ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

三階ひとまず終了

2009年07月17日 | お家狂想曲
和風こたつ部屋にはまだまだほど遠いですが、ひとまず片づきました。



父の六番目の奥さんのおかあさん(息子達からはおっきいばあちゃんと呼ばれていた優しい女性でした)が作ってくれた木目込みの五月人形と、若かりし頃のわたしに嫁入り道具として伯父が買ってくれた人形を、やっとやっと並べて飾ることができました。

つい立ての右横は三階専用の小さな冷蔵庫と電子レンジ。三階に住むK用だなんてそんな贅沢な!と旦那は渋い顔でしたが、一階の台所まではやはり遠いと思って。



つい立ての向こう側の物置。とりあえず、旦那の言う通り、高く積まず、両側が良く見えるように置いてみました。



ついでにお客さま&T部屋。manma夫妻訪米には間に合いませんでした。ごめんよ~。



そして……この巨大な黒い袋いっぱいに詰まっているのが、Tが持ち帰ってきた汚れ物の山!これを洗ってもらえると思うヤツの頭ん中はいったい……



あともう一部屋、Kの部屋も写しちゃおうと思いましたが、見事に断られてしまいました。彼の部屋のクローゼットはこの家一番の優れものです。

さあて、これから冬までに、お古のこたつを見つけられるかなあ。

スジャータ考

2009年07月17日 | ひとりごと
先日、ムクゲという木の名前が分かった時の記事に、ハッピーがコメントを寄せてくれました。
そこで、サンスクリット語の響きがいいね、そういえばスジャータもサンスクリット語なんだよと教えてもらい、へぇ~とばかりに再びウィキペディアに直行!

♪スジャ~タ、スジャ~タ♪頭の中にはあのコマーシャルのフレーズがぐるぐるぐるぐる回り続けています。イカレたLPみたいに。


『スジャータ(サンスクリット語及びパーリ語:Sujāhtā, 正確にはスジャーター)は、釈迦が悟る直前に乳がゆを供養し命を救ったという娘である。

釈迦は6年にわたる生死の境を行き来するような激しい苦行を続けたが、苦行のみでは悟りを得ることが出来ないと理解する。
修行を中断し責めやつしすぎた身体を清めるためやっとの思いで付近のネーランジャー川(尼連禅河)に沐浴をした。

スジャータは「もし私が相当な家に嫁ぎ、男子を生むことがあれば、毎年百千金の祭祀(Balikamma)を施さん」とニグローダ樹に祈った。
その望みの通りになったため、祭祀を行っていた。
スジャータの下女はプンナー(PuNNā)樹下に坐していた釈迦を見て、樹神と思い、スジャータに知らせると、彼女は喜んでその場に赴いて釈迦に供養した。
釈迦はスジャータから与えられた乳がゆ(Pāyāsa)を食してネーランジャー川に沐浴した。
心身ともに回復した釈迦は心落ち着かせて近隣の森の大きな菩提樹下に座し、12月8日、遂に叡智を極め悟りを得て仏教が成道した』

スジャータの名前の由来に、まさかお釈迦様が出てくるとは思ってもみませんでした。
釈迦が悟る直前に乳がゆを供養し命を救ったという娘スジャータ→コーヒーフレッシュ→褐色の恋人スジャータ……なんか感動しちゃった。

日本企業の、自社製品の命名については、いろんな楽しいエピソードがあるのを聞いたことがありますが、これはすごいなって思いました。
これを考えついためいらくの社員の方って、いったいどんな人なんだろう。いっぱい会議をして、他の人達も加わって、決まっていったのかしらん?
テレビから「スジャ~タ、スジャ~タ」って聞こえてくるたびに、まるで我が子のことのように嬉しくなるんだろうなあ。