ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

受け入れ病床不足も院内感染も防げたかもしれない、厚労省がちゃんと仕事していたら💢

2020年07月08日 | 日本とわたし
Facebook友が紹介してくれた東京新聞の記事です。
とんでもないことなので部分的に書き出ししました。

・2017年に、総務省が厚生労働省に、感染症指定医療機関の体制改善を勧告していた。
・厚生労働省は全国調査を行ったにもかかわらず、現在まで結果をまとめていなかった。
・厚生労働省が2010年にまとめた感染症対策に関する提言も放置されていた。

総務省は16年、海外でのエボラ出血熱や中東呼吸器症候群(MERS)感染拡大を受け、感染症に対応できる医師や設備をそろえた約400の指定医療機関から44カ所を抽出調査した。
約23%が病床数通りの患者受け入れが困難と回答。
理由として、医療従事者不足や院内感染の可能性、患者受け入れ訓練の未実施などを挙げた。

これを踏まえ、総務省は17年12月、行政機関政策評価法に基づき、厚労省に対し、指定医療機関の患者受け入れ可能病床数や、医療従事者の実態把握を勧告。
問題改善を求めた

勧告を受けた厚労省は、都道府県を通じ、指定医療機関の実態調査を実施
18年中に結果を取りまとめ、問題点改善や制度、基準の見直しを検討する方針だったが、現在まで完了していない
同省の担当者は、
「都道府県からの回答で「病床不足」とあっても、その理由には個別の事情がある。精査するのに時間がかかった」と説明した。

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どうりで新型コロナウイルス対応がノロノロの後手後手になったわけです。
そして酷いことに、感染者を受け入れた病院が倒産しかかっています。
必死に治療に当たっている医療関係者に、特別手当てはもちろん、ボーナスも支払われません。
人手も防具も全く足りません。
病院も医療関係者も、抗議する余力も無いのだと思います。
なのでわたしたちが代わりに抗議しなければいけないと思います。
本当に政府や省庁は、一体なんのために存在しているのでしょう。

政府に言おう!何をノロノロやってんだ!川の氾濫を毎年起こさせるな!古い防災対策を一新させろ!

2020年07月08日 | 日本とわたし
毎年毎年繰り返し起こる『豪雨』。
洪水災害がどんどん広がっています。

九州での雨は4日から降り始めました。
本日午前1時過ぎ、大分県日田市で、筑後川が再び氾濫し、その10分弱後に、同県由布市で、大分川が氾濫しました。

そして同日午後には、岐阜県と長野県に大雨の特別警報が発表されました。
午前7時半に行われた気象庁による記者会見では、
「特別警報を発表した市町村では、これまでに経験したことのないような大雨となっている。
土砂崩れや浸水による何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高く、命を守るために最善を尽くさなければならない状況だ」という見解が出されました。

これまでに経験したことのないような大雨。
これ、毎年のように言われていませんか?
そして毎回、たくさんの人たちが被害に見舞われ、命を奪われていませんか?

3年前の九州北部豪雨では、40名の方々が亡くなり、2名の方々が行方不明になりました。
2年前の西日本豪雨では、263名の方々が亡くなり、8名の方々が行方不明になりました。
この時、すでに被害が出始めていた時に、首相まで参加して、『赤坂自民亭』での酒盛りが行われていたことが話題になりました。

そして去年、東日本台風(19号)では、86名の方々が亡くなり、3名の方々が行方不明になっています。

豪雨は毎年のようにやってきています。
そして毎年、「これまでに経験したことがないような大雨」と言って、対策対応が後手後手になっているのです。
どうして「想定外」の防災体制を作り直さないのでしょうか?
今ある防災体制では間に合わない、絶対的に足りない、そういう災害が毎年のように起こっているのに。
川の氾濫をこれまでの堤防で防げるのか、防げない場合はどういう新しい措置を取ればいいのか。
避難場所の環境はどうか。
プライバシーを尊重することはもちろん、今は新型コロナウイルス対応のための空調や、家族以外の人たちとの間隔も空けなければなりません。

安倍政権はこれまで、災害を無視し、被害地や被害者を無視してきました。
野党から散々せっつかれてもなお、救済するための措置を取るまでの時間が長く中途半端です。
安倍政権時に起こった災害で、被災地の方々が満足した救援が行われたことがあったでしょうか?
「明日は我が身」と思ってしっかり自衛してください。
そう言って丸投げされたままではありませんか?

今朝早く、今度は長野県の3箇所に、大雨特別警報が発令されました。
岐阜県下呂市の飛騨川が氾濫したのです。

雨は止んでいるようですが、大雨のあとは土砂崩れや川の増水が起こる場合があります。
どうかどうか、できる限りの備えと最悪の想定、いわゆる想定外の予想の元に、先々に行動を取ってください。

これまでにも何度も、日本の自衛隊を救助隊という名に変えて、世界屈指の救助活動が行える部隊にして欲しいと言ってきました。
消防隊に、レッドサラマンダーにせよ高機動車にせよ、各都道府県市町村に最低1台ずつ配備するべきだと言ってきました。
豪雨や巨大台風は国難です。
そして日本は世界でも有数の地震大国でもあります。

政治家はこの夏、『GO TO キャンペーン』などにうつつを抜かしていないで、即刻自然災害(特に豪雨と台風)の対応に全力を注ぐべきです。
このキャンペーンもきっと、中抜きピンハネが横行する税金ドロボーたちのための企画に決まっているのですから、
それに使う巨額費を、そっくりそのままコロナ禍で苦しんでいる事業者や店舗、そして倒産寸前の病院に分配するべきです。
本当に苦しんでいる人たちの手に、家や仕事や会社を失わなくても良いだけの支援を渡すべきです。
そして災害対策、防災措置の一新にも真剣に取り組み、早急に対応を実行するべきです。

でももし、万が一、安倍政府から、(今回に限り)先手先手の防災措置を発表されている場合はお詫びします。
日本の新聞テレビを観ることができないので、誤解しているかもしれませんから。