ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

PCR検査の無料化と、日本版「生活治療センター」の設立と運営を、直ちに開始するよう求めます!

2021年08月20日 | 日本とわたし
これはもう1年以上も前の、去年の5月に書かれた記事です。
韓国政府が打ち立てた「生活治療センター」のことが詳しく書かれています。
日本にはもう時間がありません。
これ以上惨たらしい自宅死を増やしたくありません。
政府は日本版「生活治療センター」を立ち上げ、韓国に習ってください!
引用:
自宅待機中だった軽症者が自宅で死亡する悲劇は韓国でも起こった。
そこで無症状者や軽症者専用のハイテク「生活治療センター」を一気呵成に立ち上げ、医療崩壊も防いだ。
武漢の経験から学んだことだ。
今度は、日本が学ぶ番だ。

自宅待機途中に病状が悪化し、死亡するケースが発生し、家族への二次感染も懸念された。
このまま放置すると死亡者や感染者が増え、最悪の場合には医療崩壊に繋がる恐れがあった。
そこで韓国政府は、軽症者が病床を占め重症者が入院できないことを防ぎ、自宅隔離中の死亡や家庭内感染もなくすために、軽症者を一つの施設に集めて隔離・管理する選択をした。
それが「生活治療センター」である。

韓国政府は、患者の治療に専念できる医療従事者の数が限られていることを考慮すると、すべての感染者を入院させ治療するよりは、軽症者は管理が可能な施設に隔離して管理し、入院治療が必要な重症者に優先的に病床を割り当て、集中的に治療することが効果的で医療崩壊を防ぐ方法であることを悟った。

「生活治療センター:大邱1」には医療従事者以外にも、保健福祉部や行政安全部、大邱市から公務員が派遣され、患者の入院・退院などの行政業務を担当した。
また、国防部から派遣された軍人は防疫作業や食事の配膳、物品の運搬等の業務を、警察は警備の業務等を担当した。
このように業務を分担することにより医療従事者の負担を少しでも軽くすることが可能であった。

「生活治療センター」に配布された物。
医療従事者のために防護服(レベルD)セット1000個
ラテックスグローブ2100個
N95マスク3000個
自己管理衛生キット220個
検体採取キット320個など。

「生活治療センター」に入所した患者に配布された物
体温計・必需医薬品などを含む個人衛生キット
個人救護キット(下着、洗面道具、マスクなど)
毎日3回の食事や間食が無償で提供された。
患者は毎日2回自ら体温を測り、スマートフォンに事前にインストールした健康管理アプリケーションに入力した後、問診票と共に転送する(一部の「生活治療センター」では手書き)。

ブルートゥース血圧計で血圧を測ると、心拍数と血圧の数値が自動的に「生活治療センター」の中央状況室に転送される。
医療従事者は、中央状況室に設置されている大型モニター等から患者から送られた体温などの情報を確認し、赤いランプが点灯・点滅した場合には該当する患者に電話して状態を確認する。

「生活治療センター」は、感染防止のために患者の個室がある病棟と、医療従事者や他のスタッフが生活するクリーンゾーンを分離している。
医療従事者が患者のいる病棟に入る時には、レベルDの防護服に着替え、検体を取るか診療を行う。
そして、診療の結果、症状が悪化し病院での入院治療が必要だと判断すると、患者を病院に移動させる。
一方、病院で入院治療を受けていた重症患者の症状が良くなると、治療担当医師や患者管理班の判断により「生活治療センター」に移動される。

徹底的に役割分担を行った。
検体の採収や問診票のチェック、診療などは医療従事者が担当する代わりに、行政、防疫、食事等は、医療従事者以外の公務員や軍人、警察などが担当し、医療従事者の負担を減らした。





韓国政府はこの「生活治療センター」の立ち上げを発表し、わずか2日で稼働させました。
それが出来たのは、施設が国や企業の研修院等を中心に、無償で提供されたものだったからです。
きっかけは、昨年の2月下旬から、新興宗教団体「新天地イエス教」の信者を中心に、新型コロナウイルスの感染者が急増したことです。
2月18日まで31人だった感染者数が6日後には833人まで増加したため、病床が足りず、韓国政府は軽症者を自宅で待機させる措置を取ったところ、待機途中に病状が悪化し死亡するケースが発生し、家族への二次感染も懸念されたからでした。
ここで韓国政府は中国の武漢の感染者データを分析し、学び、解決策を得たのです。

ああ、なんという違いでしょうか。
日本政府に申し上げます。
韓国の感染対策を分析・研究し、日本に合った部分は模倣し、合わない部分は補い、とにかく国民の命を救うことを最優先に考えてください。
そのためにも、日韓の協力はなくてはならないことだと思います。
おっと、一番大事なことを言い忘れていました。
PCR検査の無料化と、いつでもどこでも受けたい人が受けたい時に受けられるようにするのが疫病感染対策の第一歩です。
日本はその第一歩を踏み出せていないまま、1年8ヶ月、600日もの年月を無駄にしてしまった稀有な国なのです。
もう本当に崖っぷちに来てしまったことが今でも信じられません。
あれほど何もせずとも感染被害が抑えられていた幸運に甘え、国民に甘え続けた政府のせいです。
検査の無料化と有効な設備の確保。
せめてこれぐらいはやらせましょう。


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