想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

悲しみの海の向こうから…

2012-03-02 22:35:08 | 日記
昨日、「さだまさしコンサートツアー2012」に行ってきました。

私は、主人と結婚する前から、さだまさしの曲をよく聞いていました。
曲の柔らかさや、歌詞から想像できる世界が魅力でした。
その世界には、色があり、音があり、心がありました。
人としてこの世に生まれた私達の生き方を考えさせてもらえるものでした。

結婚して…、主人もさだまさしの曲に魅かれていることを知りました。
カセットテープ(の時代です)を、何十本も持っていたのです。

そんな私達ですが、初めてのコンサートは、結婚して10年近くしてからでした。
会場は京都の宇治だったのですが、何本かの電車を乗り継ぎ、
最寄駅からは、小高い丘(?)の上の会場まで歩いて行きました。暑い日でした。

その日のコンサートは、さだまさしの魅力を、私達の心に一層印象付けました。
ということで、それ以後、ほぼ毎年行くようになったのです。

昨日のコンサートには、東日本大震災の被災者への想いが込められていました。
震災直後は、歌を聞くどころではない被災地の現状に、
歌い手の無力さを感じて辛かったと話しておられました。
少し時を経て、被災地で「歌ってほしい」と言われた時には、
どんなにハードなスケジュールでも歌っては移動、移動しては歌ったそうです。

自分にできること…、そして、相手が望んでいること、望んでいる時…。
それらのバランスを取ることの大切さを教わる気持ちでした。

私達がさだまさしに魅かれるのは、彼の歌の中に、人としての愛情やぬくもりを
感じるからかもしれません。
そしてそれは、私の生き方の指針を確認できる機会になっています。

コンサート最後の曲は、主人の好きな歌『泣クモヨシ笑フモヨシ 』で、
アンコール曲は、私が好きな歌『いのちの理由』でした。

とても素敵なコンサートを、ありがとうございました。


昨日の富士山です。

コメント
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