ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

毎時3.8マイクロシーベルトの意味

2011年04月30日 | 日本とわたし
毎時3.8マイクロシーベルトって?

この数字の意味をもう一度、わかりやすく説明してくれている記事を読んでください。
この数字が、子供達のみならず、大人にとっても、そして動物にとっても、どんなに恐ろしい意味を持っているのか。
政府のこの暴挙を、どうしても止めなければなりません。

 
記事より一部掲載します。

『ところで、この毎時3.8マイクロシーベルトですが、年間の積算放射線量の基準を20ミリシーベルトとしたときの値だそうです。
年間20ミリシーベルト(2万マイクロシーベルト)を単純に年間の総時間数で割ると、毎時2.28マイクロシーベルトなのですが、なぜ毎時3.8マイクロシーベルトなのでしょうか。

小山さんによると、文科省は、年間の3分の2は室内で過ごし、子どもが浴びる放射線量は屋外よりも少なくなる、との仮定のもとに計算式を作りました。
その計算式によると、屋外では、毎時3.8マイクロシーベルト、屋内では、1.52マイクロシーベルトとした場合、およそ年間20ミリシーベルトとなります。
ただし、これは外部被ばくのみです。

ところで、3か月間の累積で、放射能が1.3ミリシーベルトを超える場所は、特定の人以外の立ち入りを禁止する「放射線管理区域」となります。
放射線管理区域の放射線の基準値を、時間当たりで割ると、毎時0.6マイクロシーベルトになります。

つまり文科省は「放射線管理区域」よりも、放射能レベルが高い校庭などの場所で、子どもたちが活動することを問題ないと、福島県教委に通知したのです。

原発事故の収束のめどがつかない中、今回の子どもへの外部被ばくのように、異常な事態が次第に平常となっていくのが、そら恐ろしいですね。
そういえば、最近、野菜の放射性物質汚染のニュースがめっきり減りました。
そのうち、食品への放射線物質の暫定値がどんどん引き上げられ、やがて、放射性物質が付着した野菜や乳製品、肉を食べない人は、非国民といわれる、なんて風潮にならなければいいんですが』


この記事の、大阪の脱原発市民団体「美浜の会」代表の小山英之氏をはじめ市民団体が、5月2日、文科省などに対して、この基準を撤回するための政府交渉を行うそうです。
政府がどのような解答を示すのか、注意して報道を読まないといけません。
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