ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

失敗しました。

2009年07月25日 | 友達とわたし
朝露ドレッシング添えサラダを食べる家猫。



昨日から、朝の旦那の瞑想と太極拳の時間だけ、彼女も一緒に庭に出ることを許されています。
それまではずっと、旦那が摘み取ってきた葉っぱをもらって食べていた彼女。摘みたてホヤホヤだったけど、やっぱり自分でかじる方が美味しいようです。

食べ終わると少しだけ探検をして、旦那の横で彼女も瞑想?




今夜はふたつのパーティのはしごをする予定でした。
ひとつは、前の家の隣りに住むジャマイカン夫婦の結婚25周年記念パーティ。あとひとつは、息子Kのガールフレンドの大学卒業パーティ。
ところが今夜、わたし達は失敗をしてしまいました。
元隣人のK氏に「もうひとつのパーティにも呼ばれてるから、今夜は残念ながらゆっくりできない」と電話をかけたところ、
「だったらうちのパーティにまず来てよ。うちは半年前から約束してんだから。今日は特別な日だし、それだからこそ二人にぜひとも居てもらいたいんだ」と言われ、
まずはジャマイカンパーティに……二時間弱でおいとまするつもりが……突然の雷雨で準備が遅れ、食事も遅れ、気がついたら11時を過ぎちゃってて……。
がっび~ん!!
どうする?どうするって……行ってみるっきゃないやん……行ってみるって……遅過ぎやん!……いや、卒業パーティはたいてい夜中までやってる。マジ?
仕方がないので、とりあえず車を走らせました。地図を見ながら、近くまで行きましたが、どの家も静まり返っています。
当たり前です。夜中の12時なんですから。
ずっとつながらなかったKの携帯にやっとつながりました。
「どこ?」
「あ、えっと、めちゃ近くまで来てる」
「なにしてたん?」
「K&Aのパーティが始まるのがめちゃくちゃ遅れてん。そっちはどんな感じ?」
「どんな感じって……もうみんな帰って親も寝てしもてるけど」
「あ、やっぱ。そらそやんな。Mちゃんにごめんって言うといて」

明日にでもお詫びの電話をかけて、お茶にお誘いしてみよう。Mちゃんにプレゼントも買ってあるし。

やっぱり先にMちゃんのパーティに行っておくべきだった……とブツブツ後悔しながら運転するわたしの横で、さすがジャマイカンタイム……とひとり納得している旦那。
そうでした。ジャマイカでは、とても遅い時間にご飯を食べるのは日常のこと。しかも時間をかけてゆっくりいただきます。
さらに夜更かしをして小腹が減ってくると、ジャマイカンマーマレードをたっぷりつけたトーストを食べたりするそうです。

時間がゆっくり流れていくジャマイカ。いつか行ってみたいなあ。

追伸。

お祝いのケーキがとてもすてきでした。長方形のケーキの上に、結婚式の誓いの言葉の後でキスしている彼らの写真を模写した絵が描かれていました。
ジャマイカの観光業を営んでいるK氏と、ジャマイカ料理のケータリングをしているM女史。いつだってラブラブの魅力的な夫婦です。
彼らはわたし達家族にとって、それはそれは温かく親切な隣人でした。九年間、とてもよくしてもらいました。
これからもずっと友達。お互いにハグしながら約束しました。