今朝のテレビ番組で、瀬戸内海の海苔の養殖を取り上げていました。
海苔が危機的状況らしいのです。
海苔…と言えば、巻き寿司やおにぎりに使われていて、
いずれも黒い色をしているイメージですが、
最近では海苔が色落ちして、黒くならないそうです。
海がきれいになり過ぎたことで、色が付かなくなっているというのです。
きれいになり過ぎて…??
こういうことらしいのです。
戦後の高度成長期に伴って工業排水などによる海洋汚染が拡大。
海水の窒素濃度の上昇で富栄養化が進んでプランクトンが異常増殖し、
その影響で赤潮が多発。
これはたいへんということで「美しい海」を取る戻そうと
水質改善に努めました。
その結果、海は劇的に美しくなりましたが、
今度は魚介の栄養素となる窒素などの「栄養塩」が減ってしまいました。
栄養塩とは、海水中に溶けた窒素やリン、ケイ素などで
植物プランクトンや海藻の栄養となります。
植物プランクトンを餌とする動物プランクトン、
さらにこれを食べる魚…という食物連鎖を支える要素なのです。
海苔の色落ちや魚の不漁という問題が出てきたということで、
現在は、窒素などを人工的に流し入れる対策を講じているそうですが
どこまで増やせばよいのか…など、問題は解決されてはいないようです。
『人』が変えてしまった自然の営み。
今、その営みを元に戻そうとしている『人』。
自然を人の手で何とかしようとしても簡単なことではない…。
それを知っているのも『人』ですが、
『人』は性懲りもなく、今でも自然を変えようとしているように思えます。
八ヶ岳は、いつ見てもきれいです。
海苔が危機的状況らしいのです。
海苔…と言えば、巻き寿司やおにぎりに使われていて、
いずれも黒い色をしているイメージですが、
最近では海苔が色落ちして、黒くならないそうです。
海がきれいになり過ぎたことで、色が付かなくなっているというのです。
きれいになり過ぎて…??
こういうことらしいのです。
戦後の高度成長期に伴って工業排水などによる海洋汚染が拡大。
海水の窒素濃度の上昇で富栄養化が進んでプランクトンが異常増殖し、
その影響で赤潮が多発。
これはたいへんということで「美しい海」を取る戻そうと
水質改善に努めました。
その結果、海は劇的に美しくなりましたが、
今度は魚介の栄養素となる窒素などの「栄養塩」が減ってしまいました。
栄養塩とは、海水中に溶けた窒素やリン、ケイ素などで
植物プランクトンや海藻の栄養となります。
植物プランクトンを餌とする動物プランクトン、
さらにこれを食べる魚…という食物連鎖を支える要素なのです。
海苔の色落ちや魚の不漁という問題が出てきたということで、
現在は、窒素などを人工的に流し入れる対策を講じているそうですが
どこまで増やせばよいのか…など、問題は解決されてはいないようです。
『人』が変えてしまった自然の営み。
今、その営みを元に戻そうとしている『人』。
自然を人の手で何とかしようとしても簡単なことではない…。
それを知っているのも『人』ですが、
『人』は性懲りもなく、今でも自然を変えようとしているように思えます。
八ヶ岳は、いつ見てもきれいです。