが良いかなと思っています。

昔、向田邦子さん脚本のドラマで『だいこんの花』というのがありました。
森繁久彌さんや竹脇無我さんが出演されていたと思いますが、
その番組で聞いた語りが好きでした。

『人知れず忘れられた茎に咲き　人知れずこぼれ散り　細かな白いだいこんの花』


　十字形の４弁花です。