今日は、『おでん』です。

今日は、春のような陽気だった昨日までとは違い、寒さがぶり返して
朝の９時過ぎまでは雪が降っていました。

そんな今日の夕食は、『おでん』にしました。
具材のひとつ、今日のジャガイモは、「北海道産の氷温熟成とうや」です。

このジャガイモを買う時に思い出したのが、昨年の夏のことです。
６月から８月までを、北海道の釧路で自炊をしながら過ごしました。
近くのスーパーマーケットでは、『よくねた(寝た)ジャガイモ』という袋入りの
ジャガイモが売られていました。メークインや男爵などの種類はいくつかありますが、
いずれも『よくねた(寝た)ジャガイモ』らしいのです。
黒っぽくて、傷付いているようにも見えますので、見かけはよくありません。

ところが、これがとても美味しいのです。
カレーは元より、肉じゃがにしても、炒めても、お味噌汁に入れても、
ホクホクで甘く、懐かしい味がして、何度か買って使いました。

そういえば以前、ＮＨＫのためしてガッテンで、甘くておいしいジャガイモを楽しむ
方法を紹介していました。
ジャガイモは、気温が０度に近づくと凍死を防ぐためにデンプンを分解して糖に変える
というのです。「低温糖化」現象というらしく、これが甘くておいしいジャガイモに
なるそうです。

今日の「北海道産の氷温熟成とうや」も「氷温熟成」ということですから、
「低温糖化」と同じようなものなのでしょう。
甘くてホクホクで、美味しくいただくことができました。