想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

誤作動とはいえ…

2016-02-19 21:58:05 | 日記
『パーパーパー、プープープー。パーパーパー、プープープー。』

夕食のお支度も8割ほど出来た6時45分頃、その不穏な音が突然鳴りだしました。

2カ月間を暮らすというコンドミニアムですので仮住まいともいえますが、
私にはその音がどこから聞こえてきたのか、すぐにわかりました。

インターフォンについている火災警報装置です。
急いで確認のためにその場所に行きましたら、更に大きく聞こえてきました。

『火事です。火事です。近くで火災が発生しました。すぐに非難をしてください。』

別室にいた主人も出てきて、「とりあえず、すぐに非難しよう。」と言います。
夕食のお支度のためにコンロにかけていたお鍋やフライパンをコンロから下ろし、
ガスを消したのを確認した後、私達は鍵だけを持って外に出ました。

今年は、9階のお部屋です。
こんな非常時にはエレベーターは使いませんので、階段を下へ下へ…。
ひとつの階を降りるためには、一つの踊り場とフロアがありますので、
グルグルと四つの角を回ることになります。
30数か所の角を回ると、目も回ってしまいました。

一階に降りると、20人近い人が次々と降りてこられましたが、
みなさん、当然のことながら不安そうです。
その頃には、自動アナウンスが「地下1階から出火の模様です。」と言っていました。
地下1階は、駐車場です。

やがて、管理関係者と思われる人が、
「誤作動ではないかと思うのですが、管理の人(責任者)が那覇におられるようです。
他の人にも連絡を取っているのですが…。」と言ってくださいました。
最終的には、係りの人が来て警報装置を止めてくださいましたが、
一番近くの読谷村におられたその人が到着されたのも、
警報が鳴り始めてから30分ほど経っていました。
そして、私達がお部屋に戻ったのは、警報が鳴ってから40分近く経ってからでした。

地下駐車場の火災警報装置の誤作動ということでしたが、
聞くところによりますと、今までに何度も、大雨が降ると誤作動をしていたとのこと。
ただ、昨年直してもらったそうですが…、実際は直っていなかったのでしょうね。

そう言えば、私達がお部屋に戻ってしばらくした頃、消防車2台がこの建物に来たようでした。
実際の火事ならば、警報が鳴ってから40~50分経ってからでは、燃え尽きているかもしれません。

誤作動でよかったようなものの、こんなことでは有事の時に大丈夫なのでしょうか。
ちょっと心配ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする