ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

こんなの自宅療養じゃない!自宅軟禁だ!人殺しだ!

2021年08月19日 | 日本とわたし
自宅療養なんて絶対に言わない。
だってこれは療養なんかじゃなくて放置だから。
恐ろしい症状に襲われる疫病に感染したというのに、治療できる病院が無いから自宅で待機していろと、国や都や府や県や市に言われて辛抱しているだけなのだから。
どうしてこれほど病院がいっぱいいっぱいになってしまったのか。
この感染問題は、何も今に始まったことでは無いのだ。
もう1年8ヶ月もの間、事が大事に至ってしまう前に準備できたことは山ほどあったし、大事に至らないように対応もできた。
この感染は世界中で起こっているから、さまざまな国の失敗例や成功例を選り取り見取りで参考にして、日本の状態に合った対応策をいくらでも講じることが出来た。
だけど日本はまるで呆けたかのように、ほとんど何もせず、やったことといえば政治家と大企業が税金を回しながら、あろうことか感染を拡大させるような事業ばかりを繰り返した。
この無能さと無関心さは一体なんなんだろう。

日本はこれまでの間に、これほどまでに大変な疫病感染に見舞われたことが無かった。
甚大な感染者を出して深刻な被害を被った国々が、その経験を生かし、いざという時のための医療の確保、疫病対策予防センターなどの設立、検査システムの構築などに力を入れていた時も、日本はまるで何もしてこなかった。
自公与党の政治家は、仮定の質問には答えられないなどとふざけたことを恥じることもなく口にして、もしもの時のための備えにお金を使うのは無駄だという態度を貫いてきた。
今さえよかったら、経済が回ればそれで良いと言わんばかりに、税金を使ってまでして病床を減らし、医療従事者を減らし、その裏で仲間団体や企業とともに、税金を流し合って私腹を肥やしてきた。

それだけでも十分ひどい話なのに、都構想だの五輪だの改憲だの万博だのと、自分たちがどうしてもやりたい事はやる。
それにどれだけの金がかかろうが、どれほどの人材と資源が取られようが、そのために本来ならば救われるはずだった命や健康が奪われようが、やりたい事がやれればいいというような人たちが、首相や知事をやっている。

これはもう国の断末魔だ。
自宅待機を余儀なくされたまま、治療も受けられずに苦しんでいた40代の母親が、3人の幼児たちの目の前で死んだ。
同じく自宅で待機していた妊娠中の30代の女性が、出血があったために救急車を呼んだものの受け入れ先が見つからず、そのまま自宅で出産し赤ちゃんは死んでしまった。

日本全国の医療機関は、今本気でなんとかしないと、本当に崩壊してしまう。
オリンピックの凶行に続き、パラリンピックの凶行も止められなかった。
海外から大人数が押し寄せ、そこに貴重な人材が取られてしまう。
オリパラの関係者らは連夜の宴会で大騒ぎをし、IOCやIPCの五輪マフィアは贅沢三昧を楽しみにやってくる。
ちなみに今回は隔離も無しで東京に入るらしい。

オリンピックだけでもこれだけの被害が出たのだ。
パラリンピックがさらに被害を拡大させるのは目に見えている。
しかも今回もまた、しつこく子どもたちを動員させようとしているのだ。
もうこれは政治家の皮を着た鬼畜の仕業だとしか思えない。
本当にグロテスクだ。


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