子供の心に…

沖縄でのお散歩で、いつも歩いているのは、石川川(いひちゃーがわ)の土手です。
土手といっても、お散歩ができるような遊歩道になっています。

今日は、その対岸の広場に、たくさんのテントが張られていました。
毎年、この時期の日曜日、一日だけのイベントがあるようです。
実際に何が行われているのかは、そばまで行ったことがないのでわかりませんが、
聞こえてくる音楽から想像しますと、沖縄の歌や踊り、ハワイアンなどがあるようでした。
露店も並んでいるのが見えました。

いつもですと、その広場はガランとしていますが、さすがに今日はたくさんの人出でした。
車の数も多くて、近くの空き地や道端(このあたりに駐車禁止区域はありません)はいっぱいです。
どこから、これだけの人が集まって来られたのかしらと思いましたが、
日曜日ということもあり、お天気も良かったので、
みなさんきっと、楽しまれたことでしょう。

私が子供の頃には、このようなイベントに行った記憶はありません。
ただ、田舎町の商店街の裏手に住んでいましたので、
商店街で行われる夏の夜店が、私の中にある華やかなイベントといえます。
夏休みの約１カ月半の間、毎週土曜日が夜店の日でした。
それこそ、どこからこれだけの人が来られるのかしらと思ったものです。
各家庭にテレビもあまり普及していない昔の、しかも田舎ですから、
大イベントとして、バスに乗ってくる人もあったほどです。

私は、その頃に露店で売られていた物を、今でも思い出すことがあります。
金魚すくいの小さな金魚達、釣り上げられないほど大きなヨーヨー、甘そうなリンゴ飴、
芸術的な飴細工、香ばしい匂いのイカ焼き、少しのお砂糖からできるふっくら綿菓子など、
子供の頃に感動したたことは、いつまでも心に残っているものですね。

その当時の夜店と同じように、ここ沖縄のこの地域の人にとって、
一日限りの今日のイベントは、毎年楽しみにしていることのひとつなのでしょうね。

その広場に見えていた露店のひとつに、お面を売っているテントが見えました。
仮面ライダーやひょっとこのお面など買ってもらった子供…、
バルーンを買ってもらった子供もあるかもしれません。
いずれにしても、楽しい思い出として、心に残るといいですね。


　プロ野球のキャンプでにぎわう沖縄ですが、
　同じ沖縄でも、このあたりで見かけるのは、地元の人ばかりです。
　のんびりとした空気が、何とも…、いいですね。