ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「わてら、お金でなんでも言いまっせ!お金でなんでも言わせまっせ!」ど~ん!

2013年05月21日 | 日本とわたし
今朝、このニュースを見つけた。

「活断層ではない」敦賀原発で海外専門家らが発表 http://t.co/3RRIyOy4M9

「活断層ではない」。
敦賀原発を運営する、日本原子力発電側が反論です。

これは、日本原子力発電から調査依頼を受けた、日本人の学者を含む海外の地質学者らの専門家グループが、明らかにしたものです。
専門家らは、敦賀原発の地層を調査した結果、
原子力規制委員会の有識者会合が「原発の設計上、考慮しなければならない活断層だ」とした判断には根拠がなく、「活断層ではない」と発表しました。
さらに、最終的な判断を出すには、「日本原子力発電が7月にまとめる追加調査を待つべき」との見解を示しました。


そのすぐ後に、ツィッターで、TwitNoNukes主催の、元首都圏反原発連合のbcxxx氏が、そのニュースの中で伝えられた『専門家グループ』について明らかにしてくれた。

「日本原子力発電から調査依頼を受けた日本人の学者を含む海外の地質学者らの専門家グループが明らかにしたもの」…なりふり構わなくなってきたな。

金のために事実を曲げる学者なんていくらでも居る。

ほんとにカネとの戦いだね。もはや権力との戦いでさえなくなってきた。人間の責任感や良心や科学が、カネに負けるかどうか。

敦賀原発、海外専門家も検証…21日に結果公開
http://t.co/RnOGdb081T
これだな。

敦賀発電所敷地内破砕帯の評価に関する、外部レビューグループの合同会合における、中間的なとりまとめについて(日本原電コメント PDF)
http://t.co/WNt6TCzT3P

「日米の地質・地震等の専門家を中心とした、ScandPower Inc.社のグループと、
地質の専門家であるチャップマン教授をリーダーとした英国やニュージーランド等の専門家グループの、
2つのグループに委託し、評価及び助言をお願いしている」

日本原電の依頼を受けて、敦賀原発の活断層を否定する見解を出した、ScandPowerというノルウェーの企業について検索すると…。
http://t.co/baHgh5tW7k

ハルデン原子力研究事業の最大の実験施設である、Institutt for energiteknikk(IFE)の下請け会社であることがわかる。
おいおい、ノルウェーの原子力マフィアの一味じゃないの。

さらに、奥村晃史という日本人学者は、IAEA国際耐震安全センター科学委員会委員。
http://t.co/ziBkTJC67v

ケルビン・ベリマンという学者の所属する、GNSサイエンスというニュージーランドの企業も、IAEAと連携している。
http://t.co/ii7HSt9BjX

ピーター ・リックウッドという元ジャーナリストは、元IAEA の広報担当官で、Atomic Reportersという、カナダの非営利団体を設立。
「国際的な原子力問題の報道に対する、公平な立場からの支援を行っている」と。

ネットでちょろっと調べたらすぐにわかる、完全に世界の原子力ムラの御用学者・御用企業で固めた「外部レビューグループ」に、
「敦賀は安全です」と言わせてるわけだ。
これ、スキャンダルでしょ?
マスコミの人、把握してる?

脱原発派の政治家につながってる人は、伝えてください。

短期間で出してきたから、それなりのもんだろうとは思っていたけど、ここまであからさまだとは…。

敦賀原発:断層認定、専門家が批判 日本原電が独自委託
http://t.co/Ha1mPoXT51

「専門家は3月末に現地調査をしたが、非公開にした。専門家への報酬額は明らかにしていない」
調査内容も報酬額も非公開だってさ。
凄いわ。これが原子力マフィアか。

まだあるぞ。
地質の専門家だというNeil Chapmanという教授は、日本の原子力発電環境整備機構(NUMO)が、2009年に開いた国際会議に呼ばれている。
http://t.co/Rukbg5CbE4

さらに、Lloyd Cluffというネヴァダ大学の教授は、
日本機械学会が、2011年にDiablo Canyon原発で開いた、「原子力の安全規制の最適化に関する研究会」に出席している。
http://t.co/XzRWPu0tqp



田中龍作ジャーナル | 【日本原電・敦賀原発】 海外コンサル、わずか1日の現地調査で「活断層ではない」
http://t.co/tm8xFZBPNr


日本原電が業務委託した海外コンサル。左がSCANDPOWERのエプステイン氏、右隣がベリマン博士。=21日、港区 写真:田中龍作=

「敦賀原発(日本原電)の2号機直下に、活断層が走っている」と、調査団が報告した原子力規制委員会に対して、日本原電が巻き返しに出た。
海外のコンサル会社に依頼し、「活断層ではない」とする評価書をまとめ、原子力規制委員会に提出する予定だ。
 
同社はきょう午後、都内で記者会見を開いた。
木村仁取締役は、
「国内の専門家だけでなく、海外の専門家によるレビュー(評価)を頂戴して、信頼性の高い評価報告書としたい」と期待を込めた。

原子力規制委員会が、国内の専門家で固められていることへの当てつけでもある。

そのうえで「(2号機の真下にあるのは)活断層ではないという我々の知見は、認めてもらえなかった」と悔しさを露わにした。
原子力規制委員会の専門家委員個人あてに、抗議文を送りつけた会社だけのことはある。

日本原電が業務委託したのは、リスクマネジメント会社の「SCANDPOWER」(本社ノルウェー)と、英国シェフィールド大学のNeil Chapman教授をリーダーとする、地質関係の専門家グループ。

ケルビン・ベリマン博士(ニュージーランドGNSサイエンス)は、「活断層と断定する根拠はなかった」と強調する。
よほど詳しく調査したのかと思っていたら、そうではなかった。

筆者が「現場を見たのか?」と質問したところ、「見た」と答えるので、「何日間滞在したのか?」と聞くと、博士は「1日」。

地震大国日本にあって、活断層は原発再稼働を左右する極めて重要な要素だ。
その現地調査が、わずか1日というのだ。

博士が判断材料としているのは、日本原電が雇っている現地調査員からの説明だった。

筆者は呆れてものが言えなかった。
再稼働させたい一心の日本原電の調査員が、活断層につながるような答をするわけがない。


敷地内を走る浦底断層(太線)と破砕帯(斜線)。=写真:田中龍作=

ベリマン博士が、敦賀原発に関する事情をよく知らないことが、もろばれになる場面があった。
活断層についての取材歴が長い、明石昇二郎記者(フリーランス)が、次のような質問した時だ―

日本原電は、私の取材に対して、“浦底断層(※)は活断層ではない”と説明してきた。
(ところが)国のバックフィットを経て、“浦底が活断層である”と認めるようになった。
日本原電は30年間、地元住民に対して、“浦底は活断層ではない、死んだ断層だ”と言ってきた。
それは御存知か?


博士は「(2号機の真下を通る断層が)明らかに、活断層ではないことが示されている」と答えた。
明石記者が質問しているのは、浦底断層についてなのである。
博士は、当事者の日本原電が、「浦底は活断層」と認めていることを知らないようであった。

明石記者
日本の安全基準では、活断層を否定できない場合、安全側に判断する(稼働させない)という項目がある。それは御存知か?
 
博士
予防原則も確かに必要です。・・・(中略)原子炉近傍の断層であっても、安全であることは世界中で証明されている

博士は、クライアントの日本原電とも、すりあわせができていないことが明らかだった。
根拠らしきものは明確に示さず、「安全だ」を繰り返した

筆者が、ベリマン博士を追及していると、隣に座ったSCANDPOWERのエプステイン氏が、司会者に「巻き」を入れた。
さすが、リスクマネージャーと言ってしまえばそれまでだが、都合の悪いことは隠そうという姿勢がありありだ。
「卑怯な記者会見だ」と、筆者はマイクを握ったまま指摘した。

記者会見を通じて見えたものは、何としてでも原発を再稼働させたい、日本原電のなりふり構わぬ姿だった。



(※)浦底断層
敦賀原発敷地内を、南北に走る構造線(写真・太いタテ線)。
2号機真下を通る破砕帯(細い斜線)と交わる。
破砕帯についても、原子力規制委員会・調査団は、活断層との見解をまとめた。



で、この報道を、ついさっき見つけた。


敦賀「活断層」了承へ=22日報告、安全策議論-規制委
【時事ドットコム】2013/05/21-17:54 

原子力規制委員会の専門家調査団が、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)直下に活断層があるとの報告書をまとめたことを受け、
規制委は、22日の定例会合で、報告書について協議する。
規制委として、調査団の判断を了承する見通し。

原子力の規制当局が原発直下に活断層があると認定するのは初めて。



日本原電さん、悪あがきしまくって、金使いまくって、この結果。
浜田のおっさんも、木村のおっさんも、もう観念しなはれ。
あんたらは運が悪かってん。
無事にウハウハ金もろて、隠居してる人間とおんなじようにはいかんかってん。
けどな、刑務所に入れられてもおかしないねんで、あんたら。
金儲けで腐った頭では、研究に貢献する、やなんてこともできんやろ。
刑罰は、廃炉作業終身就業!